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本草図譜(ほんぞうずふ)

[請求番号 196-0190]

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岩崎灌園(いわさきかんえん)(1786-1842)

『本草図譜』は、多年にわたって植物を研究し、『武江産物志』『草木育種』等を著した岩崎灌園の主著。各地を踏査して写生した2,000種もの植物図に解説を添えた書で、わが国で最初の本格的な植物図鑑と言われています。文政11年(1828)に全96巻(92冊)が完成し、このうち5巻から10巻までの6冊が、同13年に出版されました。しかし出版されたのはこの6冊だけで、他の巻は原本を模写したものを予約制で希望者に配本しました。代金は1帙(4冊)で金1両から1両2分だったとか。「本草」は漢方で薬用とされる植物等のこと。本書は熱烈に植物を愛した灌園の趣味の結実であると同時に、長年の薬草研究の成果と言えます。

展示資料は灌園の自筆の写本で、全72冊。


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