ワイヤレス充電技術、どんどん普及してほしい…!
10年間CESを追っていますが、Ossia(オシア)のワイヤレス充電技術には興奮しました。
Wi-Fiと同じやり方で、ガジェットに電力を供給するためのテクノロジーを開発しているOssia。このテクノロジーの最初の実用化の手段のひとつは、単三電池にワイヤレス充電することです。
2016 年のCESで初めて見たOssiaのCotaのワイヤレス充電テクノロジーのデモでは、特殊なiPhoneケースを利用し、青く光る円筒状のパワートランスミッターを介して、ワイヤレス充電を実現するというものでした。
Cotaはトランスミッターを中心とした半径30フィート(約9m)以内であれば、レシーバーをどこに置いても充電できるというもので、Wi-Fiと同じ2.4GHz帯の電波を使い、受電側のデバイスの位置や方向はどこでも受信できるようになっています。
今回のCES 2018で披露されたCota Forever Batteryは、サイズ、フォームファクタ、出力が従来の単三電池と同じであるため、単三電池を使う機器に挿入するだけでCotaワイヤレスパワートランスミッターとの互換性を簡単に実現。テレビやエアコンのリモコンの電池交換の煩わしさから開放されますね。
おじいちゃんやおばあちゃんでも使い方がわかる単三電池とCotaのテクノロジーの組み合わせ、すぐに受け入れられて一気に広まりそうですね。
CES 2016 以来、Cotaのトランスミッターは天井や壁に隠すことができるパネルにサイズダウンしましたが、まだ消費者向けには未発売です。この技術のアーリーアダプターは、店舗や工場などの商用利用向けと見られます。
またAppleなどのデバイスメーカーは、世間に普及するまでワイヤレス充電テクノロジーの導入は検討しないでしょうね。単三電池型のCota Forever Batteryは、間違いなくワイヤレス充電の普及の促進に一役買うこと間違いなしですが、電化製品の電力がワイヤレス化するのはまだまだ未来の話かもしれません。
でも楽しみ! これからも開発頑張ってほしいです。
Image: Gizmodo US
Source: Ossia
Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文] (mayumine)