自分の消費習慣を別の角度から見つめ直すことで、より良い判断ができるようになるだろう。
REUTERS/Mike Segar
毎日飲んでいる1杯のコーヒーと比べると、iPhone Xは大きな出費に感じるかもしれない。
例えば、スターバックスのカプチーノはアメリカでおよそ3ドル(約340円)。一番安いモデルでも699ドルのiPhone 8や、999ドルのiPhone Xと比べたらタダ同然に感じられる。
では、iPhoneのコストを日割りで考えたらどうなるだろうか?
アメリカでは、平均的なスマートフォンユーザーが機種変更する期間は、22.7カ月(約690日)。
つまりiPhone 8の1日あたりのコストは、約1ドル強だ。
また、ユーザーがスマートフォンを触る回数は、ある調査によると1日2617回。スマートフォンの価値は、コーヒー1杯分を確実に上回っているだろう。
日常的に使っている他のサービスはどうだろうか? フィットネスジムや動画配信サービスのコストは、1日あたり1ドル未満。毎晩寝ているベッドのマットレスは、日割りにすると50セントを切るだろう。
毎日の1杯のコーヒーと比べると、どうだろうか?
とはいえ、ほとんどの人は家計の70%を住居費や交通費や食費といった比較的大きな支払いにあてている。しかし、いくつかの主要な支出を見極め、抑えることができれば、節約できる金額は大きくなるだろう。
コーヒーをやめた方が良いという話ではない。だが、自分の消費習慣を別の角度から見直すことで、より良い判断ができるようになるだろう。
日割りでかかるコストを比較した表。こうして見ると1日1杯のコーヒーはなかなか高い。
Skye Gould/Business Insider
[原文:How to justify buying the new $999 iPhone X, in one chart]
(翻訳:Yuta Machida)