こんにちは暮らしっく不動産の門伝です。

今日、ヤフーのトップニュースにきていたこの記事。

<マンション>家賃上昇「パリ化」する東京都心部(毎日新聞)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180825-00000009-mai-bus_all

私は評論家でもないのですが「そんなに上がってるかなー?」というのが正直なところ。
まぁ小さな不動産屋の現場レベルの声なので参考にもならないとは思いますが。
場所によっては思ったよりも高くなっていたりもします。

この記事には具体的な数字が無かったので、少し調べてみました。

2005年と2018年の比較

データが豊富なアットホームからのデータで調べてみました。

成約賃料(1m²あたり)

エリア 2005年 2018年
東京23区 3,211 3,096
東京都下 2,147 2,165

データ参照
アットホーム 市場動向 平成17年1年間
アットホーム 市場動向 2018年6月
居住用賃貸マンションにおける1平米あたり


おや?っという数字が出てきました。
平均ではむしろ下がっています。
もっと昔からでは上がっていますが、ここ10年くらいだとそんなに変化はないということになります。

また最近、日管協総合研究所の会議に参加させてもらっていますが、ここでは「家賃は上がらない」という声もありました。

ただ三井トラスト基礎研究所のレポートでは上がっているという分析。
https://www.smtri.jp/market/mansion/

さいごに

上がってる物件もあるが、変わっていない物件もある。
築年数の経ったものは設備も古いし、エリアが良くてもそんなに家賃は上げられない。
新築でグレードの高いもの、さらにエリアが良ければ強気設定でも決まる。(特に都心部)
というのが、個人的な感想です。

賃料を決める側でもあるので、勉強になりました。
気になったニュースなどは具体的な数字を調べてみると面白いですね。

それではまた。