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The Girl On A Motorcycle #2

あの娘とトライアンフ:第2回「新型ストリートツインで富士へ」

テレビやグラビアで活躍するタレントの平嶋夏海(ひらじま・なつみ)は、じつはそこらの男性顔負けのテクニックを有するバイク乗りだ。今日は以前から乗りたかったというトライアンフを駆り、お気に入りのコースで富士に向かった。コンパクトでパワフルな「新型ストリートツイン」は、小柄ながらセクシーな彼女にすこぶる似合っていた。

Photos: Eric Micotto Words: Iwao Yoshida Styling: Natsuki Takano Hair&Make-up: Ebara @ W Direcition: Noriaki Moriguchi @ GQ

かつて国民的アイドルグループに所属していた平嶋夏海はどちらかといえばキュートな印象が強いが、バイクに乗るとイメージ激変。こんなにクールで大人っぽい女性だったのか!?

大型とは思えないほどスリム&コンパクト

バイク好きの父の影響で、平嶋夏海は大人になったら絶対バイクに乗ると決めていた。単純に趣味として楽しむつもりだったが、まだまだ女性アイドルとバイクの組み合わせは新鮮なようで、最近は雑誌やテレビのバイク関連の仕事が多く舞い込む。そんなわけで今まで仕事で乗ったバイクは30台以上。ただ英国のトライアンフだけは乗る機会に恵まれなかった。だから今日の撮影をとても楽しみにしていたのだ。

行き先は富士山周辺と決めていた。免許取得後の初ツーリングで、父と2台で向かったのが富士。そのときのいいイメージから、今もぽっかり時間が空いた日にはよく富士に向かって走りだす。実際、富士周辺のコースは最高だ。美味しいワインディングがあり、空気も景色も綺麗。何よりどっしりした富士山に見守られてのツーリングは、とっても気分がいいものだ。

それにしてもこの「ストリートツイン」というバイク、夏海の好みにドンピシャだ。まずデザインが気に入った。もともと丸目一灯のネイキッドバイクが好きだが、こんなにシンプルにバイクらしい美しさを追求した正統派のモデルはそうはないと思う。行きの東名高速でピカピカ光るタンクローリーの後ろを走ったときには、そこに映し出されるバイクと自分の姿にしばしニンマリしてしまったほどだ。

メリハリの効いた「ストリートツイン」のボディラインに、小柄ながらグラマラスな夏海はまぶしいほど似合っていた。
ブルゾン¥53,000、Tシャツ¥15,000、パンツ¥31,000〈すべてエンポリオ アルマーニ/ジョルジオ アルマーニ ジャパン Tel.03-6274-7070〉

もちろん、こうして自然の中に置いても「ストリートツイン」はとてもサマになる。随所をモダンかつスポーティに磨き上げながらも、英国伝統のバーチカルツインならではのクラシックな風格をしっかり残すからだろうな。

車体が中型バイク並みにコンパクトなところも、小柄な夏海には嬉しいポイントだった。後端をギュッと絞ったスリムなタンク、750㎜の低めのシート高により足つき性もよく、砂利道をそろそろ走るときも不安がないし、バイクを降りての取り回しも楽チンだ。うん。このバイクとならどこまでも走れそうだ。

トライアンフ 新型ストリートツイン について詳しくはこちら

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正統派の英国バイクらしさも残す「ストリートツイン」は、自然の中に置いてもとても似合う。

今回乗った「ストリートツイン」は、グレイッシュなマットシルバーのタンクを装着。どんなシーンにも溶け込み、装いも選ばない大人っぽいカラーリングだ。

比較的薄めのシートだが、硬すぎず柔らかすぎず、とてもいい感じ。これなら長時間のライディングでもお尻が痛くならない。

ちょっと挑発的なカット。彼女みたいに美しい女性が楽々トライアフンに乗ってるのに、男の我々が乗らなくてどうする!?
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正統派の英国バイクらしさも残す「ストリートツイン」は、自然の中に置いてもとても似合う。

今回乗った「ストリートツイン」は、グレイッシュなマットシルバーのタンクを装着。どんなシーンにも溶け込み、装いも選ばない大人っぽいカラーリングだ。

比較的薄めのシートだが、硬すぎず柔らかすぎず、とてもいい感じ。これなら長時間のライディングでもお尻が痛くならない。

ちょっと挑発的なカット。彼女みたいに美しい女性が楽々トライアフンに乗ってるのに、男の我々が乗らなくてどうする!?
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山中湖の周りをぐるりと一周。ゆっくり流しても、ドコドコ感が味わえる水冷バーチカルツインなら退屈しない。

レトロモダンな外観と裏腹、走りはスポーティ

御殿場インターから富士スピードウェイの脇を抜けて、明神峠・三国峠のワインディングを楽しみつつ山梨県側へ。これは富士へ向かうときの平嶋夏海のお気に入りのルート。三国峠を抜けたとたん、富士山と山中湖の絶景がドーンと眼前に現れるのもたまらない。

大小いろんなコーナーがあったけれど、「ストリートツイン」はどのコーナーでも優秀だった。最近の夏海はジムカーナやサーキット走行にハマッていて、かなりライディング技術は向上したつもり。とはいえ初めてのバイクでワインディングを走るのはやっぱり緊張するものだ。にもかかわらず、「ストリートツイン」はハンドリングが素晴らしく、自分でもびっくりするほどヒラヒラと気持ち良くコーナーを駆け抜けることができた。

どんなギアからでもドコドコと力強く吹け上がる、900CCの水冷バーチカルツインエンジンのフィーリングにも痺れる。それでいてこのエンジンはどこかジェントルな部分もあり、タイトなコーナーの出口でアクセルをガバッと開けてもヒヤリとしない。もちろんこの安心感は、ABSやトラクションコントロールなど、いまどきの電子制御がテンコ盛りのおかげでもあるんだろう。このバイクなら初心者だって問題なく走れるんじゃないかなと夏海は思った。

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「ストリートツイン」のコーナーリング性能は優秀。タイトなカーブでも、視線をコーナーの先に向ける基本のライディングに徹すればくるりと楽に旋回できる。

雄大な富士に見守られてのツーリングは、とっても気分がいいと夏海。

足つきが良好なのも「ストリートツイン」の大きな魅力。身長154㎝の夏海でもまったく不安なく股がることができる。

「富士には月見草がよく似合う」と太宰治は言った。「ストリートツイン」の無駄を削ぎ落としたデザインには、ジェッペルにダブルのライダースというクラシックなバイカーズファッションがよく似合う。
ライダースジャケット¥75,200、中に着たトップス¥11,100、パンツ¥20,700〈全てA|Xアルマーニ エクスチェンジ/ジョルジオ アルマーニ ジャパン Tel.03-6274-7070〉

360度クランクから270度クランクに変更し、よりトルクゆたかでドコドコ感を増した新世代のボンネビルエンジンを搭載。水冷のバーチカルツインだが、空冷を思わせる深いフィンを刻み、往年のトライアンフらしさもしっかり保っている。

ライドバイワイヤ、アシストクラッチ、ABS、トラクションコントロールと電子制御が満載ながら、メーター周りはスピードメーターひとつだけとシンプルに仕上げた。この割り切りも玄人好みだ。

座面がスエードのような質感のシートは高級感も満点。トライアンフの白いロゴがさりげなく並みのバイクでないことを主張してくれるのも魅力。
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雄大な富士に見守られてのツーリングは、とっても気分がいいと夏海。

足つきが良好なのも「ストリートツイン」の大きな魅力。身長154㎝の夏海でもまったく不安なく股がることができる。

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ライダースジャケット¥75,200、中に着たトップス¥11,100、パンツ¥20,700〈全てA|Xアルマーニ エクスチェンジ/ジョルジオ アルマーニ ジャパン Tel.03-6274-7070〉

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ライドバイワイヤ、アシストクラッチ、ABS、トラクションコントロールと電子制御が満載ながら、メーター周りはスピードメーターひとつだけとシンプルに仕上げた。この割り切りも玄人好みだ。

座面がスエードのような質感のシートは高級感も満点。トライアンフの白いロゴがさりげなく並みのバイクでないことを主張してくれるのも魅力。
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山中湖まで降りると、抜けるような青空に大きな富士山がすっくとそびえ立っていた。今まで見たなかでも、今日の富士は一、二を争うほど綺麗だと思う。昨日雨が降ったおかげで、空気がいつもより澄んでいるのかもしれない。

このあとはいつものように山中湖をぐるりと一周だ。富士山に来たら山名湖の一周はマスト。走りながら、その日一番富士山が綺麗に見える角度を探し、写真を撮るのだ。この湖のまわりには駐車スペースがあちこちに設けられているから、ここぞという場所ですぐにバイクを停められるのもいい。

朝が早かったのでそろそろお腹が空いてきた。今日もかぼちゃのいっぱい入ったホウトウを食べて、体を内側から温めてから帰ろう。帰りは、“道志みち”を走り、中央高速から都心に戻るつもり。ちなみに道志みちも気持ちのいいワインディングが多いから好き。途中の「道の駅どうし」には今日もたくさんのライダーがいるんじゃないかな。

バイク乗り同士ということで距離を近く感じるのか、道の駅やSAで休憩すると、知らないライダーから気さくに話しかけられることはしょっちゅう。じつは夏海はそういうのが嫌いなほうじゃない。滔々と自分のバイクやテクニックの自慢をするオヤジにはときに閉口するけれど、今日はむしろ男たちの目にストリートツインに乗った自分がどう映るのか、ちょっと聞いてみたかったりする。さぁ、もうひとっ走りしよう!

トライアンフ ストリートツイン
トライアンフが誇る名車、オリジナルのボンネビルを現代的に解釈した「ストリートツイン」。現行の水冷ボンネビルシリーズの中で最もブライスコンシャスだが、街乗り、ツーリング、そしてスポーティなワインディング走行までをハイレベルでこなす、オールマイティな1台だ。

主要諸元

タイプ:水冷SOHC並列2気筒 8バルブ270°クランク
排気量:900CC
最高出力:55PS(40kW)@5900rpm
最大トルク:106Nm@3230rpm
トランスミッション:5速

ハンドルを含む横幅:785㎜
全高(ミラーを含まない):1114㎜
シート高:750㎜
ホイールベース:1415㎜
車両重量:216㎏
燃料タンク容量:12L

トライアンフ 新型ストリートツイン について詳しくはこちら

 

ホウトウは夏海の大好物。いっぱい入った野菜の甘みが体に染み渡る。

平嶋夏海
1992年生まれ。元国民的アイドルグループの初期メンバー。趣味は大型バイクと漫画。チバテレビ『週刊バイクTV』に出演中。現在、セカンド写真集の「ナツミ感」が発売中。

お問い合わせ
TRIUMPH
https://www.triumphmotorcycles.jp/

連載:あの娘とトライアンフ
 第1回「ボバーで銀座、そして築地へ」(あいみ)
 第2回「新型ストリートツインで富士」(平嶋夏海)
 第3回「新型スピードツインで浮世絵を観に行こふ」(葉月美優)
 第4回「スクランブラーで小江戸へWarp」(YU)

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