注目の5選
6月上旬に開催されたモンクレールの展示会に『GQ JAPAN』エディターたちが訪れた。毎シーズン豪華なメンバーたちとのコラボなどで話題を呼び続けているモンクレールだが、今回はインラインのアイテムを中心に紹介。人気のアウター以外にも、ユニークなアイテムが多数ラインナップされる。
ゆったりと着たい
「この服はモンクレールらしからぬ意外性がいい。黒ともチャコールグレーともつかないカラーリングで、そこもいい。シルエットはボックスシェイプ、ラペルは細め。1960年代後半のニューヨークで流行ったようなスタイルだけれど、完全なアンコンなので、カチッとした印象はない。みなさんは、こういうジャケットの下にTシャツやカットソーを着るのだろうけど、ぼくはシャツにタイを合わせます。ラペルがナローだから、細身のタイ、または細身ボウタイにします。ボトムスは共地のパンツもいいし、バギーパンツもいい」(鈴木正文、『GQ JAPAN』編集長)
フェードしたピンクが新鮮!
「オーバーダイしたようなピンクが洒脱なダウンジャケットは、正面はシンプルなデザインだけど、袖の切り返しとジップの色使いがツートーンになっているのに加えて、背面のビッグロゴがインパクト抜群。フェードしたような絶妙なピンクには、ブルージーンズにワークブーツやスニーカーを合わせてアメカジっぽく着こなしたい」(高杉賢太郎、ファッション・エディター)
海で輝くために
ぼくは海パンを常にマイカーのトランクに入れています。突然、いつでもリゾートへ行けるように。だが、なかなか行けない。夏がいつもファッション特大号の製作と重なるから、行けて年に1回。だからこの1回をいかに素敵にするかが重要。つまり、いかに素敵な水着で行くのかも重要。今年は、アメリカのヴィンテージジーンズにハマっているから、海でもその気分が引き継げそうな、ネイビーの、いい色落ちに見えなくもないペイズリー柄のスイムウェアが気になったのかもしれません」(森口徳昭、ファッションディレクター)
重ね着を駆使したアウトドアスタイルに
「これまでのモンクレールとは思えない、トレッキングシューズが登場した。シューレースはD管で、切込みの深いラグソールが特徴。ローカットなのに、ラバーのトウガード、ヒールカウンターなどタフな仕様だ。今シーズン、このシューズを着こなすならツイードのロングキルトにスパッツ。縮絨ウールのジャケットとコーディロイのベスト、その上にダウンベストを羽織り、ボマーハットを被るなど、コテコテの重ね着を楽しみたい。ヘビーレイヤードなスタイルでソロキャンプしたくなる、そんなシューズである」(岩田桂視、デジタル副編集長)
アクセントになるバッグ
「ナイロン×ダウンのバッグは、ボリュームたっぷりかつ鮮やかなカラーなのでコーディネートのアクセントとして持ちたい。品のあるレザーバッグよりも、ラフに使えるこういうスタイルのほうが今の気分。やや光沢感があり存在感バツグンなので、無地のフーディにストレートデニムのようなシンプルなスタイルにも映えそうだ。中央に付いたモンクレールのロゴもファンにはたまらないハズ」(近藤玲央名、ジュニア・デジタル・エディター)
文・GQ JAPAN編集部