FASHION

着古すほどにかっこいい──タフに着こなすヘビー・デューティーな服 7選

ストリートからテーラードへと移り変わったトレンドだが、ゆとりのあるビッグシルエット人気は相変わらずだ。今季は動きやすさや機能性、耐久性に特化したヘビー・デューティーなアイテムにも注目だ。
heavy duty コムデギャルソン ESASTFAREEAST SEIL MARSCHALL ワークマン WORKMAN RED WING レッドウィング

ミリタリーやワークウエアを出自とするヘビー・デューティーなアイテムは、トレンドに左右されにくいメンズウエア不変の定番だ。だが今季は質実剛健な素材やディテール、デザインを取り入れたアイテムが数多く登場し、にわかに流行の兆しあり。さらにはデザイン性よりも、より〝本物〟であることを重要視する傾向も強まっている。見るからにタフで男臭く、使い込むほどに味わいを増していくアイテムたちは、多様性を重視する時代においても輝く本質的な価値を備えている。

ドレスウエアのテーラード、ワークウエアのカバーオールという対極的なハイブリッドが楽しめるジャケットは、ファッションとして取り入れるヘビー・デューティーとしても最適な1着。

COMME des GARÇONS JUNYA WATANABE MAN

毎シーズンさまざまな専門性の高いブランドとの協業で楽しませてくれるが、今季フィーチャーしているのがアメリカのワークウエア専業ブランドとしてストリートでも人気のカーハート。テーラードジャケットとカバーオールが融合したようなデザインが新鮮。ジャケット ¥85,000、Tシャツ ¥19,000、パンツ ¥35,000〈すべてCOMME des GARÇONS JUNYA WATANABE MAN/コム デ ギャルソン〉

EASTFAREAST

東東京メイドのタフなスウェット

バルーンシルエットのスウェットシャツは、肉厚なモックネック仕様。数十年着られるくらいのタフな作りがポイントだ。¥18,000〈EASTFAREAST/ブツヨク ストア〉

SEIL MARSCHALL

キャンバス&レザーの大型バックパック

1896年にドイツで創業した老舗による逸品。ヘビーに打ち込んだコットンキャンバスと、ヌメ革のコンビが美しい。¥88,000〈SEIL MARSCHALL/マッハ55リミテッド〉

WORKMAN

プロも認める機能をグッドデザインで

プロユースのワークウエア専門メーカーが手掛ける、安価で高機能な作業着、その名も「純綿カーゴツナギ」。¥3,546〈WORKMAN BEST/ワークマン

cantate

洗練のモールスキンジャケット

上質なギザコットンを使用したモールスキン素材のジャケットは、ノッチドラペルにもなる。ハンティング仕様の肩当てがヘビー・デューティー。¥53,000〈cantate/カルネ〉

RED WING

経年変化が味わえるブラックレザー

1990年代の仕様を再現した、ブラック・クロンダイクのアイリッシュセッター。履き込むと、芯地のブラウンが現れてくる。¥42,900〈RED WING/レッド・ウィング・ジャパン〉

SOUTH2 WEST8

街穿きで映える多機能パンツ

艷やかなポリギャバジン素材のパンツ。ウエストはワンハンドストラップベルトを採用しており、実に機能的。¥25,000〈SOUTH2 WEST8/サウス2 ウエスト8〉

Photos 成田英敏 Hidetoshi Narita(model)
小嶋晋介 Shinsuke Kojima、黒柳悠人 Yuto Kuroyanagi
Styling 飯垣祥大 Shota Iigaki
Hair HORI@BE NATURAL
Words 飴李花 america