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小飼弾の論弾 #243 「世界の重大リスクになったロシアとAI、2023年に期待できる明るいニュースは?」
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小飼弾の論弾 #243 「世界の重大リスクになったロシアとAI、2023年に期待できる明るいニュースは?」

2023-01-17 07:00

     「小飼弾の論弾」で進行を務める、編集者の山路達也です。
     無料公開部分の生配信およびアーカイブ公開はニコ生・ニコ動のほか、YouTube Liveでも行っておりますので、よろしければこちらもぜひチャンネル登録をお願いいたします!

     今回は、2023年01月10日(火)配信のテキストをお届けします。

     次回は、2023年01月24日(火)20:00の配信です。

     お楽しみに!

    2022/01/10配信のハイライト

    • しまなみ海道と「年末年始のアニメや漫画、映画」
    • 「コロナで1年に15万人が亡くなるペース」と「脳血液関門とブレインフォグ」
    • お勧めの「Web3本」と「ブロックチェーンはすごい見所がある技術」
    • 世界の10大リスクのフェイクニュースと「だれが言ったか」
    • 「AIの発展とデバッガ」と人類も捨てたものではない「オゾンホール回復」

    しまなみ海道と「年末年始のアニメや漫画、映画」

    山路:はじめての、今年最初の番組なんですけど、年末年始弾さん、なにして過ごしました?

    小飼:山路さんがすごいところに出てたというのか、出してたみたいですね、

    山路:これ?これ映んのかな(笑)? いちおうね、じゃ、こっちのほうで見たほうがいいかな。これ、ディスプレイに映したよ(笑)。

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    スタッフ:あ、これですか?

    山路:そうそう。テレビに映したよ。

    小飼:そうそう。

    山路:腎臓というか、尿路に入っとった結石が12月30日に出まして、

    小飼:すごい、ほんとに年の瀬に出たという、

    山路:長径8ミリの石が(笑)、

    小飼:なんかもう、それ聞いただけちょっと、

    山路:今回、そんなに七転八倒するような痛いことはなくって、

    小飼:何度もやってるって聞いて、びっくりした、

    山路:4回目かな、4回目か5回目か、もうなんか体質ですよね、はっきり言って。それは医者にもそう言われてるんで、もう食うもん変えても、運動をもっとしても、それでもあんまり関係ないからとりあえず薬飲めっていう、

    小飼:いや、山路さん人間でよかったね、

    山路:どういうこと(笑)、

    小飼:これがアコヤ貝とかだったら、大変だよ、真珠育てさせられてる、

    山路:ああ(笑)、それは大変だけれども、人間だから、というか、それで換金できるかもしれないしね、

    小飼:いや、でも何度もできちゃうものなのか、

    山路:え、1回もなったことないですか?

    小飼:僕は1度もないな。

    山路:へええ。

    小飼:痛風とかもないし。

    山路:ほおお、それはすごいラッキーでしたね(笑)。でもほんとに、厄は去年で落とせた感があって(笑)。

    小飼:そのころ僕はなにをしてたかっていうと、妻と四国というのか、メインはチャリで瀬戸内海を渡るという、

    山路:しまなみ海道でしたっけ、

    小飼:そうです、を、南下するコースで尾道を出発して。いくつも橋を渡って。で、多々羅大橋を渡った島で、あれは大三島って読むのかな、で一泊して、今治のほうに行ったんですけれども。実はですね、ケツがもたなかったですね。

    山路:自転車の(笑)、

    小飼:チャリの、

    山路:座席に、

    小飼:75キロって全行程が75キロぐらいで、それ自体はぜんぜん大したことないんですけれども。しまなみ海道ですから、当然橋を渡るわけで、橋を渡るときに、どこも70メートルぐらい登るんですよね。

    山路:あ、高低差で、

    小飼:そうです。チャリで70メーター登るために、どこもかしこもちゃんと、自転車専用というのか、厳密には原付自転車とかも通るんですけれども、3パーセントの勾配で1キロ以上ある道というのがあって、それをえっちらおっちら漕ぐのがすごい大変なんですよ、だから、そこでケツを痛める、

    山路:電動アシストにしようという気にはならなかったんですか、

    小飼:そういう人、けっこういますね。なんですけれども、普通に借りれるチャリというのは、いわゆるクロスバイクというやつで、だから前が3段ぐらいで、後ろが8段ぐらいでけっこういくと思うんですよ、

    山路:そうなんだ、

    小飼:けっこう軽かったし。それだと電動でなくても、まぁなんとか登っていける。電動だったら楽だったんですけど。でも一ついいのは、どの島にもレンタルdepotがあって、途中で返しても、乗り捨てオッケーなんですよ。

    山路:電動はできない?

    小飼:電動できない。

    山路:電動はできないのか。

    小飼:はい。電動であれば、もう最初から往復する覚悟がいる、往復です。乗り捨て不可なんで。

    山路:ゴールというか、片方のとこ行ってもダメなんだ、そうなんだ(笑)、それキツいな、

    小飼:ママチャリ型の電チャリだけではなくて、ちゃんとスポーツタイプのいいバイクも予約すれば借りれる。し、じつはそのしまなみ海道のレンタサイクルというのは、なんていうか第3セクターみたいなところがやってるんですけど、それ以外にもGiantっていう、けっこう有名な、

    山路:台湾のメーカーの、

    小飼:そう、台湾のメーカーのレンタルも、尾道というより、要は両端にはあって、だからたぶんそこで電チャリを借りると往復ぐらいはできるんじゃないかと。

    山路:そっか、でも必ず往復ってなると、けっこうキツいな、それは(笑)。

    小飼:体力に自信があれば一日でも行けますね、一日でも、一日で渡りきることはできるけど、往復はちょっとキツいかな。

    山路:いや、その高低差があるやつを何回もあるんですよね?

    小飼:何回もあります、橋の数だけあります。

    山路:それ75キロはちょっとさすがにキツいな。

    小飼:でも爽快でしたね。

    小飼:だから山路さんは尿道が痛くて、僕はケツが痛かったという。

    山路:いい感じにオチましたね(笑)。

    小飼:この辺が痛い年末だったというわけですね。偶然にも。

    山路:しまなみ海道のあたり、観光とかはいかがでした?

    小飼:は、良かったですよ。すごいキラキラした、なんとか寺とか、そういうものはあんまないんですけれども、宿もきれいでしたし。

    山路:飯うまそうですよ、

    小飼:飯うまかった、飯うまかったな。

    山路:淡路島も、

    小飼:それは渡ってから行きましたね。車で、そっちはもう車でビューンでしたね。

    山路:でもしまなみ海道は本当そのうち行きたいと思ってるところなんで、

    小飼:すごいお勧めです。

    山路:天気よかったのはよかったですね。

    小飼:そこですね。あれちょっと、雨降ったりするとキツいですし、風が吹くとキツいどころか渡れなくなりますから。

    山路:なかなか難しいな。私は沖縄のほうでちょっと年始から、気楽なぼーっと、

    小飼:(コメントを見ながら)しかも今に限って、来年の春まで、本来であればチャリも有料なんですけど、無料なんですよ、どの橋も、

    山路:え、チャリが無料?

    小飼:チャリ無料。原付は50円払うのかな。

    山路:バイクで行ってる人けっこう、

    小飼:けっこういました、もう既にして、もうインバウンド来始めてるな状態でしたね。

    山路:へええ。いやいや、でもまあそれは楽しかったですね。

    小飼:英語を話してる親子に追い抜かれたり、追い抜いたり、すれ違ったりというイベントがありましたね。

    山路:私はなんか沖縄のほう行って、ホテルでマンガ読んだりとか動画を見たりとかダラダラしてたんですけど、

    小飼:石はどこで、

    山路:石は東京で出しました(笑)。それは厄は落としてから行きましたけどね。なんか、弾さん、マンガ見たりとかアニメとか、

    小飼:Gotoなんちゃらとかっていうのは、

    山路:ぜんぜん関係ないですね。年末年始は使えない。

    小飼:僕もぜんぜん関係ないかと思ったんですけれども、広島県のほうが、尾道はかなり、え、いいのっていうぐらい、なんか広島県のおごりで夕食食べて、みたいな。酒ももらってという、計1万円分ぐらいの商品券が出ました、

    山路:なんかそれはえらい太っ腹ですね(笑)、

    小飼:えらい太っ腹でしたね、広島県ごちそうさまでした。

    山路:しまなみ海道の宣伝を。

    小飼:尾道いいところです。

    山路:なんか年末年始、見たもの、映画とかなんか、マンガとか。

    小飼:年末年始になって、やっぱり、(手を振り下ろすジェスチャーをしながら)「やめなさい」、

    山路:これ、いちおうリンク出しとくか(笑)。

    小飼:ネタバレはやめなさい(笑)。いや、笑っていいのだろうか、そこは。やっぱそれがやっぱ一番デカいかな。

    山路:あれ(『水星の魔女』第12話)はしかし、あの状態で4月の第2シーズンまで待たされるという、なかなかキツいものがありますよね。

    小飼:いや、でも、こう言うのもなんだけど、ファーストガンダムの頃もそうだし、伝統的に『ガンダム』って1年やってたじゃん。4クールぐらいある、50話ぐらいあるじゃん。なげえよ、

    山路:ただなんて言うか、今のコンテンツ、アニメコンテンツの作り込み具合ってなんかもう、もう狂気じゃないですか、

    小飼:そうそう、狂気だよ、

    山路:一昔前の劇場大作みたいなやつを毎週やってるじゃないですか、

    小飼:そうそうそう、

    山路:そりゃ死んじゃうし、『異世界おじさん』の最終話はいつまでたっても放映されないし、

    小飼:だから最近は途中で「諸般の事情によりストップしました」っていうのに対しては寛大になったね。『HUNTER×HUNTER』もまた休載してるみたいだし。だから休めるときは本当に休んでくださいという。

    山路:あの『ゴールデンカムイ』のアニメなんて、一人、スタジオの主力の方が亡くなられて、もうそれで4期が全部止まっちゃったっていう、それは体制に根本的に問題がないかとも思うんだけども。あ、そうだ、あと『ポプテピピック』これはちょっと年末年始じゃないんですけど、『ポプテピピック』もけっこう年末年始に話題になりましたよね。

    小飼:独占配信にすべきではなかったよね、少なくとも、ニコ動では流してほしかったよね。ちゃんとネタを拾えるように。けっこうなんか前のやつ以上に元ネタわかんなかった(笑)。

    山路:私、ヘルシェイク矢野やっぱ一番気になっちゃうんですけれども(笑)、それの馬がこうデビューして、これが話題になってたりとか。皆さんヘルシェイク矢野はご存知でしょうかと。

    小飼:やっぱりすごいよね、ヘルシェイクは。

    山路:『ポプテピピック』見たことがないという人も、第2期の7話のこの「ライジングヘルシェイク」は見ておいたほうがいいんじゃないか、

    小飼:(笑)

    山路:いや本当ね、あれだけ見てもすごくないですかね、

    小飼:ね。

    山路:単純に。いや、本当にすごいコンテンツでしたなぁと。あと、私は個人的にこの『ぼっち・ざ・ろっく!』にハマりましたね。

    小飼:ああ、普通に良かったね。でも、いいって、まあ作品自体いいんだけれども、やっぱり実家の経済状態がいいというのが。

    山路:ただあれって、実家が太いからちゃんとギターもあるし、

    小飼:それはもちろん、

    山路:できるっていうのはむしろリアルじゃないですか、

    小飼:もちろん。だから、楽器を習うっていうのは本来とてもお金がかかるものだよ。ギターとかっていうのはむしろ、安価なほうで、

    山路:バイオリンとかになると、クラシック、ハープとか、

    小飼:ピアノだってさ、ちゃんとやりたかったらグランドピアノを置くわけだから。ピアノだけじゃすまないじゃん、もう、もはや不動産問題じゃん。っていうのも、ちゃんと伝わってて良かったよね。極めて健全な家庭なんだよね、後藤家ってさ。

    山路:そうですよね。ていうか、あのお母さんとか、お父さんも、

    小飼:そう、夫婦仲もいいし、姉妹仲もいいし。

    山路:ちゃんとその娘の陰キャっていうことを認めてるじゃないですか。それに関して過干渉しないところもすごいなと。

    小飼:あれくらいじゃ陰キャにはいらないでしょ、昔で言うと、ちょっとネクラぐらい。

    山路:ただ、これって一見すると日常系のアニメのフォーマットで作ってあるんですけど、思った以上にロックだったなと、

    小飼:スレッタよりはよっぽど社交的だと思うよ、ぼっちちゃん。

    山路:やっぱり現状に抗うっていうところで非常にロック的、

    小飼:でも一番リアルだったのは、あのアル中の人だね。アル中になった人。

    山路:ああ、先輩というか、あのベースの人ですよね、廣井さん、

    小飼:何だっけ、

    山路:ですよね、SICKHACKのベーシストの、あれは何て言うかリアルにいるだろうし、おそらく作中でも問題になってくるのではないのかな。彼女のアル中っぷりっていうのが。

    小飼:まあでも、なんか酒や薬で体を壊しちゃうっていうのもさ、これまた典型的なロッカーの人生ではあるよね。

    山路:もう年末年始、『ぼっち・ざ・ろっく!』の最終回、すごい数見ちゃいましたよ。最終回のあの演奏シーンとかね。まぁ是非皆さん、まだ見てないようでしたら『ぼっち・ざ・ろっく!』いいですよと。

    「ぜんぜんボッチじゃねえじゃん」(コメント)

    山路:(笑)マンガとかどうでした、なんか読みました?

    小飼:マンガのほうが先だよね、

    山路:ああ、『ぼっち・ざ・ろっく!』に限らずですけど。

    小飼:けっこう古くて長いやつを読み返してたよな。一番長いやつだと、『バキ』を全部読みなおして、

    山路:あっはっは、

    小飼:なにをやってるんだ俺はみたいな(笑)、

    山路:これはまた、頭の悪そうな年末年始でいいですね(笑)、

    小飼:でしょう?

    山路:意識の低い感じの、

    小飼:いや、ほんとに。でもやっぱり読んだことがあるから、あっという間に終わっちゃうんだよね。

    山路:(笑)

    小飼:やっぱりゆっくり味わって読むようには、やっぱり一度読んでしまった作品というのは読みがたいものがあるね。新規で読んで面白かったって言うと、『シャドーハウス』は面白かったな。面白かったというのか、まだ続いてるんだけども。

    山路:シャドー?

    小飼:『シャドーハウス』という作品が、あ、山路さんぜんぜん知らない?

    山路:知らない。

    小飼:えーとね、アニメ2期までやってるね、たしか。

    山路:『シャドーハウス』。

    小飼:こういう表現のやり方があるのかっていうのが、っていうのも、昔の、20年ぐらいの前のOS Xに成り立てのMacのUIって凄いカラフルだったじゃん。で、アルファチャンネルをバンバン使って、要は透明感とか出して。ところが徐々に徐々に、UIの部分っていうのはモノクロになってったじゃん、逆に。

    山路:そうですね。なんかこう平面的というか、

    小飼:カラー版もあるんだけれども、その『シャドーハウス』は。

    山路:え? カラー版、これですよね? 今、

    小飼:そうそうそう、それ、カラー版もあるんだけれども、ところが肝心の人物が真っ黒け、そう。

    山路:へええ、ほうほう、

    小飼:モノクロームだという、久しぶり面白い、

    山路:あ、本当。これは今配信してる?

    スタッフ:アニメは2期まで今やってます、漫画は、

    小飼:漫画はまだ連載が続いてる。

    山路:読んでみます。私は、『らーめん才遊記』とか読み返しちゃいました。

    小飼:あはははは。これまた脳みそあんまり使わない(笑)、

    スタッフ:奇遇ですね、私もコンビニコミック版あるんで、読んじゃいましたよ、『らーめん才遊記』、

    山路:『ラーメン発見伝』のラストあたりの泣ける展開から『らーめん才遊記』、『らーめん再遊記』を読み返してしまうという、

    小飼:そういえば、最近あんまりグルメものは読んでないな。

    山路:まあ本当に、脳を休めた年末年始ではありましたね。

    小飼:それは良かった。

    山路:あ、そうだ、映画で、私、『THE FIRST SLAM DUNK』観て、かなり良かったなと。

    小飼:ああ。いや、でもなんか主人公がいつの間に宮城になっているという(笑)、っていうのか、まあでも確かにあの話は宮城が主人公になってもおかしくはないのかなという。

    山路:2時間できっちり起承転結つけてやろうと思うと、桜木よりは作りやすいのかな。あんなふうにマンガをアニメ化できるんだなって思いましたよ。

    小飼:ああいうふうにちゃんと、あれ、ちゃんとモーションキャプチャーで動かしといた3Dの絵をなぞって、

    山路:更になぞったやつを井上雄彦さんがいちいち全部見て(笑)、絵の修正を入れたという、

    小飼:それでやっと一試合だもんね。いやー。

    山路:本当にリアルタイムに試合を追体験してるみたいな臨場感があって。これは、これからスポーツアニメ作るやつ大変だなと思って、みんな(『THE FIRST SLAM DUNK』と)比べられるんだろうだなと、

    小飼:モーションキャプチャーってあんまり宣伝してなかったよね、宣伝してなかったけども、けっこう入ってますよね、

    山路:なんかけっこうヒットしてるっていう話ですけどね。

    小飼:妻と見に行ったな。

    山路:事前情報とかもぜんぜん出してなかったと思ったんだけど。『アバター』はどうでした、

    小飼:ぜんぜん見てない(笑)、ごめん、そういえば、あったわ。いや、その前の作品は、うん、いやこれだけすごい絵をこれだけつまんない脚本で見せて、やっぱり映画というのは絵だよな、だから脚本がどんなにsloppyでもね、もう絵が映えれば何とかなっちゃうもんだなっていう、

    山路:たぶん、今回の『ザ・ウェイブ・オブ・ウォーター』もたぶん同じ感想だと思いますよ(笑)、

    小飼:そうなんだ、

    山路:ただ本当に、見た後、もう体ふやけるんじゃないかと思うほど海に入ってた感覚はありましたね。

    小飼:ほー。

    山路:いや、もう本当サンゴ礁の海でずっと浸かってたわ、みたいな記憶になる感じで。

    小飼:山路さん、沖縄行ってたんだよね。

    山路:沖縄ではダイビングは、今回してないですけどね。ぜんぜん海には入ってないですけど(笑)。本当にただ、映像への挑戦というのは、もうやっぱキャメロンすごいわっていうのは、普通に思いましたけどね。

    「アバターもえくぼ」(コメント)

    小飼:あれだ、すごい、前の『アバター』は2010年なのね。で、ちゃんとtwilogに記録が残ってましたね。物語の奥行きナンバーワン、物語の奥行きのなさナンバーワン、あ、映像の奥行きナンバーワン、物語の奥行きのなさナンバーワンという感想をつぶやいてますね(笑)。

    山路:たぶんそれ、また今回リツイートすることになるんじゃないかとは思うけど(笑)、いや、でも本当に見て損はないものだったなと思いましたよ。

    小飼:まぁでも、わざわざ川崎のIMAXまで見に行ったのは覚えてる。妻と。

    山路:ほんとあれはIMAXで見ないと、意味がないとまでは言わないけど、IMAXで見たほうがいいですよと。本当、なんか去年見た映画では『RRR』があまりにも印象深かったんで、

    小飼:うん、あれはいい、

    山路:なんかもう頭の中が全部カレー味になってしまった感じはあるんですけど、ただ、

    小飼:いやもう、どんな踊りを見てもナートゥになっちゃうんだよね、あれ見ちゃうと、

    山路:(笑)でも『THE FIRST SLAM DUNK』とか、ほかにもいいのがあった。

    「弾さんは捕鯨についてどう思ってるの」(コメント)

    小飼:そうね、もはや必要ではなくなったよね。捕鯨があってもなくても、世界の人が、捕鯨国であれば、特に日本人が飢えるということはなくなったよね。捕鯨が盛んだった頃っていうのは、もう本当に重要なタンパク源で、給食とかにも出てたわけですよね。そういったことはもはやないわけですよ。だから、今や捕鯨国の捕鯨というのはもう意地なんですよね。

    山路:この去年のニュースですけど、IWCから日本が抜けたかなんか、抜けたんですよね、

    小飼:でもIWCの略は何かって言うと、International Whaling、えーとなんだっけ、

    山路:Commitieか(※編注:IWCは、International Whaling Commissionの略)、

    小飼:whaleじゃなくてwhalingなんですよね、獲るほうなんですよね。獲るほうなのに、捕鯨を禁止してるっていう、まず名前を変えるところからじゃないのかという(笑)。あと国であれば参加できるんですよね、内陸国でも。だからそれもちょっとおかしいんじゃないかという。あとあれかな、捕鯨を認めているというのか、それでIWCから抜けちゃったのはノルウェーだったか、

    山路:それでIWCの財政的なもんがあんまりもう、なんか続けらんねえんじゃねえのみたいな(笑)ニュースも出てましたよね、なんか捕鯨に反対する国の資金を提供してたみたいな(笑)、

    小飼:でもよくある話ですよね、この手のものでは。

    山路:なんていうか、捕鯨自体が議題にならなくなってきたみたいな感じはあるのかもなあ、結局。

    小飼:ただ今日本が続けてるというのは、もう意地以外の何者でもないですよね。だから、そこに食料安保だとか(笑)、そういったものというのはもうもはやない。

    「鯨の竜田揚げは給食にあった昭和の子供です」(コメント)

    山路:ありましたね。鯨の竜田揚げ、なんかあんまりいい肉使ってなくて、本当に噛み切れなかったんだよな。

    小飼:竜田揚げでなくて、料理屋で時々出るやつとかっていうのは、確かにこれはうまいな、これが食えなくなるっていうのはどうかなっていうのはあるけれども。いや、でも食べ物としてのクジラ肉とウナギとどっちが後世に残すべきかって言ったら、やっぱりウナギだもんな。そうなってしまうわな。

    「ベーコンは脂っこかった」(コメント)

    山路:なんか懐かしい昭和のオヤジだけがわかる話が(笑)。

    小飼:だから、捕鯨で意地を張ることによって、他の漁業に関する発言力っていうのを損なっちゃってるんじゃないかっていう考えは、いや、ただでさえ日本って劣等生なんですよ、漁業一般においては。

    山路:ノルマというか、もうぜんぜん守れてないし。

    小飼:そうなんですよ、だから禁漁もろくに設定できてないし。そこはほんとにノルウェーの爪の垢を飲んで欲しいんだけれどもっていう。

    山路:コメントで「うなぎだな」と(笑)、さっきの話ですね。

    小飼:いや、だからちゃんと食えるようになるまではモラトリアムやってもいいと思うんですけどもね。

    「コロナで1年に15万人が亡くなるペース」と「脳血液関門とブレインフォグ」

    「もっと日本が貧しくなったら省みられるのかな」(コメント)

    小飼:うーん、その可能性はなきにしもあらずだけれども。でも今の日本よりも遥かに貧乏な国でも、クジラの肉食おうってなってないところから見ても、その可能性は薄いかなとは思う。

    山路:なんていうか大変じゃないですか、その技術の継承もあるし、

    小飼:ほかの魚は人気が出てる、他の魚がいっぱい人気が出てる。もはや寿司というのは日本人の専売特許じゃないし。

    小飼:中国人ですら食わないんだよな。食わないというのか、メニューには載せてないんだよね、クジラ。で、コロナ、どっちも生物の話だけど、

    山路:これ、じゃあコロナなんですけど、コロナ今回、第8波すごくないですか、

    小飼:国内コロナ死者数、あっ、って言ってるけれども、最近コンスタントに400人超えてますよね。

    山路:その割にはみんななんか危機感あんまりなくないですか、

    小飼:1月のど頭まで、毎日400人亡くなるっていうことは、1年に換算すると15万人ぐらいになるんですよ(笑)。

    山路:まぁずっと同じ数が1年続くかどうかはわかんないですけどもね。

    小飼:もっと増える可能性があるわけですよね。累積の感染者が今4人に1人でしたっけ。

    山路:ああ、これまでにかかったことがある人ってことね、

    小飼:ざっくりコンマ5パーセント、いやでもこれはインフルエンザの当たり年でも5万人から6万人って言われてるので。この調子で更に400人が500人になったりすると、20万人とかになって、去年亡くなった日本人っていうのは140万ちょっとだったんじゃない、142万だったっけな。要は10人に1人以上がCOVIDで亡くなるっていうことなんですよね。このペースだと。えらい、それはけっこうえらいこっちゃでしょ。

    「死亡時に陽性だった人の数じゃなくて、本当にコロナが死因の人の数を知りたい」(コメント)

    小飼:いや、まあでも死亡時に陽性で、かつ呼吸器系の疾患があったら、もうそれはCOVIDって見なしちゃっていいですよ。他の合併症があったとして、たとえばダブル感染とかっていうのがあったとしても、それはCOVIDと数えていいですよ。だから、そこはたぶんあんまり外れない。そう、今のところ、去年の統計ですら日本人の平均寿命って上がったんですよね、微増であるけども上がって、僕もちょっとびっくりした。全世界で下がったのに。

    山路:あれ、北米だけじゃなかったんでしたっけ、

    小飼:北米だけじゃないです。全世界で下がりました。

    山路:北米が極端に下がっただけで、

    小飼:だから、けっこうシリアスです、そうやって考えると、人類滅亡とか、そういうのには及ばないけれども。いや、本当によね、ウクライナで戦争してる場合じゃねえだろうという。

    山路:これしかし、こんだけ死んでるわりにはあんまりみんな、

    小飼:麻痺ちゃってるよね、

    山路:私、去年よりもぜんぜん怖いなと思うんですけど。帰省とか、まぁ実家の親に会うのって、さすがに今年は控えたほうがいいんじゃないのって思っちゃったんですけど。

    小飼:いやまぁ僕も、夫婦で旅行行っちゃったけれども。いや、だけれどもそれで防げるのかなっていうとなあ。

    山路:どうしようもないってことですか?

    小飼:どうしようもないというわけではないし、それは対策すると言えば、引きこもっちゃうのも簡単になったからね、今や。通販はもう充実してるし、今のところはパンデミックのおかげで流通が止まるとかっていうのはないじゃん。コンサートとかそういうものっていうのは、ひょいひょい止まるし、ね、アニメとかですら、途中で止まったりするようにはなったけれども、でも少なくともたとえば、Amazonから物買えなくなるとか、楽天注文出せなくなるとかそういうことは出てないから、だから本当に怖い人というのはきちっと引きこもればいいと思いますよ。

    山路:現役世代に関しては、死亡者の割合はずいぶん少ないですけどね。

    小飼:60代から急に上がるみたいなんで。まぁでも他の呼吸器系の疾患もそうなんだけどね、肺炎とかで亡くなるっていうのは、やっぱり。

    山路:で、そのコロナといえば、やっぱり中国の政策転換、

    小飼:中国どうなるのかっていう、他国のことながら、本当に固唾を呑んで見守ってるって言う、政府の統計ってさ、嘘八百もいいところじゃん。ここに来て、古き良き中国をやらなくても、とは思うんだけれども。

    山路:しかも、症状出てても通常勤務可って(笑)、いや、ゼロコロナから振り幅の大きさがちょっと凄すぎやしませんかという。

    小飼:いやぁ、でも本当に、習近平が失脚しかねないよね。まさかパンデミックで躓くとかっていうのはあるでしょ。

    山路:ただ結局、すごく死んだとしても、100万200万死んだとしても、それはもう認めなかったらもうみんなとしては黙るしかないってことなんですかねっていう。葬儀場がてんやわんやにはなるかもしれないけど、

    小飼:でも、中国人ってキレる時はキレる。いや、結局、なんで中華民国が中華人民共和国に置き換えられたかって言ったら、やっぱり農民をブチ切れさせたから、だから。国民党って本当に酷い仕打ちを続けてきたんだよね。じゃあ、その後の共産党がいいかって言ったら、それはそれでまた別なんだけれども、少なくとも、政権を維持できなかった、置き換えられてしまった理由っていうのは、やはり民衆の支持を失ったからっていうのがあるおかげで。やっぱりパンデミックっていうのはそのきっかけにとても良くなるものだから。

     
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