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アート・バーゼルから世界へ。新生デシグアルが描く、未来志向なメッセージ。
アート・バーゼル マイアミビーチにて2020年コレクションを披露したデシグアルは、色彩豊かな表現やサステナブルな素材を採用し、新しく生まれ変わったことを世界へと表明した。気鋭のアーティストたちとともに発信する、ブランドの世界観とメッセージを解き明かそう。
2020年コレクションのスローガンは「Loves different」。
リブランディングを発表して間もないデシグアルが、昨年12月6日にアート・バーゼル マイアミビーチで開催した2020年コレクションのショーは、大盛況のうちに幕を閉じた。本ショーの監督を務めたのは、スペイン・カタルーニャ出身のアーティスト、カルロタ・ゲレーロ。ブランドが新たなスローガンとして掲げる「Loves different（違いを愛する）」を伝えるために、年齢、身長、サイズや背景の異なる30名のモデルを起用。世界共通言語である「キス」をするモデルたちが互いに交じり合うといった演出で、多文化主義に対しての愛のメッセージや多様性と違いを受け入れることの素晴らしさを喚起した。
本コレクションは、シーズンにとらわれず春夏と秋冬を同時に発表し、さまざまなテイストを採用。新しいデシグアルのイメージが落とし込まれた春夏シーズンは、これまでのムードとはどこか一線を画すデザインとパターンへと生まれ変わり、秋冬シーズンは、アーカイブを振り返ることで、ブランドの真骨頂である独創的な色彩を主張している。また、これらのコレクションの約20%に、地球環境に優しい素材を使用することで、現代における高い価値を加えている。
アートが根づく街、スペイン・バルセロナで誕生したデシグアルにとって、アートは欠かせない要素のひとつ。世界最大規模のアートフェア、アート・バーゼル マイアミビーチでコレクションを発表することは、ブランドが開く新境地の世界へ向けた表明ともいえる。その記念すべき本ショーには、スペインをはじめ世界各国からゲストが招かれ、日本からはモデルの福士リナと石倉ノアが駆けつけた。
ミランダ・マカロフとのコラボレーションアイテムも登場！
また、アート・バーゼル マイアミビーチ期間中の別会場では、スペイン・バルセロナ出身のアーティスト、ミランダ・マカロフとのコラボレーションによる2020年春夏カプセルコレクションが披露された。イビサ島をはじめとする自然の世界からインスパイアされたアイテムの数々は、着る人の個性を引き出すような明るい色彩やプリント、官能的なコラージュが印象的。「ファッションを自由、創造性、遊び心の観点から見ることが重要だと思っている」と語るマカロフの言葉が凝縮されたコレクションである。
これらの女性的で自由な世界観が表現されたコレクションは、コットンを含む生地すべてが、100%オーガニック。ポジティブな見た目に限らず、体や環境にも配慮されたアイテムは、着ているだけで満たされた気持ちに包まれそうだ。「服を通して得られる喜び」という執念を貫きながらも、さらなる進化を遂げるデシグアルからますます目が離せない。
お問い合わせ／Desigual マーケティング部 03-5467-2688
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