東大寺大仏殿が拝観再開 興福寺なども

拝観が再開された東大寺の大仏殿=1日午前、奈良市(渡辺恭晃撮影)
拝観が再開された東大寺の大仏殿=1日午前、奈良市(渡辺恭晃撮影)

 東大寺(奈良市)は1日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため4月24日から停止していた大仏殿の拝観を再開した。この日は奈良市内の各寺院も相次いで部分的に拝観を再開した。

 大仏殿の拝観時間は午前8時半~午後4時に短縮。この日を待ちわびた拝観者らが約2メートルの間隔をとって入り口に列を作った。奈良市の女性(69)は「こうして来ることができて良かった。気持ちが落ち着きました」と笑顔。同寺の橋村公英執事長は「たくさんの人の協力で、今日を迎えることができてありがたい」と語った。

 興福寺(奈良市)は東金堂と国宝館で、唐招提寺(同)も一部を除いてこの日から拝観を再開。法隆寺(奈良県斑鳩町)は5月21日から伽藍(がらん)の拝観を再開している。

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