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小飼弾の論弾 #89「Space Xとホリエモンロケットに見る、失敗の重要性」
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小飼弾の論弾 #89「Space Xとホリエモンロケットに見る、失敗の重要性」

2018-11-04 07:00

    「小飼弾の論弾」で進行を務める、編集者の山路達也です。
    2018年7月2日(月)配信の「小飼弾の論弾」の後半をお届けします。

    次回のニコ生配信「小飼弾の論弾」は、2018年11月6日(火)20:00から書評特集です。

    お楽しみに!

    2018/07/02配信のハイライト(その2)

    • 猜疑心と結婚制度
    • ホリエモンロケットと「失敗をすることは経験を積むこと」
    • 仮想通貨は参加者がセキュリティを担保すべき
    • リア充化を強いる『ポケモンGO』の迷走
    • 「Google Map独占はヤバい」と「Twitterの技術的にヤバい選択」
    • ハードウェアとソフトウェアの設計と「PEZYのインタビューお蔵入り」

    猜疑心と結婚制度

    山路:インセル、非モテ過激派の話なんですけど、欧米ってけっこうカップル文化だったりするじゃないですか。ただ欧米といっても、アングロサクソンとそれ以外のヨーロッパの文化が違う。
     オーストラリアにしばらくいたことがあるんですけど、ちょっといいめのレストランはカップル前提だったりする。何かイベントがあったりすると、彼女か奥さん連れて行くみたいな、女の人から見たら夫か彼氏かということになるんですけど、いなかったら相当暮らしづれえな、ここはって思ったんですよね。

    小飼:確かにいい歳した大人にはパートナーがいて当然だっていうのは、英米圏はかなり強いですね。

    山路:なんか日本って、もちろん童貞いじりみたいなそういうのはありますけど、まだ独り身であってもそのサービスとかもあったりするじゃないですか。1人でべつに飯食っててもいいし。高級寿司店に1人で行って、カウンターで寿司食ってるなんてべつに普通だったりしますよね。

    小飼:一人焼肉だっていいよね、べつにAcceptedだしね。既婚者なのにそれぞれ別の飲み会に行っても、何がおかしいの? という感じですよね、日本は。

    山路:欧米のそういう圧力みたいなものって、こういうインセルって言い出すような人をより追い詰めていくのかなという感じはしたんですけどね。

    小飼:そうだよね、はい。単なる不運なのに、低能だと罵られるのは、あるいはそう罵るに等しいところはあるかもしれないですね。

    山路:特に男が抑圧されると、より過激なこういう暴力犯罪に繋がって行くんじゃないかという気もするんですけれどもね。

    小飼:人である前に猿だし、猿である前に、獣、哺乳類だしね。哺乳類のオスというのは、あぶれると子供をイジメ始めるんだよね。

    山路:群れの子供とかそういうのに当たる。

    小飼:そうそう。

    山路:それすごいよく見られる光景ですね。人間のとこでも、本当に生物的な本能に従って動いてたり、まさにそれが見えてるとこなんですね。

    小飼:でも便利な言葉ができちゃったよな、インセルですか。

    山路:インセル革命。これ日本でも増えてくるんですかね? どうなんでしょう?

    小飼:逆恨みする人が少ない、ずーっと少ないだけで、そういう状況に置かれている人たちというのは、大体似たような比率だと思いますよ。

    山路:そうか。

    小飼:はい。生物学的に、単なる男女でも、どんなに少なく見積もっても、40人に1人はあぶれるんです。だから残りの男女が全員カップルになってても。実際にこれが歳を取っていくにつれて、男のほうが死にやすいので、比率は合ってくるんですけども、今は医療が発達したこととかっていうのもあって、男女の比率が入れ替わるというのは、40代後半くらいじゃなかったのかな。要するに、あぶれる人がいなく、生物学的にいなくなるという頃には、生物学的に親になるのが難しくなっているというね。

    「秋葉原事件とかインセルじゃね」(コメント)

    山路:まあそうですよね。

    小飼:全くその通りですね。

    山路:日本でも全然無縁ではないというか。

    小飼:はい、全世界で起こり得るんですけど、アメリカはありふれていて、全国ニュースにならない(笑)。

    山路:アメリカ人というのは、これを認識してないのかな、こういう抑圧されている人がいるっていうことを。

    小飼:認識されているけども、やっぱり逆恨みダメ絶対というのは、日本よりも遥かに強いところなので。その逆恨みしたやつが悪いだろうで終わっちゃう社会なので。あんまり自制しないんですよ。「なんでこの人は逆恨みしたんだろう?」と。逆恨みによる犯罪をどうすれば減らせるのかっていう、そういう思考回路を持つ人はアメリカには少ない。

    山路:なるほどな。

    小飼:とても少ない。犯行に及んだあいつが悪い、で終わっちゃう。

    山路:こういう異性のカップルというか、得られない人って、これから……

    小飼:あるいは得るだけの元気がないという人ね。さっき言ったように、生物学的にあぶれるのはあくまでも40人に1人。実際はその10倍くらい居るわけですよ。つがいになっていない人たちっていうのは。

    山路:ますます、よく言われるのが2極化が進むんじゃないかとか、生涯未婚が……

    小飼:一夫多妻制みたいになるとか、そういう言い方してますけれども、どうなんでしょうねそれは。

    山路:ソーシャルメディアなんかを見ると、言ってみたらすっげえうまくやってる人っていうのはキラキラして見えて、そういうものを見ていると、自分の身近でたとえば、昔だったらお見合い結婚で相手に少々不満があっても、それがなんとなく仕組みがあったのが。

    小飼:昔の人が必ずつがいになっていたかと言うと、じつはそうでもなかったんだよね。江戸時代とかもうポコポコ離婚してたし。

    山路:ああそうか、かつての高度経済成長期みたいにお見合いでみんな結婚して、ほぼみんなが結婚してみたいなほうが、日本の歴史の中でも特別な時期。

    小飼:まあ特別だね、というのも独り身というのは全く珍しいことではないし、ましてや低能とかの扱いを意味するものでは全くないよね。それは人というのは残念ながら、話した人から独立していったことだけを評価できるようにはなってないので、すでに相手がいる人たちが率先して言っていくべきだと思います。僕は妻と2人娘がいるので、明らかに相手がいるほうなんですけども、その僕が言います。全く恥じる必要がないから。
     このぶんでいくと、ウチの娘がでも、そうなりそうなんだよね(笑)。

    山路:えー、そうですかねえ(笑)

    小飼:うん。いやでもそれはそれはべつにいいんじゃねと。

    山路:あと、このインセルの背景にある欧米のカップル文化みたいなところで、個人的に不思議だなと思ったのが、アメリカなんかってすごい不倫に厳しかったりするじゃないですか。

    小飼:その裏っ返しでもあるの。なんで常につがいで行動するかと言うと、常にペアで行動するかというと、その間に相手を裏切れないでしょう。
     だから繋いでおけば、お互いを監視してる状態にあるわけじゃないですか。まさかね、2人で行ったパーティ先で浮気相手と不倫するというわけにはいかないでしょう(笑)。

     
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