お墓って施主が自由にデザインしていいって知ってました?

 

2021年に建てた実家のお墓をもとに

オーダーメイドの祈りの形についてご紹介します。

 

まずは墓地探し

昨年、父が80歳になるということで

お墓どうする〜って話から墓地巡りが始まりました。

 

子ども世代(つまり私たち姉妹)は

全員結婚して跡を継ぐ人もいないから

樹木葬でいいんじゃない?という母。

 

いやいや、ちゃんとしたお墓を建てたいという父。

 

墓地選びは難航・・・

 

 

樹木葬とは、中心に植えてある樹木の周りに

1体ずつお骨を埋葬する方法。

 

骨壺がなく袋に入れて土に還すというものや

細長い骨壺にお骨を砕いて入れるところもあります。

 

故人の名前が彫られた小さな金属のプレートが目印。

 

 

 

近年人気なんですよね、樹木葬。

 

墓石を建てるよりお安いし管理も楽だから。

 

 

 

ある日、樹木葬で有名な墓地を見学に行ったときのこと。

 

樹木葬の周りを囲ってる花壇の縁に

ネームプレートがはめ込まれていていました。

 

その花壇の縁と歩道の高さがあまり変わらず

父が踏みそうになっちゃってね。

 

それを見た母

一転、プレートの樹木葬は嫌だと言いだし

墓石ありで探し直すことになりました。

 

 

準樹木葬っていうか

樹木の周りに納骨するけど

上に板状の石をかぶせてあるのがあって

 

それがいいかね〜

なんて場所選びで悩んでいた最中・・・

 

 

母が急逝!

 

慌ててお墓を決めることに…

 

 

元々、家族が住んでいる場所がバラバラだから

集まりやすい場所でと考えていたのだけれど

 

お参りしやすくいつでも母を感じられるようにと

最終的に妹の家近くの墓地に決定。

 

お墓の彫刻はどうする?

 

墓地巡りでは、いわゆる「〇〇家」という
家名だけが入っているお墓や

「ありがとう」「愛」などの

文字を彫っているものも多く見かけました。

 

知ってました?

 

お墓のデザインって施主が自由に彫刻や図案を選んでいいってこと。

 

最近は洋型のお墓が増えていることもあり

自由にデザインできることを知り

悲しみの中、それでも自分たちらしい

お墓のデザインにしたい

 

また、お墓参りを楽しくしたいと

私が似顔絵を描くことになりました。

 

 

洋型というのは土台が大きく

正方形に近い形の石が上に乗ってます。

 

いわゆる日本で昔からよく見る

縦長のお墓の形は和型といいます。

 

 

さっそくシンプルなお墓のイメージで
両親と愛犬の似顔絵を描いていきます。

 

テーマは『かわいい肖像画』

 

 

お墓を額縁に見立ててデザインしました。

 

レイアウトを決めたら、次は石選び。

 

いいなぁと思う石はやっぱり高いんですよねぇ。

 

なので価格の安いものから

ちょっと高めのものまで

石別にイメージ画を作って検討。

 

 

実際にお墓に建てた時の雰囲気も知りたいと
現地の写真に合成。

 

結局、当初の予算より高くなっちゃったけど

みんなが気に入る石と似顔絵の彫刻デザインに決まりました。

 

出来上がった墓石のデザインに感動

 

オーダー後1〜2ヶ月ほどで完成した墓石は

まさにイメージ画通りで、すでに馴染みある見た目。

 

 

何度見てもいいね〜って三姉妹で自画自賛です 笑

 

お墓参りに行くと

墓石に彫られた母の似顔絵に自然と話しかけてます。

 

似顔絵に癒される

 

のんびり決めようとしていた実家のお墓。

 

母の急死で時期は早まったけど

それでも納骨まで1年かけて

納得いくものができたのはすごくよかったです。

 

文字だけより親密度が高くなり

写真より心が安らぐ

似顔絵の力に癒されてます。

 

 

 

お墓の彫刻デザインには色や形に制限がなく

自由にデザインしていいなんて

 

こんなことがなければ知らなかった。

 

(ちなみに実家のお墓は彫ったところにシルバーを塗ってます)

 

 

故人が好きだったイメージを彫刻するのもありだし

家族の思い入れのあるデザインにするのもいい。

 

また愛犬、愛猫の似顔絵を墓石に彫るのも

守ってくれてるように感じていいと思います。

 

オーダーメイドの祈りの形に似顔絵という選択

 

今回、調べていく中で

「生きてるうちにお墓を作ると長生きする」

なんてお話も見かけました。

 

それなら自分が気に入ったお墓が作れるから

終活の一環として作るのもアリですよね。

 

 

洋型や石のプレートなら似顔絵を入れることで

会いにいくという感覚が得られます。

 

もし似顔絵の彫刻デザインを考えてみたい

愛犬、愛猫のお墓に似顔絵を入れたい

 

 

そんな想いを感じた方がいましたら下記からご相談ください。

 

 

また、あなたの周りの方で同じような想いの方がいましたら
この記事をご紹介してくださいね。