平昌五輪第9日(17日、江陵アイスアリーナ)フィギュアスケートの男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(23)=ANA=は合計317・85点で66年ぶりの2連覇を飾り、日本勢の金メダル第1号に輝いた。同3位の宇野昌磨(20)=トヨタ自動車=が合計306・90点で銀メダル、同2位の元世界王者ハビエル・フェルナンデス(26)=スペイン=が合計305・24点で銅メダルだった。
メダル授与式後の宇野の一問一答は以下の通り。
――授与式はどうだったか
「僕が想像していたのは、もっとこじんまりとすると思っていたので、思っていたより盛大にやっていて、ビックリしました」
――樋口コーチが手を振っていた。見つけられたか
「家族と樋口コーチがいました」
――顔を見てよぎることはあったか
「喜んでいるなっていう。樋口先生がこういう場にくることが、まずないので、それだけうれしいんだな、ってことを改めて実感しました」
――それだけの舞台での素晴らしい演技。自分に勝ちたいと言っていた。自分ではこの五輪をどのように評価するのか
「決してすごくいい演技ではなかったんですけど。自分に勝つことのできた試合だったんじゃないかと思います」
――これで宇野選手を追いかけるほかの選手もいる。子供たちも宇野選手を目標にしていく。これからどんなスケーターになっていきたいか
「まだ、僕を目標にしてスケートを始める選手は全然いないと思いますけど、いつか羽生選手のように、憧れとなれる存在になりたいと思います」
――この大会ではうれしさ、悔しさ、満足感。いろんな思いがあったと思います。今、言うとすれば、どんな気持ちか
「満足感がすごいあります。ただ完璧ではない。練習ではもっと出来ていたというところもあるので、次に向けてまた頑張ろうという気持ちもあります」
――羽生選手と2人、本当に素晴らしいメダルでした
「ありがとうございました」