mini / DIY整備でクラッチレリーズ交換 Vol.1(取外し編)

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IVYミニのクラッチトラブルから1週間経って
やっと去った日曜日(6/1)にDIY修理に取りかかることが出来ました。

この日はあいにくの雨でしたが、どしゃ降りではなかったので
なんとか作業が出来て、貴重な休みの日を無駄にすることがなくて
ヨカッタです(^^)

通販で注文した必要な部品(クラッチレリーズ本体)は
この時点ではまだ届いてないが、とりあえず、取り替え予定の不具合を起こした
クラッチレリーズだけでもを外しておこうと思い、午前中から頑張ってみたので
その作業の様子を今後の参考に記録しておきます。

クラッチレリーズのオーバーホールや交換は
クラブの整備会等で何度か講習会を開いたこともあったらしく
個人的に経験したメンバーも数多くいるようだけど・・・

残念なことに自分は、その作業の様子をまだ見たこともなく
実は、実際に自分で作業するのは今回が初めての経験です。

また、本日は誰もお手伝いをしてくれる人がいない完全に孤独な
アローンメンテなので多少の不安はあったのですが・・・(^^;)

ミニの仲間からは、何度も経験談を聞いたり
これまでのミーティングなどで作業を進める上での
注意点や重要なポイント等を熱く語っていた事も有ったので
その記憶をたどって、一応は頭の中ではイメージは出来ているつもりです。

さらに昨今は、インターネットで様々な作業例を見ることが出来るので
あまり心配はしていませんし、むしろ楽観的ですね♪

人に出来て自分には出来ないなんて思いたくないし
出来ない場合は、その時はその時で考えることにします。

まぁ〜、やってしまえばなんとかなるでしょう(^^)

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ワーキング

クラッチレリーズ交換 ワーキングデータ

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エンジンルームを開けて観察してみると
さすがにミニのエンジンは、びっしりと詰まっていて
何処にも隙間は見つからない

しかし・・・

幸いなことに、このホーンを外せば何とかなりそうだ ♪

ちなみに、97年以降のミニはこの部分にクーラーの冷却装置があるので
ここからのクラッチレリーズへのアクセスはきびしいらしいですね。

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ホーンのナットは、タイヤハウス内に隠れているのでエンジンルーム側の
一方向からはボルトが空回りしてしまう。

タイヤハウス側からもナットを押さえておく必要があるので
ジャッキで少し持ち上げてハウス内のナットにアクセスするスペースを確保する。

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ホーンを取り外し、配線もコネクターから外して邪魔にならない別の場所に
一時保管します。

ホーンを外したことで、予想以上の大きなスペースが出来たので
これでなんとか、クラッチレリーズにアクセスすることが可能になりそうです♪

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クラッチレリーズは2本の大きなボルトで止められている。

ボルトサイズ:インチの場合 9/16 ミリの場合 14mmまたは15mm

このスペースでは、さすがに大きなラチェットレンチを使うことは出来ないので
小振りなラチェットを使用して取り外しにかかった。

手前のボルトは割と簡単に外すことが出来たが
小振りなラチェットなので、奥側のボルトはかなりの力を入れて
なんとか外すことに成功した。

注)画像は、一度取外した後で参考画像撮影のために再度仮止めしました。
その為に、クラッチプッシュロッドが外れた状態になっています。

ここのボルトは、固着している場合がよく見られるらしいが
幸いにも、すんなり外すことが出来たことはとてもラッキー
だったのかもしれない(^^;)

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あ〜ぁ、やっぱり奥側のボルトを外す際に
勢い余って指を挟んださぁ〜

あがぁ〜ひゃぁ〜・・・失礼(^^;)

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クラッチレリーズ本体を外すことには成功したが・・・

この段階では、クラッチレリーズ本体につながっている
クラッチホースを外すことは不可能だと思われるので
クラッチマスター側の金属製配管を外して
ホースごと引抜く作戦を試してみることにした。

まずは、クラッチマスターシリンダーにつながっている
金属製配管のナットを緩める。

ここは、11ミリ(少しキツイ)または7/16inchスパナを使って
簡単に外す事が出来た。

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しかし問題なのは、スティディーロッドブラケット側に取り付けられている
金属製配管とクラッチホースの中継点だ!

ここは、特に狭くて普通のスパナやラチェットレンチでは
アクセスするのは非常に困難を極める。

そこで、便利なのが配管接続用の工具「フレアナットレンチ」だ!

特にこのような場面では、画像のような
ヘッドが自由に稼働する「フレキシブルフレアナットレンチ」がないと
まず無理ではないかと思われる。

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あいにく自分は、そんな便利な工具は持っていなかったので
急きょ、宜野湾のアストロに買いにいってみた・・・

しかし、有るにはあったけど肝心のインチサイズがない
では仕方なくメトリックの11ミリを探すも、それもない(焦)

必要なサイズは、7/16インチまたは11ミリが合うはずだと思っていたので
無いのは仕方ないが、仮にメトリックの11ミリが有ったとしても
11ミリではキツくて万一使えなかった場合を考えて
目の前にある12ミリを購入しようかと非常に悩んでしまった・・・

いや待てよ、もしかして12ミリでは広すぎて逆に使えないかもしれない。

うわ〜っ!どうしよう(^^;)

さんざん迷って、別の場所に目をやると
画像の「フレアナット クローフット ソケットセット」を発見!

残念ながらインチサイズではないが、11ミリも12ミリもセットになっているので
なんとか使えるはずだと確信して
少々高価だったけど「これだっ!」ということで即購入してきた(^^)

今回必要なのは、11ミリまたは12ミリなので
他のモノは無駄になっている気がするが、趣味のDIY整備を続けていれば
いつかは必ず、持っていて助かる場面に遭遇するはずだと信じて

「絶対に無駄ではないっ!」と自分に言い聞かせました・・・(^^;)

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という訳で・・・
クローフットソケットの11ミリをエクステンションにさして使用すると
いとも簡単に金属製配管のナットを外すことが出来ました。

いやぁ〜、やはり適材適所に必要な道具がピタリとハマれば
こんなにも作業がはかどるものなんですね〜♪

まさに神道具様々です(^^)

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金属製の配管が外れれば、後はもう簡単ですね♪
クラッチホースを固定してある24ミリの大きなボルトに上から
直接アクセスできるので、クビ振りエクステンションにソケットを
つけて楽に回すことが出来ました。

クラッチホースの固定ボルトが外れると
クラッチレリーズ本体は、クラッチホースごと
スポッと軽く引き抜くように簡単に取り外すことが出来た。

そうそう、そのエクステンションについてだけど
これは、接続部が特殊な構造になっていてソケットの取付け方法によっては
固定とクビ振りの両方を選べる便利なエクステンションだ!

3PC デュアルエクステンションバーセット

これも以前購入した時は、その時に必要だった長さのエクステに
セットで付いていたので、無駄になるかもしれないと
不安に思っていたモノだったさぁ〜

だけど、あの時も絶対に無駄ではないと言い聞かせていたから
やっと今、その時が来たって感じ♪

ヨカッタ〜(^^)

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クラッチホースを外す場合のポイントは・・・
下側から小さなモンキーを入れてホースの19ミリボルトを
軽く固定しておくと良い。

自称ミニ乗りのくせに、あまりインチ工具の持ち合わせが無いので
画像には使った道具のミリで表記してあるけど・・・

インチ工具が有れば、尚ベストだね(^^)

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ミニのクラッチ油圧ライン標準クラッチホースの全容だ!

だけど・・・

今後、このクラッチホースなどを使うつもりはもう無いなぁ〜

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と言うのも・・・
ジャ〜ン!出ました「ステンレスメッシュ ダイレクトクラッチホース」だぜ〜♪

これは以前、ミニ仲間から頂いてこの日のために取って置いてあったもので
今後は、これを使いたい♪

ステンメッシュホースの特徴や利点等は
車好きな方ならよくわかっていると思うので、ここでは省略しますが

なによりも、今までのように中継の接続が無く
クラッチマスターシリンダーとクラッチレリーズを直接つなぐことが出来るので
今後の整備性は飛躍的に向上する。

今後のメンテナンスの際に、特別な工具も必要なく3本のボルトを外すだけで
クラッチレリーズを簡単に着脱することが出来るのは非常にポイントが高いね〜♪

それだけでも、このステンメッシュダイレクトホースを使う価値が有ると
思うのは自分だけかなぁ〜(^^)

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がっ、しかし・・・
純正のバンジョウ用接続ボルトのサイズが合わないぃ〜〜ww

ステンメッシュホースに付属しているはずの
専用のバンジョウ用ボルトが欠品していることをこのとき初めて気がついた

何ということだぁ〜!

出所をたどって、ミニ仲間に確認してみるも
中古で入手したため最初から付属部品は無かったとの回答だ

クッソ〜これでは使えねぇ〜
折角のステンメッシュホースが・・・

まぁ〜、仕方ないさ
諦めるしかなさそうだ(^^;)

でも、気持ちはもうステンメッシュに傾いているので
純正を使う気にはもうなれないさぁ〜

ということで、新品のステンメッシュホースを通販で注文することにした。

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さて、クラッチレリーズも無事に取り外したけど
注文したパーツが届くまではもう何にも出来ないね

とりあえずクラッチレリーズを外した後のその廻りを
キレイにお掃除しておきましょう。

ブレーキ&クラッチフルードは板金に悪影響が有るので
そのまま放置して、これ以上サビ等を進行させてしまっては大変だ!

一応、フルード漏れでオイルまみれになった台座のブラケットやその廻りを
水で流し、パーツクリーナーを吹き付けてある程度の汚れを落としておいた。

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既にサビが発生してしまった箇所には
ホルツの「サビチェンジャー」をたっぷり塗り付けておく

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サビチェンジャーに付いては下記リンクの記事に詳しく記録してあります。
防さび処理に効果的なHoltsサビチェンジャーについて

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サビチェンジャーは基本的に筆塗りなので
筆が届かないところには、同じホルツのラストコートを
たっぷりと吹き付けておいた。

すぐ手元に有ったから気軽にこれを使ってみたけど・・・
まぁ〜、気休めにしかならないだろうと思うが
何もやらないよりはましだよね(^^)

今度時間を見つけて、エンジンルームのサビ対策には
航空機用の特殊なサビ処理剤「AV8」で本格的に処理してみよう

えっ、今度って?
今でしょ〜・・・

でたっ!流行語(^^)

th_DSCN3453

ということで・・・

今回は、部品が揃わなかったのでここまでです。

散乱した工具類を適当に片付けて、次回の作業に備えておく。

一週間後の日曜日までには、注文した部品も揃うはずなので
楽しみはそれまで取っておきます(^^)

追記関連記事
mini / クラッチレリーズ交換完了(DIY取付&エア抜き)
2014年6月8日 IVYミニ復活♪

でわでわ
IVY

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