2023年4月7日更新

【2024最新】ミステリー映画おすすめランキング25!痛快に騙される洋画・邦画の名作揃い

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オリエント急行
©2017Twentieth Century Fox Film Corporation

さまざまなトリックと、絶妙なストーリー展開が冴えわたるミステリー映画。これまでに映画史には数々の傑作ミステリー作品が誕生してきました。 今回はそんな数あるミステリー映画の中から、洋画・邦画合わせたおすすめの25作品をciatr独自のランキングで紹介します。

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これだけは観るべきおすすめミステリー映画TOP5

1位 セブン』(1995年)
2位 怒り』(2016年)
3位 ユージュアル・サスぺクツ』(1995年)
4位 羊たちの沈黙』(1991年)
5位 search/サーチ』(2018年)

1位『セブン』(1995年)

『セブン』ブラッド・ピット
© New Line Cinema/Photofest/zetaimage

7つの大罪をテーマに実行される殺人

ジャンルホラー , ミステリー・サスペンス
キャストブラッド・ピット , モーガン・フリーマン , グウィネス・パルトロー
上映時間126分

退職間近のベテラン刑事サマセットと新人刑事ミルズは、連続猟奇殺人事件の真相解明に奔走。やがてこの事件は、キリスト教の「7つの大罪」をモチーフにしていることが判明します。しかし、捜査を進めるうちに事件は思わぬ展開へと発展して……。

監督を務めたのは鬼才デヴィッド・フィンチャー。彼の代表作には、『ファイト・クラブ』(1997年)や『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(2008年)があります。

ここがおすすめ!

劇中で使用される殺害方法の残虐さが話題となった本作。さまざまな憶測を呼んだラストシーンは映画ファンの間でいまだ議論の対象になるなど、不朽の名作ミステリーとして映画史にその名を刻んでいます。

2位『怒り』(2016年)

『怒り』ポスター
(C)2016 映画「怒り」製作委員会

もつれていく人間と感情

ジャンルヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス
キャスト渡辺謙 , 宮崎あおい , 松山ケンイチ , 妻夫木聡
上映時間142分

八王子の郊外で起きた夫婦惨殺事件。未解決のまま1年が過ぎた頃、房総・東京・沖縄の3つの場所にそれぞれ3人の男が現れます。身元や経歴がはっきりとしない彼らは、疑念の視線を浴びながらも人間関係を形成し、少しずつ周囲と馴染んでいくのでした。

ところが夫婦惨殺事件の容疑者としてモンタージュ写真が公開されたことで、3人を取り巻く関係が次第にゆらいでいき……。

渡辺謙に宮崎あおい、松山ケンイチと日本映画界を代表する豪華キャストが話題を呼んだ本作。日本アカデミー賞ほか日本映画の各賞で主要部門を受賞するなど、2016年の映画界を大きく賑わせました。

ここがおすすめ!

吉田修一による同名小説を、『フラガール』(2006年)や『悪人』(2010年)の李相日監督が映画化。それぞれの人間関係の成長やほころびを丁寧に描くことで、重厚なヒューマンドラマとしての側面も両立した作品となっています。

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3位『ユージュアル・サスぺクツ』(1995年)

『ユージュアル・サスペクツ』
©SPELLING FILMS INTERNATIONAL/All Star Picture Library/Zeta Image

麻薬密輸船の爆発の真相とは……?

ジャンルヒューマンドラマ
キャストガヴリエル・バーン , ケヴィン・スペイシー , ベニチオ・デル・トロ , ケヴィン・ポラック
上映時間105分

カリフォルニアの埠頭で起きた麻薬密輸船の爆発。関税特別捜査官のクイヤンは、1人無傷で生き残った男・ヴァーバルを尋問しました。

彼の自白によると、一連の事件には伝説のギャングが関わっているというのですが……。

ケヴィン・スペイシーの他に、『エクスカリバー』のガヴリエル・バーン、『ボーダーライン』のベニチオ・デル・トロ、コメディー俳優としても活躍するケヴィン・ポラック、『パパとマチルダ』出演のスティーヴン・ボールドウィンが出演しました。

ここがおすすめ!

劇中では事件に関わっていたとされる5人の犯罪集団の行く末と事件の真相解明までの様子が、回想シーンなどを効果的に用いて描かれます。ヴァーバル役のケヴィン・スペイシーは、本作でアカデミー賞助演男優賞を獲得しました。

4位『羊たちの沈黙』(1991年)

『羊たちの沈黙』アンソニー・ホプキンス
© ORION PICTURES/zetaimge

アカデミー賞5部門受賞の傑作ミステリー

ジャンルホラー , ヒューマンドラマ
キャストジョディ・フォスター , アンソニー・ホプキンス , テッド・レヴィン
上映時間118分

連続猟奇殺人事件を担当していた女性FBI訓練生のクラリス。彼女と猟奇殺人犯で元精神科医のハンニバル・レクターが協力し、逃走中の連続殺人事件の犯人である「バッファロー・ビル」を追い詰めるストーリーです。

本作は世界中で高い評価を受け、第64回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演女優賞、主演男優賞、脚色賞の主要5部門を受賞し、名作『カッコーの巣の上で』(1975年)以来の快挙を成し遂げました。

ここがおすすめ!

ベストセラー作家トマス・ハリスの同名小説を原作とする作品。主演をジョディ・フォスターが務め、レクター博士を演じたアンソニー・ホプキンスの怪演も話題となりました。不朽の名作として映画史にその名を刻んでいます。

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5位『search/サーチ』(2018年)

『search/サーチ』ジョン・チョウ
©︎ SONY PICTURES/zetaimage

全てのストーリーがパソコン画面の中で展開

ジャンルホラー , ヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス
キャストジョン・チョー , デブラ・メッシング , ミシェル・ラー
上映時間102分

アニーシュ・チャガンティ監督が27歳の若さで手掛けた新感覚サスペンス。物語の始まりから終わりまで、基本はパソコン上で物語が進んでいくという斬新な手法で多くの注目を集めました。

16歳の娘が突然、行方不明になってしまったシングルファーザーのデビッド。彼は進展のない警察の捜査にしびれを切らし、娘のSNSから情報を得ようとします。

ここがおすすめ!

観客は主人公と同じパソコン画面の情報を見ることで、一緒になって謎解きに挑んでいるようなハラハラドキドキを味わえます。熱い家族愛に感動することもできるため、一般的なミステリー映画が苦手という人にもおすすめ!

6位『真実の行方』(1996年)

『真実の行方』(1996年)エドワード・ノートン、リチャード・ギア
©︎ PARAMOUNT./All Star Picture Library/Zeta Image

カトリック教会の大司教殺しの真相とは

ジャンルホラー , ヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス
キャストリチャード・ギア , ローラ・リニー、エドワード・ノートン
上映時間131分

原作は1993年に発売されたウィリアム・ディールの同名小説。シカゴのカトリック教会で起きた大司教惨殺事件を巡るサスペンスミステリー映画です。

容疑者となった聖歌隊所属の青年アーロンと、彼の弁護人であるマーティン・ベイル、アーロンの罪を突き止めようとする女性検事のジェーン・ベナブルを中心に物語が展開されます。

主演を『コットンクラブ』(1984年)や『プリティ・ウーマン』(1990年)、『シカゴ』(2002年)の名優リチャード・ギアが務め、大きな話題を集めました。

ここがおすすめ!

アーロン役のエドワード・ノートンは、アカデミー賞助演男優賞にノミネート。デビュー作とは思えない堂々とした演技で、一躍演技派俳優の地位を確立しました。連続するどんでん返しと後味の悪さが、なんとも言いがたい余韻を残します。

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7位『アイデンティティー』(2003年)

『アイデンティティー』
©COLUMBIA/All Star Picture Library/Zeta Image

嵐の夜のモーテルで次々と起こる殺人事件

ジャンルホラー , ミステリー・サスペンス
キャストジョン・キューザック , レイ・リオッタ , レベッカ・デモーネイ
上映時間90分

本作は『17才のカルテ』(2000年)などで知られる、ジェームズ・マンゴールドがメガホンを取ったサスペンス・ミステリー映画です。

舞台は嵐のような土砂降りが続く夜。男女11人が山奥のモーテルに閉じ込められてしまい、やがて1人、また1人と何者かに惨殺されます。それと並行して、死刑が確定している大量殺人犯の再審が行われ、2つの出来事は思わぬ形で繋がっていくのですが……。

ここがおすすめ!

主人公のエド役を、映画プロデューサーや脚本家としても活躍する俳優のジョン・キューザックが演じました。劇中で繰り返される残忍な殺人描写と、謎多き事件の裏に隠されていた真実が明らかになるラストのどんでん返しに注目です。

8位『チャイナタウン』(1974年)

『チャイナタウン』
©PARAMOUNT PICTURES/All Star Picture Library/Zeta Image

運命に踊らされる人間たち

ジャンルホラー , ヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス
キャストジャック・ニコルソン , フェイ・ダナウェイ , ジョン・ヒューストン
上映時間131分

舞台は1930年代後半、カルフォルニア州の都市ロサンゼルス。私立探偵のジェイク・ギテスが偶然巻き込まれた水道利権を巡る巨大な陰謀を軸に、運命に翻弄される人々の姿を描いた作品です。

監督は『戦場のピアニスト』(2003年)、『ローズマリーの赤ちゃん』(1969年)で知られるロマン・ポランスキー。『イージー・ライダー』(1970年)で知られるジャック・ニコルソンが主演を務めました。

ここがおすすめ!

本作の題材になったのはカリフォルニア水戦争。当時深刻だったカリフォルニア州の水不足を主軸に、愛憎劇を絡ませた社会派映画です。ジャック・ニコルソンが続投し、続編『黄昏のチャイナタウン』(1990年)も制作されました。

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9位『容疑者Xの献身』(2008年)

ガリレオ 容疑者Xの献身
(C)2008 フジテレビジョン/アミューズ/S・D・P/FNS27社

大人気「ガリレオ」シリーズ第3弾!

ジャンルヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス
キャスト福山雅治 , 柴咲コウ , 北村一輝
上映時間128分

「ガリレオ」こと天才物理学者・湯川学が、難事件を解き明かす人気シリーズの劇場版。原作はベストセラー作家・東野圭吾の推理小説「ガリレオ」シリーズです。

娘と2人でアパート暮らしをしていた花岡靖子は、訪ねてきた元夫を大げんかの末殺害してしまいました。靖子は真実を隠すために、隣人の天才数学者・石神に助けを求め、彼の論理的思考によって警察の目を欺くことに成功。

あと少しのところで事件解決に至らず手を焼いていた警察は、これまで数々の難事件を解決してきた湯川に相談を持ち掛けます。

ここがおすすめ!

湯川学役の福山雅治、湯川と共に捜査を進める女刑事・内海役の柴咲コウなどレギュラー陣に加え、堤真一や松雪泰子がゲスト俳優として出演。特に堤真一の迫真の演技は凄まじく、ラストの慟哭は邦画史に残る名シーンと言えます。

10位『メメント』(2000年)

メメント、ガイ・ピアース
©IFC Films/zetaimage

手がかりとなるのは10分前の記憶と刺青だけ

ジャンルホラー , ミステリー・サスペンス
キャストガイ・ピアース , キャリー=アン・モス , ジョー・パントリアーノ
上映時間113分

妻を何者かに殺された主人公のレナードは、犯人を追い詰める際に負った外傷が原因で、10分間しか記憶が保たない前向性健忘を患いました。

妻を殺した犯人を突き止めるべく、レナードは独自で調査を開始。重要なことは刺青として身体に刻むことで真相究明に挑みますが、次第に現実と正しい記憶がわからなくなっていき……。

本作はインディペンド・スピリット賞で監督賞を獲得。アカデミー賞ではオリジナル脚本賞と編集賞にノミネートされるなど、華々しい結果を残しました。

ここがおすすめ!

監督を務めたのは、のちに『ダークナイト』(2008年)や『インターステラー』(2014年)などのヒット作を次々と生み出したクリストファー・ノーラン。本作の大ヒットをきっかけに監督としてその名を世界中に広めました。

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11位『罪の声』(2020年)

罪の声
©2020 映画「罪の声」製作委員会

昭和最大の未解決事件に翻弄される2人の男

ジャンルミステリー・サスペンス
キャスト小栗旬 , 星野源 , 原菜乃華
上映時間142分

塩田武士の同名小説を、小栗旬と星野源の初共演で映画化した『罪の声』。『いま、会いにゆきます』(2004年)などの土井裕泰監督、ドラマ『MIU404』(2020年)の野木亜紀子脚本で、日本を震かんさせた劇場型犯罪の真相に迫る2人の男の姿が描かれました。

昭和の未解決事件を取材する大日新聞の記者・阿久津英士。彼は事件の関係者である曽根俊也と出会い、「ある目的」のために行動を起こしますが……。

ここがおすすめ!

複数の食品メーカーが脅迫され、毒入りの菓子がばらまかれた実際の事件がモデルになっています。事件に巻き込まれた子どもたちの人生を探るという側面も丁寧に描かれているため、ヒューマンドラマとしても味わい深い作品です。

12位『ゴーン・ガール』(2014年)

ゴーン・ガール
©Twentieth Century Fox Film Corporation/Photofest/zetaimage

失踪した妻はどこに消えたのか

ジャンルホラー , ヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス
キャストベン・アフレック , ロザムンド・パイク , ニール・パトリック・ハリス
上映時間149分

原作は2012年発売のギリアン・フリンによる同名小説。『セブン』などを手掛けたデヴィッド・フィンチャーがメガホンを取り、ベン・アフレック主演で実写映画化しました。

ニックは5回目の結婚記念日の朝、妻のエイミーが失踪していることに気付きます。児童文学のモデルにもなった人物の失踪を受けて、夫の不可解な言動や数々の嘘を取り上げるメディアたち。それにより、ニックは世間から妻殺しの疑念を掛けられますが……。

ここがおすすめ!

原作者自ら脚本を担当し、謎の失踪事件に隠された真実を追ったミステリー映画。ゴールデングローブ賞や英国アカデミー賞の複数部門でノミネートされ、第18回ハリウッド映画賞ではハリウッド・フィルム・アワード(最優秀作品賞)を受賞しました。

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13位『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(2019年)

『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(2019年)アナ・デ・パルマス、ダニエル・クレイグ
© Lionsgate/Photofest/Zeta Image

くせ者の家族がだまし合い

ジャンルコメディ , ミステリー・サスペンス
キャストダニエル・クレイグ , クリス・エヴァンス , アナ・デ・アルマス , クリストファー・プラマー
上映時間130分

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017年)のライアン・ジョンソン監督が、「ミステリーの女王」アガサ・クリスティーに捧げた本格ミステリー映画です。

名探偵ブノワ・ブランが、世界的推理小説家の死亡事件の真相解明に乗り出す物語。推理小説家は誕生日の翌朝、屋敷で喉を切って死んでしまいました。警察は自殺と判断しますが、謎の人物に雇われたという私立探偵が屋敷にやってきて……。

ここがおすすめ!

監督の完全オリジナル脚本で描かれ、アカデミー脚本賞にノミネートされた本作。遺産を虎視眈々と狙う怪しい家族たちを、「MCU」のキャプテン・アメリカ役で知られるクリス・エヴァンスら豪華キャストが演じたことも話題を集めました。

14位『去年の冬、きみと別れ』(2018年)

あなたも必ず騙される

ジャンルミステリー・サスペンス
キャスト岩田剛典 , 斎藤工 , 山本美月
上映時間118分

恋人との結婚を間近に控えた記者の耶雲(やくも)は、1年前に起きた猟奇殺人事件の容疑者である天才カメラマン・木原坂について取材を始めます。しかし、木原坂が仕掛けた罠に陥り、恋人の百合子までも巻き込んでしまうことに。恋人を守るため、奔走する耶雲でしたが……。

本作の主人公で記者の耶雲役を演じるのは岩田剛典。彼は三代目J Soul Brothersのメンバーとして活動し、俳優として映画やドラマでも活躍中です。

さらに事件の容疑者となる謎の天才カメラマンを演じるのは斎藤工。「昼顔」シリーズなどの人気作に相次いで出演している大注目の俳優です。耶雲の恋人・百合子役は、モデルとしても活躍する女優の山本美月が熱演しました。

ここがおすすめ!

原作は2002年に『銃』で新潮新人賞を受賞し華々しいデビューを飾った中村文則の同名小説。その後も『掏摸(スリ)』などのヒット作を世に送り出してきた今最も注目すべき小説家です。

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15位『シャッター アイランド』(2010年)

『シャッターアイランド』(2010年)マーク・ラファロ、レオナルド・ディカプリオ
©︎ PARAMOUNT PICTURES/All Star Picture Library/Zeta Image

精神病院で行われていたマインドコントロールの真相

ジャンルホラー , ヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス
キャストレオナルド・ディカプリオ , マーク・ラファロ , ベン・キングスレー
上映時間138分

デニス・ルヘインによる同名ミステリー小説を原作とする『シャッターアイランド』。連邦保安官のテディ・ダニエルズとチャック・オールら捜査部隊が、孤島に隔離されたアッシュクリフト精神病院を訪れるところから始まるミステリー超大作です。

強制収容されている精神異常者たちを調べるうちに、そこで行われているマインドコントロールの事実が明らかとなり、その実態についてテディたちは調査を開始します。

ここがおすすめ!

レオナルド・ディカプリオ主演、マーティン・スコセッシ監督の最強タッグが実現!レオナルド・ディカプリオの他、マーク・ラファロやベン・キングスレー、ミッシェル・ウィリアムズといった名優たちの好演も必見です。

16位『オリエント急行殺人事件』(2017年)

『オリエント急行殺人事件』(207年)
©20TH CENTURY FOX/NICOLA DOVE/All Star Picture Library/Zeta Image

アガサ・クリスティーの名作小説を映画化

ジャンルヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス
キャストケネス・ブラナー , ペネロペ・クルス , ウィレム・デフォー , ジュディ・デンチ
上映時間114分

1937年にアガサ・クリスティーが発表した小説を実写映画化した作品。私立探偵のエルキュール・ポワロが、乗車していたオリエント急行列車内で殺人事件に遭遇し、事件の真相を暴いていくストーリーです。

乗客全員にアリバイがあり真相解明が難航する中、ポワロは独自の推理力で事件の実態にたどり着きますが、そこには衝撃の真実が待ち受けていて……。

ここがおすすめ!

『オリエント急行殺人事件』は1974年版ほか複数の映像化作品が存在し、サスペンスものの題材として多くのファンに愛されてきました。2017年版は乗客の視点から描かれているのが特徴で、エンターテインメント性の高い演出や美しい映像が人気を博しています。

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17位『ウインド・リバー』(2017年)

『ウインド・リバー』 ジェレミー・レナー
©2016 WIND RIVER PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

人気脚本家がメガホンを取ったクライムミステリー

ジャンルヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス
キャストジェレミー・レナー , エリザベス・オルセン , グラハム・グリーン
上映時間111分

『ウインド・リバー』はアメリカの闇を描き続けてきた、人気脚本家テイラー・シェリダンの監督・脚本で贈るネオ・ウェスタン・ミステリー。『ボーダーライン』(2015年)、『最後の追跡』(2016年)に続いて、アメリカの忘れられた人々を描いた「現代のフロンティア3部作」最終章です。

舞台はワイオミング州ウィンド・リバー・インディアン居留地。魚類野生生物局のハンターとFBIの新人女性捜査官が、レイプ事件の謎に挑みます。

ここがおすすめ!

テイラー・シェリダン監督によると、今なおアメリカ先住民の女性に対する暴力が横行している問題に、より多くの人が目を向けてくれることを願って制作したのだとか。

18位『流浪の月』(2022年)

流浪の月
(c)2022「流浪の月」製作委員会

恋愛ではない感情で結ばれた男女の新しいあり方

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト広瀬すず , 松坂桃李 , 横浜流星
上映時間150分

原作は2020年に本屋大賞を受賞した凪良ゆうの同名小説。李相日監督が監督と脚本を務め、オリジナル要素を追加して実写映画化したヒューマンドラマです。

とある日の夕方、大学生の佐伯文は公園でずぶ濡れになった少女を見かけます。少女は家内更紗と名乗り、引き取られた伯母の家へ帰ることを拒みました。文は彼女を自宅へ連れ帰りますが、2ヶ月後、「ロリコンで凶悪な誘拐犯」として逮捕され……。

それから15年後、偶然再会した2人とその周囲の運命が大きく変わり始めるのでした。

ここがおすすめ!

女児誘拐やDV、デジタルタトゥー(インターネット上の投稿は永遠に消えないこと)などを取り入れ、現代社会へ問題提起した重厚な作品です。横浜流星がDV彼氏役を熱演し、俳優として新境地を開拓したと大きな話題になりました。

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19位『愚行録』(2017年)

『愚行録』
(C)2017『愚行録』製作委員会

本音が見えない現代社会で信じられるものとは?

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト妻夫木聡 , 満島ひかり , 臼田あさ美 , 中村倫也
上映時間120分

主人公の田中は記者として、迷宮入りした一家惨殺事件の真相を暴くために取材を始めます。

しかし一家の関係者への取材を繰り返すうちに浮かび上がってきたのは、予想だにしなかった家族の現実と彼らを取り巻く人々の愚かな真実の数々。誰もが羨む完璧な一家はなぜ殺されなければならなかったのか、彼らを殺したのはだれなのか……。はたして、真相はどこにあるのでしょうか?

ここがおすすめ!

SNSが急速に普及しコミュニケーションが手軽になった反面、本音が見えづらくなりつつある現代社会ならではの問題を題材にした社会派サスペンスミステリー。主演の妻夫木聡のほか、育児放棄の疑いで逮捕された田中の妹・光子役の満島ひかり、臼田あさ美や中村倫也など豪華な顔ぶれがそろいました。

20位『マッチスティック・メン』(2003年)

『マッチスティック・メン』(2003年)ニコラス・ケイジ、アリソン・ローマン
©︎ WARNER BROS/All Star Picture Library/Zeta Image

予測不可能なストーリー

ジャンルコメディ , ホラー , ヒューマンドラマ
キャストニコラス・ケイジ , サム・ロックウェル , アリソン・ローマン
上映時間116分

本作は巨匠リドリー・スコットが手掛けたサスペンス・ミステリー映画。彼は『グラディエーター』(2000年)や『ハンニバル』(2001年)、マッド・デイモン主演の『オデッセイ』(2016年)などで知られています。

主人公は強迫性障害を患う詐欺師のロイ。彼はある日、離婚した妻との間に生まれた娘アンジェラに強請られ、彼女を詐欺師として育てることになるのですが……。

監督のリドリー・スコットはもちろん、スタッフ陣の豪華さも魅力のひとつ。劇中音楽を「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズや『ダークナイト』(2008年)、『インセプション』(2010年)など音楽を担当した、劇伴界の巨匠ハンス・ジマーが手掛けました。

ここがおすすめ!

二転三転と覆される衝撃のストーリーと予測のつかない展開が繰り広げられます。ハリウッドの名物俳優ニコラス・ケイジ演じる不器用なパパっぷりも必見!父娘の歩み寄りに感情移入すればするほど、ラストに胸を締め付けられるでしょう。

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21位『22年目の告白 ―私が殺人犯です―』(2017年)

『22年目の告白 -私が殺人犯です-』
(C)2017 映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会

美しき犯人の罪の全貌とは

ジャンルヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス
キャスト藤原竜也 , 伊藤英明 , 夏帆 , 仲村トオル
上映時間116分

残酷な手法で5人を殺害し、世間を震撼させた連続殺人事件。犯人不明の未解決のまま時効を迎えたある日、身を隠し続けてきた犯人が突然登場します。

困惑と疑念に包まれる中、犯人が語る事件の全貌とは……。犯人の本当の目的とは何だったのでしょうか?

W主演を務める藤原竜也、伊藤英明ら人気俳優が出演しており、彼らの熱演からも目が離せません。

ここがおすすめ!

韓国映画『殺人の告白』(2012年)の日本版リメイクとなる本作。生放送のテレビ番組という、緊迫した雰囲気の中で明かされる犯人の告白と被害者家族の復讐心、息を呑むどんでん返しの展開が観客を作品の世界に引き込みます。

22位『ダ・ヴィンチ・コード』(2006年)

『ダ・ヴィンチ・コード』
©COLUMBIA PICTURES/All Star Picture Library/Zeta Image

レオナルド・ダ・ヴィンチの名画に隠された秘密を暴く

ジャンルミステリー・サスペンス
キャストトム・ハンクス , オドレイ・トトゥ , イアン・マッケラン , ジャン・レノ
上映時間149分

トム・ハンクス主演の人気ミステリー「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズ第1作目。レオナルド・ダ・ヴィンチの名画に隠された暗号を題材に、その解明に奔走する主人公が次々と不可思議な事件に巻き込まれていく過程を描きます。

本作でメガホンを取ったのはロン・ハワード。『アポロ13』(1995年)や『グリンチ』(2000年)、『ビューティフル・マインド』(2001年)など、世界中で愛されるお馴染みの名作を世に送り出してきました。

2018年には『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018年)も手掛けるなど、常にハリウッドの第一線で活躍しています。

ここがおすすめ!

原作はダン・ブラウンによる同名世界的ベストセラー。キリスト教のタブーに踏み込んだ作品であり、複数の国では上映禁止および上映制限措置がとられました。宗教や歴史に対する興味・知識量によって、捉え方が大きく変わるでしょう。

23位『告白』(2010年)

中島哲也監督が描く衝撃の復讐ミステリー

ジャンルホラー , ヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス
キャスト松たか子 , 岡田将生 , 木村佳乃
上映時間106分

原作は湊かなえのベストセラー小説。娘を殺された中学校教員の主人公・森口が、犯人である男子生徒2人を追い詰めていく様を描いた衝撃の復讐ミステリーです。

監督を務めたのは、独特の色彩表現と音楽表現で異色の世界観を映像化し続ける中島哲也。彼の作品の特徴である鮮やかな色彩が封印され、全体的にモノクロームな暗く重量感のある映像と、多種多様なアーティストの楽曲で紡がれています。

ここがおすすめ!

主演の松たか子をはじめ豪華キャスト陣の共演でも話題となった本作。ジャンルレスで衝動的な音楽を活かすことで、作品の根底にある殺人という凶暴性と法では裁き切れない罪に対する虚無感を見事に表現しました。

24位『シャーロック・ホームズ』(2009年)

シャーロック・ホームズ ロバート・ダウニー・Jr ジュード・ロウ
©Warner Bros./Photofest/Zeta Image

ガイ・リッチー監督×ロバート・ダウニー・Jr.

ジャンルミステリー , アクション
キャストロバート・ダウニ―・Jr. , ジュード・ロウ , レイチェル・マクアダムス
上映時間129分

コナン・ドイル作の名作探偵物語『シャーロック・ホームズ』を映画化した作品。変わり者で偏屈な私立探偵のシャーロック・ホームズと、その助手のジョン・ワトソンの名コンビが、イギリスのロンドンを舞台に繰り広げられるさまざまな難事件に挑む姿が描かれています。

主人公のシャーロック・ホームズ役はロバート・ダウニ―・Jr.が熱演。『アイアンマン』(2008年)や「アベンジャーズ」にも出演している実力派俳優です。助手のジョン・ワトソンを演じるのはイギリスのジュード・ロウ。人気俳優の夢の共演が大きな話題となりました。

ここがおすすめ!

本作の監督はガイ・リッチー。彼はアクション映画の名手で、『コードネーム U.N.C.L.E.』(2015年)などで知られています。アクション特有のスピード感と、ミステリー要素抜群のギミック、そしてユーモアもたっぷりな作品に仕上がっています。

25位『鑑定士と顔のない依頼人』(2013年)

ネタバレ厳禁のどんでん返しミステリー

ジャンルヒューマンドラマ , 恋愛
キャストジェフリー・ラッシュ , ジム・スタージェス , シルビア・フークス
上映時間131分

『ニュー・シネマ・パラダイス』(1988年)などヒューマンドラマを得意とするジュゼッペ・トルナトーレ監督が、恋愛ミステリーに挑んだ異色作です。

主人公となる引退間際の美術鑑定士・ヴァージルが、謎の女性クレアから美術品の鑑定依頼を受けたことから、スリリングな展開が始まる本作。ヴァージルは隠し部屋の扉越しにクレアと接するうちに、すっかり彼女の虜になってしまいます。彼を翻弄する美しき依頼人の真意とは一体……?

ここがおすすめ!

ヴァージル役を務めたのは、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズで知られるオスカー俳優・ジェフリー・ラッシュです。華麗な骨董美術品で彩られた伏線が回収され、クライマックスを迎えるストーリー展開は何度観ても飽きません。

映画史に残る名作ミステリー映画の数々

今回はおすすめの名作ミステリー映画を新旧問わずランキング形式で紹介しました。 さまざまなトリックや個性豊かなストーリー展開、予想を裏切るラストシーンなどから、常に多くの人を魅了し続けるミステリー作品。今後も誕生していくであろう名作ミステリー映画にも期待が高まりますね。