2018年6月に登場した現行フォレスターは、初代から数えて第5世代になる。今回の大幅改良でエクステリアがアップデートされ、先進安全装備が拡充された。
新世代スバルのデザインコンセプトとされる「BOLDER」(より大胆に、の意味)の考え方に基づき、フロントまわりはヘッドライトやグリル、バンパーなどが、より主張の強いデザインになった。足まわりは、「しなやかさとスポーティさを高次元で両立した」(報道資料)とうたう。アルミホイールは新デザイン。内装には、とくに大きな変更はない。
エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッド仕様の「e-BOXER」には、新しい変速制御システムである「e-アクティブシフトコントロール」が搭載され、「SI-DRIVE」でのスポーツモード選択時の走りがよりスポーティになったという。具体的には、コーナー進入時、アクセルやブレーキの操作状況などからスポーティな走行と車両が判断した場合に、この制御が始まる。無用なシフトアップを避け、パワーバンドにあるエンジン回転数をキープしたまま旋回に入り、コーナー脱出時にはモーターアシストを作動させて、より力強い加速をもたらす、という。