試合終了後、通算950登板を達成しファンの声援に応える中日・岩瀬=東京ドーム(撮影・小倉元司)
ギャラリーページで見る (セ・リーグ、巨人4-5中日、18回戦、巨人11勝7敗、6日、東京D)現役最年長の中日・岩瀬仁紀投手(42)が巨人戦で1点リードの九回に救援し、通算登板試合数を950とし、1956〜77年に阪急(現オリックス)などで活躍した米田哲也を抜いて歴代単独最多となった。岩瀬は九回一死一、二塁のピンチを招いたが、坂本勇の中飛で一走・重信が帰塁した際に二塁ベースを空過(踏み忘れ)し、走塁死。今季2セーブ目も挙げ、自身が持つ最多記録も404とした。プロ19年目の左腕はヒーローインタビューで喜びに浸った。
――今の気持ちは
「(巨人・重信の走塁ミスでのゲームセットに)僕自身ちょっとあっけにとられてますけど、試合が終わったのでホッとしてます(苦笑)」
――九回のマウンドへ
「とにかくスリーアウトを取って帰りたいなっていう気持ちでいました」
――950という数字
「自分がやってることとは思えないですけど、よくここまで来たなとは思います」
――日本の投手で一番マウンドに上がった
「数字上は抜きましたけど、比べちゃいけないと思います」
――誰の力が一番大きかったか
「やっぱり両親ですかね」
――声を掛けるとしたら
「『本当にありがとう』って言いたいですね」
――マウンドに上がる際、球場全体が拍手で迎えた
「今日だけは応援してくれるなあっていう感じがしました」
――ファンに一言
「本当に苦しいときもいつも応援してくれて、ありがとうございます」
――次の目標は
「次は951をしっかり頑張ります」