アーティストコラボが豊作
この秋、ファッション界を賑わすのが、さまざまなアーティストとコラボレーションしたアイテムだ。なかでも、サカイやヒューマン メイドとのタッグなど、現代アーティスト・KAWS（カウズ）に人気が集中している。新たにデリバリーされるアイテムの中で、刺激的なアートワークを施したコム デ ギャルソン・シャツとのコラボは見逃せない。ほかにもアークテリクスの新たなファッションラインやセレクトショップの別注など、旬な話題を集めた。
COMME des GARÇONS SHIRT×KAWS
今季のコム デ ギャルソン・シャツの大きなトピックスは、アーティスト・KAWSとの初のコラボレーションだ。おなじみのキャラクター「コンパニオン」や今回のために描き下ろしたブランドロゴをシャツに大胆にレイアウトした。ポップな総柄でも、小さめの襟にほどよいワイドシルエットで上品に着られる。身にまとうだけで特別な高揚感を得られる1枚。
THE CLASIK×LAND OF TOMORROW
2インプリーツ&ベルトレスの腰元を備えたグルカタイプのトラウザーズ。腰まわりからシャープにテーパードし、正面はすっきりと、横からはワイドに見えるように工夫されている。生地にはかつてエディ・スリマンがトレンチコートを作るためにドーメル社にオーダーしたファブリックを使用し、美しいドレープを楽しめる。
SYSTEM_A
アークテリクスがファッション要素を強めた新ライン、SYSTEM_Aをローンチした。ブランドを象徴するこちらのアウターは、クリーンなホワイトが好印象。素材に軽量なGORE-TEX ® C-KNIT™を使用し、ロング丈でもすっきりと着られる。ファスナーや袖口、ロゴの配置に至るまで、通常のラインにはないスタイリッシュなディテールに注目だ。
NICENESS
1940年代のイギリス空挺部隊のユニフォーム「デニソンスモック」とアメリカ陸軍のフィールドジャケット「M43」の、それぞれのデザインを掛け合わせて迫力のあるテキスタイルで仕上げた。特筆すべきは、イギリス軍のカモフラージュパターンであるDPM迷彩をモチーフにしたグラフィカルなオリジナルカモフラージュだ。職人によって手描き染色された柄によって、ヴィンテージさながらの存在感を放つ。
Bourrienne Paris X
フランスの白シャツ専業ブランド、ブリエンヌ パリ・ディスの魅力はディテールにある。ギャザーやプリーツなどの古典的なモチーフが随所に用いられ、着用するとシルエットの面白さが際立つ。今季の新作は、ベルギーリネンで仕立てたスキッパーシャツ。ヒップを覆う着丈、裾の脇を丸めたラウンドカットは、タックインでもタックアウトでも、両方のスタイルにあう。
NEEDLES
快適な履き心地と上品さがポイントとなる今季のシューズ選び。ニードルズでは、その条件を満たすスリッポンやサボシューズを豊富に展開している。クラシックをベースに、ニードルズらしいエッジを加えたデザインがシブい。装いに軽やかさをプラスするブラウン系のカラーがおすすめ。
POLO RALPH LAUREN
柔らかいキャンバス地のカジュアルなデイパック。開けやすくするレザーの引き手が、アクセントを効かせる。内側にはラップトップのコンパートメントを完備。背中には薄手のクッションが入っており背負いやすい。小ぶりの “ポニーロゴ”の刺しゅうがポイントだ。
写真・高橋絵里奈 スタイリング・飯垣祥太 文・羽賀まり奈
