FASHION

なりきりヒットパレード──時代を超えて愛されるスターのあのアイテム【後編】

時代を超えて愛されるものはまだまだある。あのスターの物語をいまに伝えるアイテムを、ドンズバでスターが身につけたものから、スターへのオマージュとしてつくられたものまでご紹介。題して、"なりきりヒットパレード"!

パブロ・ピカソ×コヒーレンス

TRIBUTE ITEM コート ¥166,000〈COHÉRENCE/コヒーレンス〉

パブロ・ピカソが着用していたコートからインスピレーションを受けたモデル、ルイス。比翼前立ての形状や、背ヨークと後ろ袖が一体化した"ヨークスリーブ"がその特徴である。素材はスーピマ超長綿を糸染めした高密度ギャバジン。

セルジュ・ゲンズブール×レペット

靴 ¥44,000〈Repetto/ルック ブティック事業部〉

創業者ローズ・レペットが義理の娘ジジ・ジャンメールのためにつくったことからジジと名づけられた1足。このシューズを偏愛したのがセルジュ・ゲンズブールだった。自宅には20足のストックがあったとか。

ラモーンズ×ショット

ジャケット ¥104,000〈Schott/ショット グランド ストア トーキョー〉

ライダースのスタンダードといわれるのがショット─1913年にショット兄弟がニューヨークで創業した─のワンスターだ。パンク旋風を巻き起こしたラモーンズの面々は個人的に買い、カスタムして着ていたという。

アラン・ドロン×ボルサリーノ

ハット 各¥52,000〈ともにBorsalino/カシラ ショールーム〉

ボルサリーノの名を一躍知らしめた映画『ボルサリーノ』(1970年公開)でそのハットをかぶったのがアラン・ドロンだった。なめらかなファーフェルト、高めのクラウン、やや長めのブリム。どれをとっても老舗の風格がある。

エルヴィス・プレスリー×バラクータ

ジャケット 各¥46,000〈ともにBARACUTA/バラクータ カスタマーサービス〉

バラクータの名作G9は多くのスターを虜にしてきた。そのひとりがエルヴィス・プレスリーだ。ちなみに左のミスト・カラーはスティーヴ・マックィーンが愛したことでも知られる。

アイコンメガネは豊作

いまのように掛け替える習慣のなかったひと昔前は、この人といえばこのメガネ、というようにイメージが定着していた。往年のスターを気取るならば、メガネは格好のアイテムである。

ティム・ロス×レイバン

サングラス ¥23,300〈Ray-Ban/ルックスオティカジャパン カスタマーサービス〉

ティム・ロスも劇中で掛けた名作クラブマスターとラウンドを掛け合わせたクラブラウンド。

アンディ・ウォーホル×モスコット

眼鏡 各¥31,000〈ともにMOSCOT/モスコット トウキョウ〉

アンディ・ウォーホルやジョン・レノンが愛した一本がモスコットのミルツェン。1940年代に登場したボストン・シェイプ。

ル・コルビュジエ×レスカ

眼鏡 ¥37,000〈Lesca/グローブスペックス エージェント〉

コルビュジエがみずからデザインし、パリの眼鏡店メゾン・ボネにつくらせた1本をレスカが忠実に再現したモデル。

ジョニー・デップ×モスコット

眼鏡 各¥31,000〈ともにMOSCOT/モスコット トウキョウ〉

ジョニー・デップがみずから店に足を運んで買ったレムトッシュ。1950年代に登場した小ぶりなウェリントン・シェイプ。

ケーリー・グラント×オリバーピープルズ

TRIBUTE ITEM サングラス ¥37,500〈Oliver Peoples/ルックスオティカジャパン カスタマーサービス〉

映画『北北西に進路を取れ』(1959年公開)のケーリー・グラントに着想を得たモデル。

Photos 小嶋晋介 Shinsuke Kojima、長尾大悟 Daigo Nagao、黒柳悠人Yuto Kuroyanagi 

Styling 千葉 良 Ryo Chiba@LUMO 

Words 竹川 圭 Kei Takegawa

Getty Images, Aflo (Reservoir Dogs)