映画「パピヨン」チャーリー・ハナム、インタビュー動画で制作秘話を語る！ラミ・マレックに出演を直談判「彼以外には考えられなかった」

『パピヨン』

2019.06.032024.02.28

映画『パピヨン』より、主演チャーリー・ハナムのインタビュー映像が到着した。

『パシフィック・リム』『キング・アーサー』の人気スター、チャーリー・ハナムと、大ヒット映画『ボヘミアン・ラプソディ』で世界を魅了し、本年度アカデミー賞主演男優賞受賞を果たしたラミ・マレックの最旬スターがタッグを組み、45年ぶりに映画化される脱獄映画の金字塔『パピヨン』。

作家アンリ・シャリエールの壮絶な実体験を基にした終身刑囚“パピヨン”の13年に及ぶ命をかけた脱獄劇。この世界的なベストセラー自伝小説は1973年『猿の惑星』などの名匠フランクリン・J・シャフナー監督と、ハリウッドの異端児と呼ばれた脚本家ダルトン・トランボのタッグにより映画化され、パピヨン役スティーヴ・マックイーンの鬼気迫る熱演と、ダスティン・ホフマン演じる偽札作りの天才ドガとの熱い友情は多くの人々の共感と感動を呼び大ヒットを記録した。

主人公パピヨンのニックネームの由来に始まり、パピヨンの意外なバックボーン、そしてスケジュールや予算の関係でラミ・マレックの出演が危ぶまれた時「あきらめるな！この映画を実現させよう！！」と映画のパピヨン彷彿とさせる「不屈」さをみせ、ラミとの共演が叶ったことを熱く語っており、撮影が始まる前から『パピヨン』魂を持っていたことを伺わせる。

また、「人は試練に耐えたいと思っている」と一瞬Mっ気を覗かせたのかと思いきや、「他の人と深く結びついて、味方と一緒に困難に立ち向かいたい！」とアニキな発言。刺激的なアクションだけでなく、友情と兄弟愛にあふれ、前向きに気持ちになる、とハナムも太鼓判を押している『パピヨン』の公開が待ち遠しい。

【動画】映画『パピヨン』主演チャーリー・ハナムのインタビュー映像

インタビュー内容

◎役について

今作でアンリ･シャリエール通称パピヨン役を演じる。胸に刻まれた泥棒を表す蝶のタトゥーが名前の由来だ。確かにフランスの悪の世界では長い間タトゥーが人を表していた。彼は泥棒を表す蝶のタトゥーにプライドを持っていた。中産階級出身で教師の息子として普通に育った男だ。ただ人生に刺激を求めた。

◎ラミ以外は考えられなくて・・・

彼と共演することに執着し他の役者は考えなかった。出演が決まりかけた時にスケジュールや予算の問題が浮上したんだ。その結果彼は別の作品の出演を決めた。俺はすぐに電話したよ。 “兄弟諦めるな”“適切な時期に２人で必ず実現させよう”プレッシャーをかけるつもりはなかったけど彼が出演しないなら俺も出演しないと伝えた。つまり我々が出ないと映画は作られないとね。知り合って間もない仲なのに精神的に負担をかけたと思う。結局彼は圧力に屈して出演を決めてくれた。望みがかないうれしかったよ。すごく才能ある役者だと思う。

◎鑑賞後観客に感じてほしいことは…

物語が描くのは友情であり兄弟愛でありーー厳しい状況の中でも優しさを忘れない人たちだ。要するにーー人は試練に耐えたいと思っている証拠ですばらしいメッセージだと思う。母国の状況を見ているとかなり悲観的になるけど前向きな気持ちになれるよ。我々が心から願うことは他の人と深く結びついて味方と一緒に困難を乗り越えたい。映画の舞台は新世界で刺激的でもあり理屈抜きで楽しめる作品だ。多くのアクション場面が人を引きつけると思う。だけど愛や兄弟愛が物語のテーマだ。

STORY

1931年、パリ。「狂乱の時代」の終焉。胸に蝶の刺青を入れていることから “パピヨン”と呼ばれた男は、無実の罪で終身刑を言い渡され、フランス領・南米ギアナの悪魔島に送られる。周囲を海に囲まれたこの島は脱出不可能な場所として知られ、囚人達は人権をはく奪され過酷な強制労働を科せられていた。絶望と死が支配する場所で自由と希望を求めて足掻くパピヨンは、志を同じくする紙幣偽造の天才ドガと出会い、やがて二人は奇妙な絆で結ばれてゆく…。