世界中から美食が集まる、この街らしい食べ物ってなんだろう?毎日食べたい身近な一皿から、ハレの日の食事まで、これほど幅広くそろう街って他にない。 定番はもちろん新顔も、銀座ならではの美味いものを、さあ召し上がれ。
世界中から美食が集まる、この街らしい食べ物ってなんだろう?毎日食べたい身近な一皿から、ハレの日の食事まで、これほど幅広くそろう街って他にない。 定番はもちろん新顔も、銀座ならではの美味いものを、さあ召し上がれ。
むぎとオリーブ 銀座店
鶏SOBA ¥880(税込み)。調理油はすべてオリーブオイルを使用している。〆の卵かけごはんも人気。
血中蛤濃度が急上昇!海の恵みのスープ。
スープをひと口すすれば、確かにラーメンではなく蕎麦かも!と震えるほどに蛤のコクが立っている。三重県の桑名から毎日直送されてくる新鮮な蛤をふんだんに使って出汁をとり、大山鶏の油をプラス。麺と絡めてずいずい食べる。この麺は京都の「麺屋棣鄂」との共同開発で生まれたもので、小麦粉の配分や太さ、食感にこだわり抜いたそう。もはや麺とスープだけで食べ切ってしまいそうだけど、低温調理された鶏、三つ葉やのり、素揚げした長芋と、具材も贅沢。ナルトもキュッと結ばれていて、なんだか縁起もいい一杯。
≫ 中央区銀座6-12-12
03-3571-2123
11:30〜22:00(土祝〜21:00)
日*スープがなくなり次第終了
芳醇鴨そば極み ¥1,300(税込み)。フレンチ、和食などの料理人である竹田敬介さんが2014年にオープンした鴨そば専門店。特上鴨重というメニューも。
鴨出汁、鴨肉、鴨だんご。夢の鴨づくし。
券売機前、「清湯」と「白湯」の2種のスープで悩んでいると、店員さんが「原点はあっさりベースの清湯なんです」と教えてくれた。ようし、と清湯仕立ての鴨そばを注文。ひと口食べたら確かに鴨出汁の優しい味が沁みる。続いて丼を彩るのはシャキシャキのゴボウ天ぷら、そして低温調理で柔らかな鴨肉、ネギと柚子皮を使った特製鴨だんご、昆布締めした卵黄といったこだわりの具材たち。麺は中太麺でスープとよく絡むけど、全然脂っこくなくて食べやすくて、女性客が多いのも頷ける。次は白湯を食べてみよう。
≫ 中央区銀座6-12-15 いちご銀座612ビル1F
03-6274-6655
11:00〜23:00
無休
特製つけ麺 並 ¥1,050。塩つけ麺や濃厚煮干しつけ麺なども人気。
濃厚つけ麺は、ワイルドに食べたい。
つけ麺はやっぱりドロリとしたつけ汁に、ぶっとい麺をえいやとくぐらせて食べたい。銀座でその願望を叶えるなら「朧月」。濃厚魚介とんこつベースのつけ汁は、ゲンコツや鶏の足、さらにサバやカツオがじっくり煮込まれていて、肉と魚の旨味が圧倒的。底のほうにはネギと玉ネギ、角切りチャーシュー、メンマがごろごろ。ここは潔く麺ごとわしっ&ドブッといくのがお作法というもの。炙りチャーシューも煮玉子もナルトも全部つけ汁にワンバウンドして、次々と口の中へ。多幸感あふれるドロドロタイム、ぶじ終了。
≫ 中央区銀座6-3-5
03-6280-6166
月火11:30〜15:30・17:30〜22:00、水〜金11:30〜16:00・17:30〜23:00、土祝11:30〜16:00・17:30〜22:00、日11:30〜16:00・17:00〜22:00
無休
肉そば 中 ¥850(税込み)。王子発「自家製麺 伊藤」の銀座店。小サイズも。
飲んだら即ととのう、化調不使用のスープ。
「自家製麺 伊藤」には究極のミニマルラーメン、中華そばがある。千葉県九十九里産の煮干しを2種類使って出汁をとったスープ、歯ざわりのいいオリジナル麺に、ネギ。以上。味に絶対の自信があるからこそ成立する素ラーメンだけど、今日は欲張って、1つ具材を加えた肉そばを注文してみた。継ぎ足しダレで仕込んでいるチャーシューはほんのりピンク色で、旨味がじわり。麺の太さも弾力もちょうど良くて、煮干しスープごとさらさら胃に流れていく。化学調味料は一切使っていないというから、もはや健康食品の域。ととのった!
≫ 中央区銀座6-12-2 東京銀座ビルディングB1
03-6274-6445
11:00〜23:00(土日祝〜20:00)
無休*スープがなくなり次第終了
SHIBIRE-NOODLES 蝋燭屋
麻婆麺
麻婆麺 ¥1,000(税込み)。辛さは薄辛、普辛、倍辛の3種類から選べて、さらに辛さ激増し、痺れ激増しなどのメニューも用意。
刺激と旨味が押し寄せる、極上シビレ体験。
ひと口食べると、まず甘みが口の中を駆け巡る。何度か箸を運ぶうち、あとから辛さが追いかけてきて、気づけば口元がビリビリと痺れている!この痺れの正体は山椒。四川から取り寄せた花山椒が、辛さと旨味のキワを突いてくる。長らく中華の世界で腕をふるってきた店主の片桐豊さんだけに、もはやラーメンというより〝麺の上に麻婆豆腐をかけた料理〟と言ったほうが良いかも。麻婆の中からずるっと中太麺を引き出し、清涼感のあるぶどう山椒オイルやブレンド酢を適宜入れて、痺れの先へ。発汗とともに新しい感覚が開けそう。
≫ 中央区銀座3-5-16 第1島田ビル1F
03-6263-2970
11:30〜15:30・17:30〜22:00
日*スープがなくなり次第終了