【カイロ=佐藤貴生】米ラスベガスで多数の死傷者を出した銃乱射事件で、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)は2日、新たな声明を出し、実行犯は米国人のIS兵士だとした上で、「連合国を狙えという呼びかけに応じて実行された」と述べた。
ISが先月28日、指導者アブバクル・バグダーディ容疑者のものだとして公開した音声メッセージは、「十字軍と背教者に楽しい人生を送らせてはならない」などと、欧米諸国を念頭に攻撃するよう呼びかけていた。
ISは乱射事件の発生後、実行犯は数カ月前にイスラム教に改宗したISの兵士だとする別の声明を出していた。ただ、米捜査当局は容疑者と国際的テロ組織とのつながりは見つかっていないとしている。
最新のニュースやお得な情報を受け取ろう