太陽や火を連想させ、情熱、刺激、生命力、エネルギーといったイメージをもつ赤。そんな赤に身を包んだ美女のドレス姿を集めた。美女と彼女たちが選んだ赤の関係は？
米版『GQ』の「Men of the Year」のパーティに女優のガル・ガドットが鮮やかな赤のドレスで登場した。クリスマスツリーを飾るリボンやサンタクロースの衣装に使われる赤で、いわゆる“ホリデーレッド”。ハッピーな気持ち、元気を感じさせる色である。映画『ワンダーウーマン』の主役を務め、作品のなかで赤をあしらったワンダーウーマンのコスチュームを着るガルも印象的だ。ワンダーウーマンだけでなく、スーパーマンやスパイダーマンなどのスーパーヒーローの衣装にもヴィヴィッド・レッドを取り入れることが多く、赤は正義の色ともいわれる。
陽気な赤をまとうガルにたいして、モデルのベラ・ハディッドは官能的な赤を選んだ。時計ブランド「タグ・ホイヤー」のイベントに現れた際、彼女はワイルド・ローズ・レッドのドレスを着用。野バラのような野生的な濃い赤はどこかロマンチックで、どこか危険な情緒が漂う。棘だらけの野バラ、危うい美しさをもつベラ。センセーショナルで妖艶なパーフェクト・マッチだ。
ベラは別の日にはワインレッドのドレスを着て「ヴィクトリアズ・シークレット ファッションショー 2017」のアフターパーティに登場した。紫がかった濃い赤のドレスは、深く開くダイヤモンド・ネックラインやハイスリット仕様がセクシーな一枚だ。
安全地帯の名曲で玉置浩二は「あの消えそうに燃えそうなワインレッドの心を写し出してみせてよ……」と歌う。人の感情を燃え上がらせるレッドは、まとった女性の奥深い魅力を引き出している。