論理仕掛けの奇談 有栖川有栖解説集

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 151
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041088142

作品紹介・あらすじ

マン・ツー・マンで読書会をしている気分を
味わっていただけるとうれしい。
             有栖川有栖 (<前口上>より)

 
松本清張、アガサ・クリスティー、エラリー・クイーン、綾辻行人、皆川博子・・・・・・。
本格ミステリのプロフェッショナルが愛を持って執筆した、宝石のような名作の解説を47本収録! 
有栖川有栖作家デビュー30周年を飾る記念碑的解説集!!

「面白そうだ」と思う未読の作品があったら、ぜひご一読を。
本書が読書ガイドの役目も果たせたら幸いと言うしかない。 (<前口上>より)

感想・レビュー・書評

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  • 有栖川さんが他の作家の文庫に添えた解説集。
    47本収録されていて、本格ミステリ作品の解説が圧倒的に多かった。そりゃ依頼されるよなあ。作品の内容に触れた解説だけで無く、有栖川さんと各々の作者との関係が書かれていたり、ちょっとしたミステリ論にもなっている部分もあり楽しく読めた。共感出来る点も多く、特に古野まほろの『群衆リドル』の解説は大納得。そうそう、私も当時は同じ様に思ったな。更に、まだ今ほどの人気作家になっていなかった東川篤哉さんを一早く「ユーモア本格ミステリのエース」と評する等、所々に鋭さも感じた。良い作家は良い解説者でもある事が分かった一冊。

  • ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00553202

  • 情報がやや古い。

  • 図書館で借りた本。47作品のミステリー小説を解説している内容なので、次何を読もうかと迷った時の参考になるかも。私が好みの作品を書く作家の紹介がなかったのは残念だった。

  • 他の作家さんの作品に寄せた解説47本。既読より未読の作品が多かったのだが、どれも読みたくなってしまうようなそんな魅力あふれた文章で、さすがだと思わずにいられなかった。

  • 2020.2.19読了。

  • ほぼミステリ作品の解説集。こういう本を読むと、読みたい本が大量に増えてしまうためあまり読むべきではないなあ、と思っているのですが。読んだ本と読もうと思って積んである本が大半なのでこれは安全、と思ったのに。甘かった。
    読んだ本といっても、細部まで覚えているのは少なくって。そうするとまた読みたくなってしまいます。とりあえず「面白かった」という記憶だけが残っている本なら、なおさらに。そして積読本も読みたい順番が上がり、もちろん読んでいないしノーチェックだった本については言わずもがな。というわけで、とりとめもなく読みたい本がどどっと増えるだけの事態に相成りました。
    とりあえず「暗色コメディ」を探そう。「バルーン・タウンの殺人」は持っているはず、と思ったけれど。しまった、収録作数が違うのか。創元文庫版を買わないといけないのね。それからそれから……ああきりがない。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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