[東京 12日 ロイター] - JT<2914.T>は12日、加熱式たばこ「プルーム・テック」の東京都内での販売店舗を10月30日から400店に拡大すると発表した。11月上旬からは、専用たばこカプセルの販売を都内全域の主要なコンビニエンスストアで開始する。

加熱式たばこは火を使わないため煙が出ず、においも従来の紙巻きたばこと比べて少ないため、利用者が急速に増えている。

JTは、加熱式たばこが総たばこ市場に占める割合が今年末には18%、2020年には30%を超えるとみており、プルーム・テックの拡販を急いでいる。

同社は6月下旬から東京都内でプルーム・テックの販売を開始、現在は約100店舗で機器とたばこカプセルを販売している。現在、3銘柄あるたばこカプセルは11月上旬より2銘柄を追加する。

機器については品薄になっている店舗もあるため、供給制限を継続しているという。

加熱式たばこは、フィリップ・モリス・インターナショナル(PMI)<PM.N>の「アイコス」が2016年4月から全国販売を開始し先行。ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)<BATS.L>も「グロー」の販売を開始し、競争は激化している。

(浦中大我)