2018年02月15日 10時40分00秒
Facebookがスマートスピーカー「Portal」を2018年中にも登場させる可能性
Amazon EchoやGoogle Home、Apple HomePodなどの「スマートスピーカー」業界にFacebookも参入する動きがある模様です。中国周辺のデジタル関連ニュースを取り扱うDIGITIMESは、Facebookが2018年7月にも同社で初となるスマートスピーカー2機種を市場に投入するとの予測を報じています。
Facebook to launch two smart speakers in July 2018
https://www.digitimes.com/news/a20180214PD207.html
DIGITIMESによると、Facebookが開発中のスマートスピーカーは2モデルが存在し、コードネームで「Aloha」と呼ばれる上位機種と、下位機種「Fiona」のモデル構成になる予定とのこと。Alohaは市販時には「Portal」と名付けられる予定であることも報じられています。
本体の設計はアメリカにあるFacebook本社の中にある極秘のハードウェア開発グループ「Building 8」によって行われ、組み立ては台湾のPegatron社に一括して委託されるとみられているとのこと。特筆すべきは、両モデルとも15インチの大型ディスプレイを備えるという点で、これが他社製品との差別点になる模様。15インチディスプレイはLGから供給を受け、タッチ操作をサポートする見込みです。
先述のように、Facebookのスマートスピーカーは2モデル構成となるのですが、報道によるとこのうち上位機種のAlohaが音声コマンドに対応するとのこと。また、広角レンズ搭載のカメラによる顔認証をサポートし、Facebookへのログインができるようになるほか、Facebookは独自の音楽ストリーミングサービスの提供を模索しており、既にレコード各社との協議を進めている模様。Portalはこのストリーミングサービスに対応するというセールスポイントを引っ提げて市場に登場するという観測です。
Facebookは「Portal」などを用いた独自のエコシステムの構築を今後進めると見られており、今回明らかになったスマートスピーカーはその布石であるとも見られています。