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クーリエ・ジャポン

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Text by COURRiER Japon

米空軍退役軍人の男性がアメリカ大陸を横断するチャリティマラソンに挑戦し、約4828キロという距離を2ヵ月をかけて完走した。

この過酷な挑戦に挑んだのは、空軍退役軍人であるジョーダン・ムーンだ。ムーンは米財団「アメリカン・ブレイン・ファンデーション」支援のもと、今回のチャレンジに挑んだ。

9月2日、ムーンはサポートチーム「チーム・アメリカ」とともに、米カリフォルニア州サンフランシスコからマラソンをスタートさせた。42日以内の完走を目標とし、1日約80キロというハイペースで、ゴールを目指して走り続けた。



ムーンは、強く吹き荒れる風や、降り注ぐ雨、寒さや暑さなどにも耐え、ひたすら前に進み続けた。順調に見えていた挑戦だが、カリフォルニア州で発生した大規模な山火事「カルドア・ファイア」の影響を受けルート変更を強いられた。

また、ルート変更後の道で足を負傷する事態に陥ってしまった。それでも休むことはなくほぼ毎日、朝4時半からマラソンをスタートさせ、およそ2ヵ月という月日をかけて、ゴール地点のニューヨーク支庁舎に到着することができた。



ムーンがこのマラソンに挑んだのは「脳疾患の研究」への関心を高めるためだ。現在、6人に1人が脳に関連する病気にかかると言われているなか、ムーンは「今回の挑戦を通じて、脳疾患の研究の重要さを、多くの人に伝えることができてよかった」と話した。

ムーンを支えたチームメンバーのコーリー・クラークは「私たちチームは、目的を果たすため走り続けました」と話し、最後までムーンを励まし、モチベーションの維持を心がけたそうだ。

ムーンはインタビューの最後に「この挑戦は、今年4月に急逝した友人ロブに捧げるものだ」と明かし、こう語った。「私たちは、メンタルヘルスに対する意識を高める活動もしています。なぜなら、どんなに困難な状況にあっても、サポートがあれば乗り越えることができるからです」


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