1999年に登場した初代ハヤブサは、最高速度が300km/h超に達し、市販最速モデル(当時)として確固たる地位を確立した。¥
新型ハヤブサは、初代から数えて3世代目。初代から続く開発コンセプトである「Ultimate Sport(究極のスポーツバイク)」はそのままに、空力性能や走行性能をさらに進化させた。
外装は、シャープかつエッジの効いたスタイリングが特徴だ。ボディカラーは、フロントフェイス左右にある吸気口、ボディー側面、リアまわりに車体色とは異なるアクセントカラーを使った2トーン。また、吸気口の縁にはポジションライト組込型のターンシグナルをスズキの二輪車として初採用したという。
1340ccの直列4気筒ガソリン・エンジンは、電子制御スロットルの採用や吸排気機構の変更などにより、低中速域における出力とトルクが向上した。最高出力は190ps/9700rpm、最大トルクは150Nm/7000rpmに達する。欧州で2020年より新型の二輪車を対象に導入されている新しい排ガス規制「ユーロ5」に対応しているそうだ(欧州仕様車)。