前回、ダイエットの食事管理にミールプレップが有効な理由を、ヘルシーな食のヒントを発信するFit Foodies、村山 彩さんに伺った。ダイエット中はカロリー制限が必要になってくるので、一食のカロリーはできるだけ抑えたいところ。そこで今回は、村山さんの高たんぱく低脂質、低糖質の”アンダー500㎉”ミールプレップレシピを教わった。
- 出来上がり量:
- 4 人分
- 合計時間:
- 30 分
- 1食当たりのカロリー:
- 493
材料
鶏胸肉の醤油麹&塩麹焼き
・鶏胸肉…400g(皮をとったもの)
・醤油麹…大さじ1
・塩麹…大さじ1
ブロッコリーとしいたけとじゃこの胡麻油炒め
・ブロッコリー…1株
・しいたけ…80g(柄をとったもの)
・ちりめんじゃこ…30g
・胡麻油…大さじ1
・鰹節(粉タイプ)…大さじ1
・醤油…大さじ1
・酒…大さじ1
・水…大さじ1
大豆とひじきとパプリカのビネガーサラダ
・大豆…50g (ゆで大豆…115g)
・乾燥ひじき…10g
・パプリカ…1個
・玉ねぎ(中)…1/2個
・酢…大さじ1と1/2
・塩…小さじ1
主食は白米と比べ食物繊維やビタミン・ミネラル類が豊富な玄米をチョイス。そこに、脇役になりがちだけれど、高栄養価のパセリを混ぜ合わせました。細く切ることでパセリの苦味は感じません。主食の選び方や混ぜ合わせるもので、簡単に栄養価がグンとあがるのでおすすめです。
主菜は高たんぱく低脂質の鶏胸肉(皮なし)を選びました。麹の力で旨味が増し、パサつきもないので、とても美味しく食べることができます。調味料の数も少なく調理法も驚くほど簡単です。
今回は一気に4食分作ったので、飽きないように調味料の種類を変えてみましたが、どちらか一方でもOK。
副菜1品目は抗酸化作用のあるビタミンACEや食物繊維、植物性のたんぱく質などを含む高栄養野菜の代表ブロッコリーと、ビタミンDや食物繊維を含むしいたけ、そこに同じくビタミンDやカルシウムが豊富なちりめんじゃこを加えました。もちろん、たんぱく質もここで補えます。ちりめんじゃこを加えることで旨味も増し、食感のアクセントにもなるので噛み応えも出ます。ちなみにビタミンDは、カルシウムの吸収サポートや神経伝達・筋肉の収縮を正常にすると言われるので、意識したい注目の栄養素です。
副菜の2品目は調味料に甘味料(砂糖)を使用せず、味にバリエーションを持たせたかったので、酢を使ったサラダにしました。一番のポイントは、体を作るもっとも大切な栄養素のたんぱく質を、大豆でフォローしたところです。たんぱく質は、運動する人はとくに意識したい栄養素。動物性のたんぱく質は主菜と副菜1でとっているので、植物性たんぱく質代表の大豆を選びました。
またミネラル類が豊富な海藻類も使いたかったのでひじきを加え、野菜は生で食べても美味しいパプリカと玉ねぎをチョイス。パプリカはアンチエイジングの抗酸化ビタミンがしっかり含まれ、なかでも一番栄養価の高い赤のパプリカに。玉ねぎは効率よく栄養をとるため、生食かつみじん切りにしました。玄米や大豆などに含まれるビタミンB群の吸収をサポートする、アリシンが含まれます。
全体的に栄養だけでなく、味のバランス食感のバランスも意識した健康的なミールプレップです。
アンダー500㎉! 村山家のダイエットミールプレップ
Aya Murayama
Aya Murayama
Aya Murayama
Text & Photo : Aya Murayama
iwaki(イワキ) 耐熱ガラス 保存容器 800ml×4点セット 角型 アクアブルー NEWパック&レンジ KBT3247BLN
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Credit: Amazon村山彩ロバスト株式会社 代表、食欲コンサルタント、アスリートフードマイスター、トライアスリート
体を壊したことをきっかけに健康管理に目覚め、野菜ソムリエとアスリートフードマイスターの資格を取得し、知人に誘われたトライアスロンも始める。体の基となる食に向き合いながらトレーニングをし、3年目にトライアスロンの大会で優勝を果たす。「食と運動」でゼロから心身を立て直した知識と経験を活かし、テレビ、雑誌、ラジオ、イベントなどで活躍。著書『あなたは半年前に食べたものでできている』(9万部を突破。韓国・中国・台湾・ベトナム・ドイツにて翻訳)、『やせる冷蔵庫』(台湾にて翻訳)ほか。新刊『まずはこの17食材を。「いつもの食事」で健康になれる』が発売中。2012 館山トライアスロン総合優勝。2012 IRONMAN 70.3 WORLD CHAMPIONSHIP出場。2014 IRONMAN70.3台湾 年代別優勝。出産後、健康を心の面からもサポートしたいと大学で心理学を勉強中。 ウェブサイト: ayamurayama.jp インスタグラム:@aya_murayama_