オールブラックの精悍なカレラ!
タグ・ホイヤーはスポーツウォッチ「タグ・ホイヤー カレラ」に、日本限定モデルの「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02 ジャパン ブラックエディション」を追加した。
最大の特徴はブラックを基調とした配色にある。ケースやダイアル、ベゼルはもちろん、時分針やスモールセコンド、クロノグラフ針といった6本すべての針やインデックスまでをブラックで統一することによって、タグ・ホイヤー カレラに精悍さをプラスしている。
オールブラックのダイアルは視認性の面で不安を抱く人もいるかもしれないが、本作のインデックスは立体感があるため通常時での時刻読み取りは問題ない。また通常モデルが採用するシルバーカラーの針やインデックス以上に、ブラックゴールドプレートを施した針とインデックスは強い光源下における光の乱反射も抑えられる。蓄光塗料が塗布されているので、暗所での視認性は申し分ない。
ブラックを全面に押し出したフェイスに対して、裏蓋はグリーンのシースルーバックを採用している点が面白い。明るいグリーンは平安時代から着物に使用されてきた日本の伝統色「萌黄色」をイメージしたものとのこと。ムーブメントを鑑賞する際にしか見えないという控えめなアピールは、日本限定らしい心憎いあしらいだ。
搭載する自動巻きクロノグラフムーブメントは自社で製造を行うCal.ホイヤー02だ。前身となるムーブメントを含めると長い期間開発が進められたホイヤー02は、カレラのオリジナルも採用していた古典的な横3つ目のクロノグラフレイアウトと、約80時間という現代的なロングパワーリザーブを与えることに成功している。昨年、ブランド誕生160周年という節目の年に原点回帰を謳い、モデルチェンジを行なった新型カレラにとってこれ以上ない最適な組み合わせである。