リコー、半導体子会社を日清紡に売却

 リコーは30日、半導体子会社のリコー電子デバイス(大阪府池田市)を日清紡ホールディングス(HD)に売却すると発表した。リコーは主力のコピー機事業の不振で構造改革を進めており、非中核事業を売却して経営資源を成長分野に集中する。

 2018年3月1日に、リコー電子デバイスの発行済み株式の80%を譲渡する予定。譲渡額は非公表だが、リコーは決算に与える影響は軽微だとしている。

 日清紡HDは子会社の新日本無線を中心に半導体事業の強化に乗りだしていた。