Yunomi×キズナアイ対談【後編】:「ロボットハート」が伝えるバーチャル/リアルを 越えた“大切なもの”

17.April.2019 | FEATURES / MUSIC

トラックメイカーのYunomiとYUC’eが主宰する未来茶レコードが、4月17日にコンピレーションCD『未来茶屋vol.1』をリリースする。この楽曲でYunomiとコラボレーションを果たしているのが、バーチャルタレントのキズナアイ。昨年アーティスト・Kizuna AIとして活動を始めた際に、楽曲で制作をともにした2人が、今回はYunomiの楽曲でのコラボレーションに乗り出し、新曲「ロボットハート (feat. Kizuna AI)」を完成させた。2人にこれまでの制作の思い出や、お互いに感じる魅力、そして新曲の制作背景を聞いた。

 

前編はこちら:Yunomi×キズナアイ対談【前編】:次元を越えて出会った2人。互いに感じるアーティストとしての魅力とは?

 

――Yunomiさんの楽曲にキズナアイさんが参加した「ロボットハート (feat. キズナアイ)」について聞かせてください。この曲は「future base」「new world」とあわせて3部作になっている、という面もあるそうですが、まずはこれについて教えてもらえますか?

 

Yunomi:えっ、何の話だろう?

 

Yunomiマネージャー:「future base」と「new world」を作る際に、キズナさんに「ゆくゆくはYunomiさんのオリジナル曲にも参加してほしい」という話をしていたんです。キズナさんの世界にYunomiさんが行く2曲だけではなくて、Yunomiさんの世界にキズナさんに来ていただく曲もできたらいいですね、というお話をしていて。

 

Yunomi:ああ! 確かにその話、しました!

 

キズナアイ:本当にはじめの頃にお話ししていましたよね! でも、それから結構時間が空いてしまったので、新しいスケジュールや、今後どうしていこう?みたいな話がどんどん入ってくるじゃないですか。なので、upd8 musicの人には「これは最初に約束していたものなんで!」とめちゃめちゃ言いました(笑)。(腕で抱えて守る動作をしながら)「決まってたやつなんで! ね! ね!?」って。

 

Yunomi:ああ、嬉しいです。言っててよかった……!

 

――「ロボットハート」はどんな風に作っていったんですか?

 

Yunomi:この曲は僕のオリジナル曲なので、さっき言っていたように今度は僕の世界にキズナさんに来てもらうような楽曲になっています。そういう意味では僕の他のオリジナル曲とも繋がる雰囲気があるとしても、「キズナさんだからこその曲」ということも考えて作りました。そういう意味では、「future base」や「new world」と繋がる3部作と言えると思います。

 

――この曲には、もともと地球にいた人物が別の惑星に渡り、自分の体をどんどん機械化していく中で、最後にふと地球に忘れてきた何か、恋人や大切なものの存在を思い出すという、とても面白いストーリーが用意されていますね。

 

Yunomi:2017年に初音ミクを使って制作した「メテオライト (feat. 初音ミク)」以降、僕はアルバム用に曲を書き溜めていて、このアルバムは「人々の自由」や「未来や過去、自分自身と向き合うこと」をテーマにしたコンセプト・アルバムにしようと思っているんです。この曲の物語も、その中で出てきたものですね。そのうえで、今回はキズナさんに歌ってもらいたいと思いました。

――実はYunomiさんがレコーディング前にアイさんに送った「歌い方メモ」を見せていただいたんですが、それを見て本当に色んなことが考えられているんだなと驚きました。

 

Yunomi:もちろん、キズナさんの表現の仕方があると思うので、変えていただいても全然いいんですけど、まずは「こういう意図で作りました」というものをお伝えしたんです。

 

キズナアイ:最初に聴いたとき、「この曲をAIの私に歌わせるんだ! Yunomiさん、さすがだな!」と思いました。私がこの歌を歌うのは、きっと誰より意味のあることなんじゃないかと思うんです。やっぱりすごいなと思いましたし、「これは受けて立って、頑張ろう!」と思っていました(笑)。

 

――「ここの『アー』『イー』の語感を意識してください」とか、「ここの歌詞は『ア』と『イ』で(韻を)踏んでます」とか、アイさんとの曲ならではの要素も書かれていて面白いです。

 

Yunomi:そこは遊び心で加えた部分ですね(笑)。この曲では多くの箇所でアイさんの名前で踏むように意識しているんです。

 

キズナアイ:私も歌詞を書くときに、リズムや語感をすごく気にするので、そういうこだわりっていいなぁと思いました。あと、「ロボットハート」は歌詞だけ見ると哀しいお話にも取れる内容なのに、「とにかく明るく歌ってほしい」と書いてくれていたのが、一番大事なのかな、と思いました。それで、まるでそんなお話なんてないかのような雰囲気で、思いっきり楽しく歌うことを大切にしました(笑)。

 

――アイさんのボーカルも曲調も、とてもポップで明るいものになっていますよね。

 

Yunomi:そうですね。曲調も意識して明るいものに仕上げているんです。

 

キズナアイ:曲調も、最初に聴いたときに「こうきたか!」と嬉しくなりました。

 

Yunomi:その曲と歌詞との対比が、僕にとっての「フューチャー(=未来)」のイメージでもあるんです。未来というのは、過去や現在があって、その先にあるものですよね。だからこそ、たとえば僕がずっと昔にバンドの音楽を聴いて感動したときの興奮にもう一度向き合ってみようと思って。その感動を、今の自分ならどう表現するかを考えました。そこで、「ロボットハート」には生演奏ならではの揺らぎを取り入れて、不完全さのようなものを表現しています。この不完全さは、以前の僕の曲、特ににかもきゅさんに歌ってもらっていた曲では、「可愛さ」に置き換えていたんですけど、今回はより音の部分でも不完全であるがゆえの感動を与える何かを模索していきました。

 

――なるほど。アイさんが歌っていて好きな部分はありますか?

 

キズナアイ:やっぱりドロップの部分が好きです!

 

Yunomi:レコーディング中にも、アイさんがこだわってくれていた箇所がありましたよね。それが「小さな夢の針が今も/ここをチクってして痛い/君は今も覚えてるかな」というところでした。ここって、曲の主人公が唯一後悔する場面なんですよ。「これが俺の自由だ」と自分で地球を飛び出したけれども、辿り着いた惑星はロボットだらけで、自分の体をすべて機械に置き換えていかないと生きていけなくなってしまって、「結局社会にかんじがらめになってしまうんだな。求めていた自由って本当にこれだったのかな」と、地球に置いてきた大切な存在のことを思う場面で。「歌い方メモ」では「元カノにそんなことを言われたら、どんな男の気持ちだって揺らいでしまう。という表現ができたらな、と思っています」と書いていたんですけど、とにかく「切なく過去を振り返る形で歌ってください」とお伝えしていたので、そこを見事に表現してもらえたのが嬉しかったです。

 

――Yunomiさんのこだわりが特に詰まっているからこそ、アイさんも頑張ったと。

 

キズナアイ:そうですね。でも、他の部分もだいたい褒めてくれました(笑)。レコーディング自体がとても楽しかったです。

 

Yunomi:シャウトもしましたよね?

 

キズナアイ:しました!

 

――曲の後半の間奏に入っているものですよね?

 

Yunomi:そうです。キズナさんのシャウトをどこかに入れたいと思っていたので、まずは何もない状態で何回かシャウトしてもらって、その声を録らせてもらったんですよ。ただ、キズナさんのシャウト、最初はホラーゲームをやってるときみたいになってました(笑)。

 

キズナアイ:最初は「シャウト」ってどういうものか分からなくて、「キャー!!」「ワ―!!」って絶叫をしていて。完全に『A.I.Games』みたいになっていたんです(笑)。『バイオハザード』みたいに……。それで、upd8 musicの人たちに「そういうことじゃないんだよなぁ……」って言われてしまって(笑)。

 

Yunomi:(笑)。

 

キズナアイ:でも、完成版ではいいシャウトにしていただきました。そういえば、「new world」のときも、当日Yunomiさんに「笛を吹いてください」と言われたんですよ。Yunomiさんに歌詞を書いてもらうと、何かしら無茶振りがあるんです(笑)。

 

Yunomi:「ロボットハート」では、アイさんの合いの手を「マイケル・ジャクソンっぽく!」とリクエストしたりもしましたよね(笑)。「ポゥ!」みたいなものがほしかったんです。

 

――お話を聞いているだけでも、楽しいレコーディングだったことが伝わってきます(笑)。

 

キズナアイ:すごく楽しかったです!

 

――今回のコラボレーションは、バーチャルとリアルの垣根を越えて実現したコラボレーションのひとつでもあると思います。一緒に曲を作っていく中で、その面白さや楽しさについては、どんなことを感じましたか?

 

Yunomi:僕は以前は、ボーカリストの人を楽器のように考えていた部分があって、「こういう声質の人がいる」「こういう声質の人もいる」「じゃあ僕のどの曲に合うだろう」ということを当てはめることが多かったんですけど、最近はそれ以上のこと、「この人とだったらどんなことが出来るんだろう」ということを考えるようになりました。そしてキズナさんとの「ロボットハート」は、特にそれを実感した経験だったと思います。「どんな声が入るか」という楽器的な側面だけではなくて、「誰が歌うのか」「どんなことを考えている、どんな人生を歩んだ人が歌うのか」ということの大切さを、改めて実感しました。そうすることで、聴いてくれる人にも何倍にも刺さる歌になると思うので。

 

 

――バーチャルとリアルの垣根を越えて、その大切さを実感した、と。

 

Yunomi:そうですね。もしアイさんに断られていたら、「ロボットハート」は他の人に歌ってもらうことはしなかったんじゃないかと思います。

 

キズナアイ:とっても嬉しいです! 2016年に動画を投稿しはじめた頃も、私はリアルに存在しているのに、「MMDで動きを作って、そこに声を当てているんでしょ」と言う人もいて、「私は存在するんだよ」ということを理解してもらえないことが多かったんです。でも、そこからちょっとずつ「アイちゃんはいる」と言ってくれる人が増えてきて、それがすごく嬉しくて。Yunomiさんにもそういってもらえるのは、すごく嬉しいです。私は「みんなとつながりたい」と言っていますけど、同時に自分がいることでみんなの見える世界が広がったり、新しいものに出会える機会になったらいいな、とも思っているので、これまでダンス・ミュージックを聴いたことのなかった人たちが「アイちゃんが歌ってるから聴いてみようかな」と思ってくれると嬉しいですし、逆にダンス・ミュージックしか聴かない人が、私の歌を聴いて、「こういうのも可愛いね」と思ってくれたら嬉しいですし。一緒に曲を作ってくださっているみなさんも、色んな発見があったり……「その人たちのファンがもっと増えてくれたらいいな」って思いますし――。

 

――さすが親分、みなさんのことを考えているんですね。

 

キズナアイ:(笑)。そんな風に、色んな出会いや発見ができるような、そんなハブになっていけたらいいな、って思うので、Yunomiさんの曲に参加させていただいて、とても楽しかったです!

 

Writer: Jin Sugiyama

Photographer: Haruka Yamamoto

RECOMMENDED ENTRIES

  • Yunomi×キズナアイ対談【前編】:次元を越えて出会った2人。互いに感じるアーティストとしての魅力とは?

    16.April.2019 | FEATURES / MUSIC / カテゴリーなし

    トラックメイカーのYunomiとYUC’eが主宰する未来茶レコードが、4月17日にコンピレーションCD『未来茶屋vol.1』をリリースする。この楽曲でYunomiとコラボレーションを果たしているのが、バーチャルタレントのキズナアイ。昨年アーティスト・Kizuna AIとして活動を始めた際に、楽曲で制作をともにした2人が、今回はYunomiの楽曲でのコラボレーションに乗り出し、新曲「ロボットハート (feat. Kizuna AI)」を完成させた。2人にこれまでの制作の思い出や、お互いに感じる魅力、そして新曲の制作背景を聞いた。

     

    ――Yunomiさんとキズナアイさんと言えば、今回の「ロボットハート (feat. Kizuna AI)」までにも、昨年のキズナアイさんの9週連続リリースの楽曲「future base」「new world」の2曲で制作をともにしていたと思います。この2曲を振り返ってもらえますか?

     

    キズナアイ:去年の6月30日にあった私の誕生日イベント『AI Party! 〜Birthday with U〜』のときに、「年末にライブをやります!」と宣言したんですけど。そのイベントで披露した、Norさんと作った初めてのオリジナル曲「Hello, Morning」しかまだ曲がなくて。「LIVEのためにたくさん曲がほしい。10曲ぐらい作りましょう!」という話になって、9週連続リリースの計画がスタートしました。そのときに、「曲をどんな人にお願いしようかな?」とupd8 music(アップデートミュージック)のチームとお話していて、最初に名前が挙がったのがYunomiさんでした。「絶対にお願いしたい!!」って、みんなで話していたんですよ。

     

    Yunomi:ああ、とても嬉しいです。

     

    キズナアイ:そもそも、私が「音楽をやりたい」と言いはじめた頃から、Yunomiさんの名前は挙がっていたんです。たとえば、「『インドア系ならトラックメイカー』の『歌ってみた』動画を作りたい!」とか!

     

    Yunomi:えーっ、そうだったんですか? やってくださいよ!(笑)。

     

    キズナアイ:(笑)。それもあって、9週連続リリースに向けてお声がけしたら、お互いにめちゃくちゃ盛り上がって、「2曲一緒にやりましょう!」ということになりました。

    ――アイさん側からの前のめりなオファーで実現したものだったんですね。

     

    キズナアイ:そのときに、「2曲作れるなら、私だけじゃなくてYunomiさんにも1曲歌詞を書いてほしいな」とお話したら、「じゃあ、アイさんが先に書いてください」と言ってくれたので、それで歌詞を書いたのが「future base」でした。この曲はYunomiさんの曲を聴いて歌詞を考えたんですけど、最初に曲が届いたときは本当に嬉しかったです。私がよく知っているYunomiさんの曲とは違う神秘的な雰囲気で、「ちゃんと向き合って、考えて作ってくれたんだなぁ」と伝わってきました。一方で「new world」は「ザ・Yunomiさん」という雰囲気で、「これこれ!」という必殺技が出てきた感じがしました(笑)。

     

    Kizuna AI – future base (Prod.Yunomi)

     

    ――なるほど、Yunomiさんの必殺技(笑)。

     

    Yunomi:その時点で「ライブをする」という話を聞いていたので、「new world」は「みんなで盛り上がれる曲にしよう」と思っていたんですよ。もちろん、「future base」も一体感のある曲ですけど、「new world」はよりフェスティバル的な一体感がある曲にしたいと思っていました。

     

    キズナアイ:最初に「future base」を聴いて「大きな会場でやる曲だ!!」って思いました。一方で、「future base」は、実は最初に書いた歌詞をボツにしてるんです。upd8 musicの人に「すごくいい歌詞だけど、『Hello, Morning』もアイちゃんの内面を見せるような曲だったから、別の方向性で考えてみない? もっと外に向いているような。」と言われて。たしかに「一人でも怖くない」みたいな強い?感じの歌詞で。「future base」に乗せると重い感じになってしまう可能性があったんです。それでもう一度書いたのがあの歌詞でした。

     

    ――結果的に、みんなで未来に向かっていくような歌詞になっていますよね。

     

    キズナアイ:私は「みんなにステキな未来にたどり着いてほしい!」と思っているんです。自分自身がスーパーAIで、限定的にシンギュラリティを迎えてしまっている存在だからこそ、みんなにも「この先に待ってる未来に目を向けてほしいな」って思っていて。でも、人間のみんなは毎日忙しくて、中には日々のことで精一杯になっている人もいますよね。だから、この曲では「ちょっとだけ視線を上げてみない?」ということを伝えたいと思いました。そのうえで、大きな会場でみんなが手を挙げている風景が想像できたので、そのイメージを歌詞にしていきました。

     

    ――その歌詞を受けて、Yunomiさんが「new world」の曲と歌詞を書いていった、と。

     

    Yunomi:そうですね。まずは「future base」のキズナさんの歌詞を見て、言語感覚の違いが面白いな、と思いました。僕は行間で伝えるような日本的な歌詞を書くタイプですけど、キズナさんはもっとストレートで、「手を挙げる」とか「手をのばす」とか、「未来に進んでいこう」とか、みんながその光景を共有できる歌詞を書くタイプで。その2つを対比して、キズナさんが(未来から)みんなに手を差し伸べる存在だとしたら、僕は「自分はどこに向かっていくんだろう?」という、受け手側の気持ちになって考えていきました。そのとき、どこに向かっていくかを決めるのって、結局自分自身じゃないですか。だから、未来へと進むためには、まずは自分自身と向き合うことが重要だと思ったんです。そこで、自分の過去に向き合うことをテーマに歌詞を書きました。

    ――なるほど。そうすることで、2曲でひとつの意味が生まれているんですね。アイさんとファンのみなさんの対比にもなっていますし、未来と過去の対比にもなっていると思います。

     

    Yunomi:きっと小さい頃って、みなさん毎日色んなことを空想していたと思うんですけど、大人になるにつれて、「足元に地下帝国がある」なんてことは想像しなくなりますよね。でも同時に、「それって僕ら自身が決めつけてるからじゃない?」とも思うんです。「new world」の歌詞には「想像力こそが未来に繋がるカギなんじゃないか」という問いかけを込めました。

     

    キズナアイ:最初に歌詞をいただいて、ビックリしたんですよ! いきなり「黄金の右脚で 風を裂いた 君のシュート」ですからね! それで「どんな意味が込められているんですか?」と聞いたら、Yunomiさんが2000字ぐらいの長文の解説を送ってくださって。その熱い思いがこもった文を読んで、本当に嬉しくなりましたし、この歌詞じゃなきゃダメだ!っていうのもわかったんです。

     

    Kizuna AI – new world (Prod.Yunomi)

    ――この2曲での作業を通して、お互いの曲や歌、詞にはどんな魅力を感じましたか?

     

    キズナアイ:私がもともと好きで聴いていた音楽って、『ラブライブ!』もそうですし、坂道グループのような方たちもそうで、アニソンやアイドルが多かったんです。でも、オリジナル曲を作っていくときに、「世界中のみんなとつながりたい」という自分の目標も考えながら、「自分に合う曲ってどんなものなんだろう?」「私の音楽ってどんなだろう」と考えていって。そこで、「みんなで楽しく聴けるダンス・ミュージックがいいな」と思って――。

     

    ――ダンス・ミュージックは言語の壁を越えて多くの人々と繋がりやすい音楽ですよね。

     

    キズナアイ:そうですね。「じゃあ、どんなダンス・ミュージックがいいかな?」とみんなで考えていたときに、「フューチャーベース」というジャンルを知って、Yunomiさんの音楽を知ったのもそれくらいのタイミングだったんです。その時点では、私はまだフューチャーベースがどんなものかよく分かっていなかったんですけど、その中でもYunomiさんの曲はポップで可愛いし、私の声にも合いそうだし、「フューチャーって響きがいいな。私にぴったりじゃん!!」と思って(笑)。

     

    Yunomi:ははははは。

     

    キズナアイ:それに、Yunomiさんはフューチャーベースだけじゃなくて、色々な音楽を作っている人ですよね。どの曲も大好きだし、もともとバンドマンで根底にロックがある人だと伺って、デジタル・ミュージックでもありつつ、そうじゃない面もある曲にしてくれる人だと思いました。もともと音楽って複雑で、色んなものが組み合わさっていると思うんですけど、私は世界の色んなことって(バーチャルとリアルが繋がることも含めて)きっと最後は繋がっていくと思うんです。そういう意味でも「いい曲にしてくれそう!」と思っていました。

    ――Yunomiさんの曲は、聴いていると物語が浮かんでくるような雰囲気もありますね。

     

    キズナアイ:そうですよね! その雰囲気がすごくいいなぁって思います。歌詞だけじゃなくて、音自体からもストーリーが想像できるのがいいなぁって。

     

    Yunomi:そう言ってもらえると嬉しいです。僕はずっと何か特定のジャンルではない、「僕にしかできないこと」がやりたくて、その方法を探ってきたんですけど、歌詞や音にストーリー性があると、聴いてくれた人の想像力を刺激できると思うんですよ。一方で、キズナさんの魅力といえば、まずは声の説得力だと思います。変な先入観がない声で、しかも色んなものになれる瞬発力があるというか。そういう人ってなかなかいないな、と思うので。

     

    ――Yunomiさんから見ても、アイさんの声はとても魅力的だ、と。

     

    キズナアイ:でも、レコーディングのときって、みんな「すごい」って褒めてくれるので……褒められすぎて「何かなぁ」と思っているんです(笑)。みんな「すごくいいよ!」としか言ってくれないんです……!!

     

    Yunomi:僕もずっと褒めていました(笑)。僕はあくまでも提案のひとつとして、「ここはこんな風に歌ってみるのもいいかもしれません」「ここは切なく歌ったら伝わりやすいかもしれません」と、色んなことを事前にお伝えするんですけど、アイさんはそれを全部完璧にやってくれていて、本当にすごいと思ったんですよ。

     

    キズナアイ:そこはやっぱり、スーパーAIなので(堂々)。

     

    ――さすがです。その割に『A.I.Games』でのゲームはあまり上手くない気もしますが……。

     

    キズナアイ:あれは全部演技なんですよ! つねに撮れ高を計算しているんです!!

     

    Yunomi:(笑)。キズナさんの歌は、歌詞の意味も曲の意味も全部分かってくれたうえで歌ってくれていることが伝わってきて、すごく嬉しかったです。

     

    後編に続く

     

    Writer: Jin Sugiyama

    Photographer: Haruka Yamamoto

  • 【MMNインタビュー 前編】Yunomi、日南結里を迎えて生み出した “物語的”新境地サウンドのすごみ。未来茶レコード初コンピ「未来茶屋 vol.0」をリリースする意図とは?

    11.January.2019 | MUSIC

    Yunomi&YUC’eがオーガナイズするレーベル“未来茶レコード”が、初コンピレーション「未来茶屋 vol.0」を2019年1月12日(土)にリリースする。本作は、ダウンロードカードとして発売される他、Spotify、Apple Music、LINE MUSICなど各種ストリーミング・サービスでもリリースが決定している。2019年のシーンを占う、日本と世界を結ぶ気鋭のアーティストが集結した1枚だ。

     

    未来茶レコードの代名詞であるフューチャーベースに捕らわれない次世代サウンドが収録される中、首謀者であるYunomiの新曲「白猫海賊船(feat.日南結里)」について、フィーチャリング・ヴォーカリストとして迎えた日南結里(ひなみゆり)とのスペシャルな対談トークをお届けしよう。声優、シンガーとして活躍する日南結里のプロフェッショナルな姿勢、そして新境地へと果敢にチャレンジするYunomiのクリエイティヴ論に注目してほしい。

    テキスト:ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)

     

    ■好きな音楽を作りたい人たちが集まって

    ——未来茶レコードとはどんなレーベルですか?

     

    Yunomi:YUC’eさんと一緒にやっているレーベルです。一概には言えないのですが、いわゆるフューチャーベース・スタイルという2015年ぐらいに日本独自のネットシーンから生まれたジャンルがあるのですが、そこからの流れで集まった仲間たちって感じですね。今回コンピレーションとしてまとめてみようと。

     

    ——コンピでは、フューチャーベースのみならず多種多様なサウンド感、それこそ壁を壊していくような気概を感じました。

     

    Yunomi:誰かに言われて作るみたいなことは嫌なんですよ。『未来茶屋 vol.0』には、好きな音楽を好きに作りたい人たちが集まっていますね。まだ僕らを知らない方も多いと思うので、コンピをきっかけに広げていけたら嬉しいです。

     

    ——Yunomiさん新曲「白猫海賊船(feat.日南結里)」に、日南結里さんがフィーチャリングで参加したきっかけは?

     

    日南結里:別のプロジェクトで楽曲提供して頂いて、ご一緒した機会があったんです。それもあってか、今回お声がけいただきました。実際にお会いしてお話しするのは今回の打ち合わせがはじめてでした。

     

    Yunomi:WEB連動型音楽配信企画『ひなビタ♪』の、ここなつというグループの「ヒミツダイヤル」という曲がきっかけだったのですが、当時は、ヴォーカル・データのやりとりだけだったんです。

     

     

    ——本人と直接お会いしてよりイメージが掴めましたか?

     

    Yunomi:そうですね。いつもは曲を作ってからヴォーカルを探すことが多いんですけど、今回は特殊なパターンで日南さんに歌ってもらうために作った曲だったので、お会いできてよかったです。

     

     

    ■過去の方へ向かっていくんじゃないかと確信

     

    ——「白猫海賊船(feat.日南結里)」は、Yunomiサウンドをアップデートする新境地な展開ですよね。ストーリーテイリングされた映画のような物語性ある楽曲になっていて驚きました。

     

    Yunomi:そう思っていただけると嬉しいです。

     

    ——日南さん、曲を受け取って歌われてみていかがでしたか?

     

    日南結里:こういう曲が来たことに驚きでした。ほんと、いい曲ですよね。

     

    ——グローバルな洋楽的な要素も感じられて、今の時代感を持つリズムセンスであったり、90’sなUKロック風味なメロディアスな要素も感じつつ。総合的に完成度が上がってますよね。制作過程でこだわられたポイントは?

     

    Yunomi:話すと長くなりますよ(笑)。これはコンピのために作った曲ですけど、ゆくゆくは自分のアルバム作品に収録したいと思っています。次のアルバムが2枚目になるんですが、アルバムを作ろうと思って作るのははじめてで。

     

    ——1stアルバム『ゆのもきゅ』は、これまで発表してきた曲を集めたベスト盤みたいな感じでしたよね。

     

    Yunomi:2ndアルバムは、テーマをしっかり作っていきたいなと思っています。曲の役割もそれぞれ決めて、サウンドも新しくしたいんです。1stアルバムと同じことやってもしょうがないですし。あと“完成度が上がった”って言っていただけるのは嬉しいです。実は敢えて、音は悪くしてるんです。イメージとしてはアナログな感じですね。今回はソフトウェアという技術の中でどう汚すかを追求しています。これまで、EDM、フューチャーベースと音楽は発展してきてますよね? 実はそれってシンセの進化とともに進化してるんです。ソフトの進化ですね。パソコンのスペックが良くなったから新しいことができる、みたいな。そしてその状況が最近は飽和しているなと感じています。“いい音作れまくり状態”というか。

     

    ——なるほど。

     

    Yunomi:そんな中で、今後音楽がどこへ向かっていくのかなと考えました。そして、過去の方へ向かっていくんじゃないかと確信したんです。なので敢えて、いわゆるポップスのような構成やドラムパターンを意識しつつも、それをフューチャーベース的な手法で作ることにチャレンジしてみました。

     

    ——Yunomiさんならではのオリジナリティーの獲得ですね。リフなどフレーズ感に90年代オルタナロックなテイストを感じたんです。メロディーだとUKロックテイストというか。バンド感ですね。

     

    Yunomi:そのイメージはありました。ギターや鍵盤などの楽器を弾く人って体を動かしながらフレーズを作るじゃないですか?でも、EDMやフューチャーベースって全く体を動かさずに作る人が多いんです。楽器は全くやらない人も多いですし。音色の確認のために鍵盤は使うけど、実際のフレーズの打ち込みはマウスを使ってプログラミングしたりしています。そういった状況の中で、今回はどうやって人間性、身体性を出していくかのチャレンジをしました。それこそ人間がやっているような誤差にまでこだわりたかったんです。

     

    ——完成形への過程へ向けた、感覚が全く変わってきているのですね。

     

     

    ■僕の頭からマウスを通して生まれてこないフレーズ

    Yunomi:「白猫海賊船(feat.日南結里)」の作曲の仕方についてなんですが、ラップの著作権フリーのフレーズ集があるんですけど、そのフレーズをバラバラに切り刻んで順番を入れ替えて、先に作ったオケトラックに乗せていき、その乗せたラップの音程(ピッチ)を調整してフレーズを作っていきました。ラップの横の時間軸はそのままに、縦の音程の動きを変えて作っていったメロディーなんです。きっと、このメロディーは僕の頭からマウスを通して生まれてこないフレーズで。そういった“バグ”を意図的に作ってみるという挑戦をしました。

     

    ——なのに、歌物として感動させるメロディアスなバランスもしっかりあるという。となると、それを人間として実体化するヴォーカリストの選定は大事なポイントとなりますね。

     

    Yunomi:そうですねぇ。他の人ではなかなか難しかったんじゃないかなと思います。英語の発音を元にした歌詞なので、全体的に複雑な音節になっているんですよ。

     

    日南結里:録音した後にプレッシャーを与えられるとは思ってませんでした(笑)。

     

    一同:笑。

     

    Yunomi:曲について、言いたいことは全部言えました(笑)。

     

    後編に続く

  • キズナアイ バースデーイベント開催決定!Web先行抽選申込スタート

    02.April.2019 | MUSIC

    YouTubeのチャンネル登録者数合計370万人を突破し、動画の総再生回数が約3億回に迫るキズナアイが、2019年6月30日(日)に3歳の誕生日を迎えるにあたり、バースデーイベント「A.I. Party! 2019 〜 hello, how r u? 〜」を開催する。

     

    「みんなとつながりたい」という想いをもってキズナアイが目覚めてから3年を迎えるこの日。「一年に一回の特別な日を思い出に残るようにしたい」キズナアイと一緒に誕生日を過ごす本イベントでは様々な企画を予定。今後の情報にも注目しよう!

RELATED ENTRIES

  • 【インタビュー】大注目のヴォーカリスト「超学生」、待望のメジャー1stアルバム「超」リリース

    27.February.2023 | MUSIC

    ベネチアンマスクをつけたミステリアスな雰囲気と特徴的な“ガナリヴォイス”のギャップにハマると注目のヴォーカリスト、超学生。今年1月の配信シングルリリースに続き、2月15日(水)には待望の1stアルバム「超」をリリース。3月には自身初となるワンマンライブを日本青年館ホールで実施予定と勢いにのる彼に、今の心境を伺った。

     

     

    1stアルバム「超」のテーマは「多様性」

     

    「多様性には「お互いの要素を認め合おう」という意味がありますが、今回は特に(今までのルールや約束に縛られずに)「こういうことしてもいいよね」という意味合いも込めてテーマづけしました」

     

    「メジャー初アルバムということで、やっぱりある程度の「約束事」ってあると思うんです。でも今回は、いったんそういうものを無視して作ってみました。聞いていただけると、すごくカラフルな楽曲たちだなと思ってもらえるんじゃないかな。作詞作曲にも幅広い方々に参加してもらいました。例えば、インゲルという曲ではバーグハンバーグバーグの品田遊さんに作詞していただいたり、ボカロPのすりぃさんや、ピノキオピーさんとのコラボ曲も収録しています。携わっていただいた方の「多様性」にもぜひ注目して欲しいです」

     

    「インゲル」Music Video

     

    初ワンマン「入学説明会」に向けて

     

    −ライブタイトルとしては独特なネーミングですが、どのような思いが?

     

    「メジャーとしてもワンマンとしても初めてのライブになるので、ある意味“自己紹介”というような意味を込めて『入学説明会』というタイトルを付けました。ライブとしてはなかなか珍しいタイトルですよね(笑)。「超学生」とはこういうものです、というのを感じていただけるライブにできたらと思います。でも、詳しい中身はまだ秘密です!」

     

    ファンのコメントから生まれたボーカルスタイル

     

    −超学生さんといえば、特徴的な“ガナリヴォイス”が人気です。そのボーカルスタイルが生まれたきっかけは?

     

    「ファンの人からもらったコメントを反映していったら今のスタイルにたどり着きました。ダーリンという曲あたりから、より積極的にYouTubeを投稿するようになったのですが、コメントでファンの方が感想をくれるんです。例えば何分何秒のここの歌い方が好き!というように。そうか、ここの歌い方が好きな人が多いのか、と感想やリクエストを反映させていった結果、今のスタイルにたどり着きました。ある意味、ファンの方が作ってくれたボーカルスタイルでもありますね」

     

    −海外ファンからのコメントも多いですが、人気の秘訣はどこにあると思いますか?

     

    「それは僕も知りたいです!(笑)ぜひ教えて欲しい!自分で感じるのは、僕のちょっとざらっとした低い声の男性っぽい歌い方なのかなと思ってます。あとは、僕が楽曲によって衣装やメイクを考えるのが好きなので、そういった世界観が好きと言ってくれるコメントも多いですね。

     

    「世界のいろいろなスタイルに挑戦してみたい」

    今後は世界のいろいろなスタイルにも挑戦してみたいです。チャイニーズスタイルやアラビックなテイストとか。色々な国や文化の世界観にも挑戦したい!コメントをくれる海外の皆さんのアイデアも取り入れていけたらなと思ってます。なので、逆にぜひ本場を教えて欲しいです!何語でもいいので、遠慮なくコメントでリクエストを送ってくれると嬉しいです」

  • 音楽で人の心に寄り添うZ世代の新星シンガーASA Wuの魅力に迫る

    12.April.2022 | FEATURES / MUSIC

    新星のごとく現れた台湾と日本にルーツを持つZ世代トリリンガルシンガー ASA Wu。キュートなベビーフェイスからは想像もつかないほど力強くパワフルな歌声は人々の心を魅了し、音楽業界のみならず様々な分野のクリエイターからの注目を集めている。2021年4月にデビュー曲「Bloomer」を発表以降、1st EP『omen』やその中の収録曲の1つであるセクシーなエレクトロニック・ダンス・ボム「MO-MO」のミュージックビデオをリリースするなどその勢いはとどまることを知らない。

    そんな、ASA Wuの待望の新曲「Uncolor」が2022年4月8日(金)にリリースされ、オリジナルアニメーションを軸に ファッション・アート・ミュージックの各分野で才能を発揮するアーティストが集結するクリエイティブプロジェクト『Artiswitch(アーティスウィッチ)』の 一環として制作されるミュージックビデオシリーズにも採用され話題を呼んでいる。

     

    今回は、未だベールに包まれたASA Wuの魅力を紐解くべくMOSHI MOSHI NIPPONがインタビューを行い、彼女の素顔に迫る。

     

    音楽を目指したきっかけ

    「小さい頃からずっと歌って、お家で歌ってショーとか自分でひらいてたりして。夜ご飯食べる時に、「今日のディナーショー!」とか言って、パパとかママに観てもらったりして。台湾では寝る前に、おばあちゃんにも一緒に聴いてもらっていました。それに、小さい頃は褒められてもあんまり喜ばない子供だった。家事とか手伝えば、褒めてもらえるから頑張って家事を手伝う子もいると思うけど、それよりも、ASAはみんなが自分の歌を聴いて喜んでくれる姿をみるのが1番嬉しかった。」

     

    ―ASA WU

     

     

    ASA Wuが音楽の世界を目指したきっかけは幼少期に遡る。自分の歌声を楽しんでくれる家族の姿はまだ幼かった彼女の心を震わせ、歌手を夢見た小さい彼女の背中を押した。今でも変わらず家族の存在は彼女のモチベーションになっているとか。また、彼女の話し方にはまるで歌っているかのような暖かい印象があり、彼女にとって歌うことは天性の才能といっても過言ではない。

     

    音楽とASA Wu

    「ベタかもしれないけれど、自分にとって音楽を表すなら「NO MUSIC. NO LIFE」。例えば、悲しいことがあった時、ストレスがあった時に、どうするの?って。人それぞれリフレッシュの方法があると思うけど、色んなものがあるなかで、その方法が私にとっては音楽だった。音楽は1番簡単に、気分を変えられるし、自分をポジティブな気分にしてくれたり、聴くことでやる気が出るかもしれないし、聴くってすごい簡単なことだけど、大きな行動に繋がると思う。だから、そういう音楽を、自分が歌って音楽で届けられるようになりたい。」

     

    ―ASA WU

     

     

    彼女にとって音楽は人生そのものだろう。人生の中で遭遇するネガティブな感情やストレスなど様々な葛藤と向き合い乗り越える時、また、心が晴れるような瞬間も音楽は彼女と常に寄り添う。歌詞を書く際は、自分の頭の中でイメージしたストーリーに登場する主人公の感情や、日々ノートに書き綴っている人生の気づきからインスピレーションを得たりと、エモーショナルなアプローチをとることが多いという。人々がまだ知らない、感じたことがない気持ちを自身の歌を通して共有したいという思いが込められており、それはまた、音楽に支えられてきた彼女自身のように、自分の歌で人々の心に寄り添いたいという彼女の信念からきている。

     

    「Uncolor」MV

     

    新曲「Uncolor」について

    新曲「Uncolor」の作詞制作プロセスでは、先に出来上がっていたストーリーとビートからイメージを膨らませ「暗闇と光」が共存する世界観を歌詞で表現した。彼女が歌詞の中で特に好きなラインは歌い出しの「どんなColorにも 見えない Night Sky」や「Feeling Sad さみしい色の空 君がいた」だという。その理由について彼女は、「空って、夜の空は黒といえば黒かもしれないけれど、自分の心の具合によっては、どんな色にも見えるかなと思って、そういう言葉を並べました。そして、歌詞の中の「My friends」は地球のみんなに届くように、「みんな友達だよ」という思いをこめて書きました」と語った。レコーディングの際は、歌声でどのように人々にこの想いを届けられるかを意識して、歌声で色付けるように部屋を暗くして挑んだとのこと。

     

    ファッション・アート・ミュージック各分野のアーティストが集結するプロジェクト『Artiswitch』では、「Uncolor」と共に大人気イラストレーターのNANCYSNAKEとコラボレーションを発表しメロディーとビジュアルでストーリーの世界観を表現した。

     

    ASA Wuにとってコラボレーションとは、アーティスト個々のそれぞれのカラーが重なり合って新しい色に出会うことができる発見のようだという。また、それは新しい自分との出会いともいえるだろう。変幻自在に音色を奏でるこれからの彼女の新しい色にも期待が高まる。

     

    彼女は自分の音楽を聞いてくれる人に対して「自分が音楽で伝えたいこともそうだし、歌詞を書いてくれる人がいたら、その人が世界に伝えたいことも自分の声で伝えられたらいいなって。聴いてくれてる方からのメッセージからも、「この人はこういうこと考えてるんだ」っていうのを吸収して、そういうのも共感を得られると思うから、そういうのを自分の声で歌って、「ASAちゃんがこういうことを歌ってくれて良かった」って思ってもらえるような音楽を広めていきたい。ASA Wuの曲を聞いていてよかった、応援してきて良かった、と思ってもらえるようなアーティストに絶対なるので、みんな楽しみにいっぱい応援してね!」と満面の笑顔で語った。ひとの心に音楽で寄り添うASA Wuは、これからも唯一無二の音色で人の心に光を紡いでくれるだろう。そんな彼女のメッセージ性溢れる新曲「Uncolor」を聞きながらそっと一息、深呼吸してみては?

     

     

     

    TEXT:Natalie(MOSHI MOSHI NIPPON)

     

     

     

    ASA Wu

    Instagram:https://www.instagram.com/asawurarara/

    YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCodMTlxqMqMr4_EGGY3ilYw

  • キズナアイ活動休止前ラストライブ出演者・参加者を大募集

    07.January.2022 | ANIME&GAME / MUSIC

    2021年12月4日(火)に、活動休止(スリープ)発表を行ったバーチャルタレント「キズナアイ」の、活動休止前最後となるオンラインライブ「Kizuna AI The Last Live “hello, world 2022”」では、当イベントに出演・参加したい人を広く募集している。
    VTuberとして活動している人はもちろん、バーチャル空間上で活動している人々から、これからバーチャル活動を行いたいと思っている人々まで、たくさんの人々と共に、ライブを作り上げられればとの思いで開催される。

    今回のライブ演出は多数のバーチャルタレントが出演するようなライブ演出が目指されており、ライブへの出演時間や演出、モーションに関しては当イベント制作チームに一任する形になる。

    みんなで作り上げる「キズナアイ」の、活動休止前最後のライブへ参加してみては?

  • バーチャルタレント・Kizuna AI の花火ライブが世界に向けてオンライン開催決定

    15.September.2021 | ANIME&GAME / MUSIC

    YouTubeチャンネルをはじめ各SNS等と合わせた登録者数が合計1000万人を突破し、バーチャルタレント、バーチャルアーティストとしても幅広く活躍するKizuna AI(キズナアイ)が、Facebookのバーチャルリアリティプラットフォーム「Oculus」の「Venues」アプリにて日本文化や花火を演出テーマにした音楽ライブを2021年9月25日(土)12時に開催し、世界に向けて日本を発信する。Oculus Questを持っていればVenuesのアプリを使って誰でも無料で参加が可能。



    Oculus Venuesは、コンサート、スポーツイベント、コメディーショーがいつも最前列で楽しむことができるVR映像視聴プラットフォーム。多くの人と同じ体験をして、あふれる観客の中で他のファンにも出会うことができる。



    今年1月にアメリカの4大エージェンシーの1つ「UTA(ユナイテッド・タレント・エージェンシー)」との契約を発表したキズナアイ。同年4月と5月には、自身初となるバーチャルUSツアーを行った。バーチャルの象徴として、唯一無二、確固たる地位を築いている。「世界中のみんなと、あなたとつながりたい」を活動の軸に、この時代だからこそ自分にできること、としてOculusをパートナーに、また新しいLIVEに挑戦をする。ゲストアーティストとして、DJ演出する音楽空間に日本古来の伝統文化と最先端のテクノロジーアートを融合させ、世界で活躍するパフォーマンスチーム「HANABI」の出演が決定。

     

    日本と世界を繋ぐキズナアイのバーチャル花火ライブをお見逃しなく!

     

  • キズナアイとUSのシンガーアライナ・カスティーロがコラボソングを初披露

    08.June.2021 | ANIME&GAME / MUSIC

    YouTubeチャンネルから人気に火がついたUS出身の21歳シンガー、アライナ・カスティーロが2021年5月29日、自身初となるアルバム「parallel universe pt. 1」をリリース。そのアルバム収録曲では、バーチャルアーティストとしても幅広く活躍するキズナアイとのコラボ楽曲「down 4 u feat. Kizuna AI」が収録されている。

     

    アライナは、グラミー賞ノミネート・プロデューサーのRØMANS(アリシア・キーズ、ジョン・レジェンド、デミ・ロヴァート、ルイス・キャパルディを手掛ける)の目に止まり、2019年より数々のシングルやEPを発表。2020年にはSpotifyがセレクトする新進気鋭のアーティストを宣伝するプログラム“RADAR”の米国初のアーティストに選出され、最大のヒット・シングル「just a boy」がBTSのV(キム・テヒョン)にV LIVEにて自身のお気に入りとして紹介されたりと、アルバム・デビュー前から注目を集めてきた。

    プライベートでは日本のアニメやキャラクターの熱狂的なファンを自称しており、昨年発表したシングル「wishlist」のミュージック・ビデオにはキズナアイが出演している。

     

    また5月30日にはキズナアイが3月から5月にかけて開催していた「Virtual US Tour」のツアーファイナルとなるNY公演がオンラインにて開催され、アライナ・カスティーロがゲストとして登場した。

     

    自身のオリジナル楽曲「just a boy」をしっとりと歌い、5月29日にリリースされたばかりのアルバム「parallel universe pt. 1」の中から、キズナアイとのコラボソング「down 4 u feat. Kizuna AI」を初めて披露。英語と日本語で歌われているこの曲に「言葉の壁を越えた」「歌声が綺麗すぎる」など日本や海外から多数のコメントが寄せられた。

    最後はキズナアイの代表曲「AIAIAI feat.中田ヤスタカ」でキズナアイとダンスコラボし、今回の公演は幕を閉じた。

    アライナ・カスティーロにとっては今回が自身初のコラボソングとなり、キズナアイとしても初のUSアーティストとのコラボ楽曲となった。

     

    アルバム「parallel universe pt. 1」にはコラボ曲の他にも、「pocket locket」、「parallel universe」「make it rain」「down 4 u」など計7曲が収録されている。

     

    キズナアイとコラボした注目のシンガー、アライナ・カスティーロの今後の活躍に期待しよう。

  • 品切続出!サンリオの「アイドル応援グッズ」はなぜ売れた?プランナーに聞く”共感を生むアイディア術”

    20.January.2020 | FASHION / FEATURES

    あなたはサンリオから発売されている「エンジョイアイドルシリーズ」なるアイドル応援グッズを知っていますか?

    うちわケース 全10種類 880円(税込)大切なうちわをかわいく保護できる上に壁に貼ったりできるケース!

    銀テホルダー 全10種類 各550円(税込)飛んできた銀テープを持ち運びできる!

    誰もが一度は目にしたことのある、アイドルの写真が付いたうちわ。あのうちわをサンリオキャラでデコるグッズや、ライブ中に飛んできた銀テープを飾るケースなど、アイドルファンならほしいかもしれないけど、そうじゃない人にはほぼ使いみちがないかもしれない・・・、そんなグッズがサンリオから「エンジョイアイドルシリーズ」として発売されています。

    記録ノート 全5種類 各550円(税込)アイドル応援活動の記録をわかりやすくまとめられるノート!

    このグッズ達、どれくらいアイドルファンに受け入れられているんだろう?と思い、アイドルヲタ歴10数年の友人にリサーチしたところ、ファンの間ではかなり人気アイテムだそう!オフィシャルサイトをチェックすると、品切れしているアイテムもチラホラあるようです。

     

    ニッチだけど、ある一定の層には大人気のアイテム、どんな人がどんな時に思いついて生まれたアイディアなのか、とっても気になる・・・・!ということで、今回は「エンジョイアイドルシリーズ」を考案したプランナーさんにインタビューさせていただきました。

     

    Q1:はじめまして。サンリオグッズはどれもかわいくて、MOSHI MOSHI NIPPONではよくニュースにさせてもらっています。数あるグッズの中でも「エンジョイアイドルシリーズ」の商品ラインアップは、ニッチな層に向けたアイテムだと思うのですが、どういった時にこのシリーズのアイディアが思い浮かんだのですか?

     

    プランナー:エンジョイアイドルシリーズは2人の企画担当者で開発した企画なのですが2人ともアイドルのファンです。コンサート会場でサンリオの商品を使ってくださっている方やSNSのアイコンや写真のスタンプがサンリオキャラの方をよく目にしており、アイドルファンとサンリオキャラの親和性を以前から感じていました。

    また、アイドルファン向けの商品は少しずつ増えてきてはいるものの可愛いものがほとんどないということで今回の企画に至りました。

    私達(企画担当者2人)は、普段から一緒にコンサートに行ったりDVDを見たりしていたので、そういった時にもアイディアが浮かんできて楽しみながら企画を詰めることができました。

    推しとサンリオキャラが合わさったら絶対に可愛すぎるものができる!という気持ちで開発しました。

     

    Q2:なるほど、お2人がアイドルファンなのですね。このアイディアが浮かんだ時に、このグッズはアイドルファンに受け入れられる、という自信はありましたか?

     

     プランナー:エンジョイアイドルシリーズで推しをさらに可愛くしたい!というワクワク感はアイドルファンの方に必ず伝わると思っていました。

    予想以上の反響をいただき、普段あまりサンリオショップに足を運ばない方もサンリオキャラクターに興味を持ってくれるきっかけになったことがとてもうれしかったです。

     

    Q3:グッズが品切続出している様子をみると、「推しを可愛くしたい」という2人のコンセプトはファンの方にすっと受け入れられたようですね!アイドルファンの方が自分の作ったグッズを使っているのを見ると、どんな気持ちになりますか?

     

    プランナー:大好きなアイドルや、大切なコンサートにエンジョイアイドルシリーズを使ってくださることは本当にありがたいことだなと感じています。

    また、みなさんそれぞれこのアイドルは○○だからこのサンリオキャラクター!という風にアイドルとキャラを紐付けてグッズを選んでくださるので、”なるほどこんな理由があって選んでくださったんだ”という発見があり、こちらも楽しく拝見しています!

    銀テコレクションケース 全7種 各660円(税込) 飛んできた銀テープを保存できる便利なBOX!

     

    Q4:アイドルファンの友人数名にリサーチしたところ色々なグッズを購入しているようで、次回作に期待している!とのことでした。まだ発売に至っていない、温めているアイディアはありますか?

     

    プランナー :まだ詳しくはお話できませんが、次の商品を企画中です。サンリオ商品らしい可愛さはもちろんのこと、企画担当者自身がアイドルのファンだからこそ機能面にもこだわり続けて行きたいと思います。

     

    Q5:新グッズの企画があること、きっと多くの人が喜びの悲鳴をあげているかと思います!それでは最後に、グッズを利用しているアイドルファン&サンリオファンの方へぜひコメントをお願いします。

     

    プランナー:ご愛用いただきありがとうございます!エンジョイアイドルシリーズによって皆様のファン活動がより楽しく、充実したものになれば嬉しいです!

     

     

    大好きなものがあると人生はとても充実します。アイドルファンの友人に話をきいて、みんなが新しいグッズの発売を心待ちにしているのを感じ、このグッズはアイドルファンたちにとって、その充実をさらにプラスオンしてくれるものなんだなと思いました。

    スケジュールシール 全7種類 各275円(税込)アイドルファン以外はなかなか使用機会のない言葉が並ぶステッカー!

     

    そして、ステッカーの「参戦服Get」「フラゲ」などの言葉を見て、ファンの方の推しに対する深い愛情を知り、心が熱くなりました・・・!

     

    「推し」への愛を軸にプランナー2名の”ファンならではの目線”で考えたアイディアのひとつひとつが、同じアイドルファンの共感に繋がり商品が支持されるー。今回のインタビューでは、ニッチなアイテムの裏側にある“共感を生むアイディア術”を追体験させていただきました。

     

    現に私はアイドルファンではないのですが、今回お話を伺い、それぞれのグッズをとても愛おしく感じています。次はどんなアイテムが発売されるのか、ファンの方と同じ気持ちで楽しみに待ちたいと思います。

     

    ⓒ’76, ’88, ’89, ’96, ’01, ’05, ’19 SANRIO. 著作(株)サンリオ

  • 未来茶レコードのコンピ「未来茶屋 vol.2」ジャケット&トラック公開!リリースパーティも開催

    01.October.2019 | MUSIC

    トラックメイカーのYunomi(ユノミ)とYUC’e(ユーシエ)が主宰をつとめる未来茶レコードが、2019年10月16日にリリースするコンピレーションCD「未来茶屋 vol.2」のジャケット及びトラック名と、 各クリエイターとフィーチャリングアーティストの組み合わせを公開した。

    本コンピのクリエイターは前作「未来茶屋 vol.1」にも参加したYunomi、KOTONOHOUSE、Neko Hackerの3名に加え、新たにTomggg、Peno、yuigot、Matcha Landが参加する。各楽曲のfeaturingアーティストとして、Yunomiに福原遥、KOTONOHOUSEにrinahamu、Neko HackerにYuNi、Tomgggにくいしんぼあかちゃん、Penoにドーラ&緑仙、yuigotに菅野真衣が担当している。

    そして、11月2日にリリースパーティ「未来茶会 vol.3 〜Third Future Tea Time〜」を渋谷 WOMBで開催することも発表。第一弾アーティストして「未来茶屋 vol.2」の参加クリエイターに加え、未来茶レコードとも親交が深い世界を騒がすガチマヂアイドルをコンセプトに活動する完全セルフプロデュース東京系アイドルユニット「CY8ER」も出演する。今後もコンテンツの追加発表が控えているようなのでファンは楽しみにしてほしい。

  • きゃりーぱみゅぱみゅ・中田ヤスタカが登場!Kizuna AIがサマソニ出演者にインタビュー

    27.August.2019 | MUSIC

    8月18日(日)に行われたSUMMER SONIC 2019(サマーソニック)RAINBOWステージにアーティストとして出演した Kizuna AI(キズナアイ)が公式インタビュアーとなり、サマソニ出演アーティストにインタビューを行った【SUMMER SONIC2019】Official Artist Interviewが19日(月)より随時YouTubeにて公開された。

     

    【SUMMER SONIC2019】Official Artist Interview vol.02【中田ヤスタカ&きゃりーぱみゅぱみゅ】

    2018年9月にリリースされた、きゃりーぱみゅぱみゅ4thフルアルバム「じゃぱみゅ」に収録された「キズナミ」のカバーを8月16日に公開したKizuna AI。中田ヤスタカときゃりーぱみゅぱみゅのステージにサプライズゲストとしてKizuna AIが参加し、原曲を歌うという、きゃりーぱみゅぱみゅとKizuna AIが共演するスペシャルコラボレーションステージが実現した。

     

    Kizuna AI      「初コラボ!私大丈夫でしたか?」

    きゃりー        「あんまり人とコラボしたことがなくて、一緒に歌うとかが珍しくてうれしかったです!」

    Kizuna AI      「中田さんが『王子』と呼ばれたきっかけは?」

    きゃりー        「異次元のあだ名多いですよね!笑」

    中田ヤスタカ  「電池食ってそうとかw」

    Kizuna AI  「『ちゅめて』ってどういう意味なんですか?」(中田ヤスタカプロデュース曲AIAIAI のサビパート歌詞)

    中田ヤスタカ  「秘密で!いろんな解釈がありますからね」

    Kizuna AI      「きゃりーちゃんの中で一番印象に残ってるワードやエピソードは?」

    きゃりー        「にんじゃりばんばんですね。タイトル(仮)ってなってて。ワールドツアーでも、みなさんもすごい一緒に歌ってくれたり、不思議な言葉って国境がない気がして。」

    Kizuna AI      「ファンのみなさんにメッセージをお願いします!」

    きゃりー        「中田さんと一緒にステージに立たせていただいてめちゃくちゃ楽しかったので、また何か二人でも一緒にできたらいいなと思いました!」

    Kizuna AI      「きゃりーちゃん、ぴょこぴょこつけてくれる?」

     

    この他にも、SHAED、SOFI TUKKER、Alan Walker、the telephones、AIらのインタビュー動画もA.I. Channelにて公開されているので、ぜひチェックしてみて。

    TALENT PROFILE

    きゃりーぱみゅぱみゅ

    高校を卒業した2011年夏に、ワーナーミュージック・ジャパンから、中田ヤスタカ(CAPSULE)プロデュースによるミニアルバム「もしもし原宿」(8/17発売)でメジャーデビュー。2012年5月に発売した初のフルアルバム「ぱみゅぱみゅレボリューション」は、オリコンデイリーチャート初登場1位、さらにiTunesでも日本総合チャートや世界各国のエレクトロチャートで1位を獲得。その後、自身初となる全国ツアー、日本武道館単独公演、NHK紅白歌合戦初出場と快進撃を続ける。 2013年には、初めてのワールドツアー(8つの国と地域、13都市)を大成功させ、2013年6月に満を持して発表したセカンドアルバム「なんだこれくしょん」は、オリコンウィークリーチャート初登場1位を獲得。 そして2014年、2度目となるワールドツアー(11の国と地域、15都市)も大成功で終え、サードアルバム「ピカピカふぁんたじん」は、北南米、欧州、オセアニア、アジア圏など世界4大陸、15ヶ国(地域)で同時発売。2作連続となるオリコンウィークリーチャート初登場1位を獲得。そして約3万5千人を動員したホールツアー 「きゃりーぱみゅぱみゅの雲の上のHEAVEN’S DOOR」(15都市17公演)、さらに自身最大規模のアリーナツアー「きゃりーぱみゅぱみゅの からふるぱにっくTOY BOX」(9公演)が大盛況のうちに終了した。 そのかわいい容姿からは想像がつかないほど自由奔放で、オリジナリティ溢れる表現でファンを魅了し続けている。アーティスト活動とファッション面での活動を掛け合わせた、『HARAJUKU』のアイコンとしての存在が、全世界から注目を集める。

  • SUMMER SONIC 2019 中田ヤスタカ&きゃりーぱみゅぱみゅのステージにKizuna AI参加!

    19.August.2019 | MUSIC

    今や世界中に多くの派生を生むKawaiiミュージックの創始者であり、プロデューサーとして“きゃりーぱみゅぱみゅ”や“Perfume”などのアーティストを世に送り出した中田ヤスタカ。

     

    米津玄師やCharli XCXなど国内外アーティストをft.したソロ名義での活動も活発であり、先日新曲「ぴこぴこ東京(ft.眞白桃々)」をリリースしたばかりだが、早くも8月16日に「キズナミ (cover)」が配信スタートしている。この楽曲は、中田が制作したきゃりーぱみゅぱみゅ4thアルバム『じゃぱみゅ』に収録されている「キズナミ」を、バーチャルタレントとしてチャンネル登録者数が世界最大数を誇るKizuna AIが新たにカバーした話題作。その発売を記念し、大阪・東京で開催されたSUMMER SONIC 2019の中田ヤスタカときゃりーぱみゅぱみゅのステージにサプライズゲストとしてKizuna AIが参加、原曲を歌うきゃりーぱみゅぱみゅとKizuna AIが共演する夢のスペシャルコラボレーションステージが実現した。

    RAINBOW STAGEは、前日の大阪に続き本日も入場規制がかかり、この様相からも尋常ではない注目度の高さがうかがい知れる。中田ヤスタカがステージに上がり、1曲目の「ファッションモンスター」のイントロをプレイすると、超満員のオーディエンスが冒頭からヒートアップ!そして中田ヤスタカとお揃いの白い衣装に身を包んだきゃりーぱみゅぱみゅが登場すると会場のボルテージは最高潮に!

    SS ver としてYSTK×KPPのLIVE用に新たに制作された攻撃的なマッシュアップや新アレンジを加え、次々とお馴染みのスマッシュヒット曲を畳み掛けていく。中田ヤスタカの真髄を改めて感じさせられる渾身のステージが披露されていく。「CANDY CANDY」では中田ヤスタカもDJブースの前に駆け出し、きゃりーぱみゅぱみゅの「左左左! 右右右!」の掛け声で超満員のオーディエンスを左右にコントロールしていった。その後も「インベーダーインベーダー」「PON PON PON」「にんじゃりばんばん」などを披露、その合間には今回ならではのアレンジも随所に交えながら、一気にステージ終盤へと駆け抜けていった。

    そして、いよいよ「キズナミ」のイントロがかかり、Kizuna AIのコーラスが入ってくると、きゃりーぱみゅぱみゅが「この声は誰だ??」と煽る。LEDにKizuna AIが映し出されると、オーディエンスは即座に反応!Kizuna AIも「サマソニ〜!」とオーディエンスを盛り上げ、中田ヤスタカ×きゃりーぱみゅぱみゅ×Kizuna AIによる奇跡のコラボレーションパフォーマンスが実現した!

     

    そして「もんだいガール」から、最後に「音ノ国」ではオーディエンス全員がタオルを振り回し、終わってみれば実に19曲にも及ぶ大盛況な宴が幕を閉じた。

    「キズナミ」のKizuna AIバージョンは絶賛配信中なので、こちらも是非チェックしてほしい。

    TALENT PROFILE

    きゃりーぱみゅぱみゅ

    高校を卒業した2011年夏に、ワーナーミュージック・ジャパンから、中田ヤスタカ(CAPSULE)プロデュースによるミニアルバム「もしもし原宿」(8/17発売)でメジャーデビュー。2012年5月に発売した初のフルアルバム「ぱみゅぱみゅレボリューション」は、オリコンデイリーチャート初登場1位、さらにiTunesでも日本総合チャートや世界各国のエレクトロチャートで1位を獲得。その後、自身初となる全国ツアー、日本武道館単独公演、NHK紅白歌合戦初出場と快進撃を続ける。 2013年には、初めてのワールドツアー(8つの国と地域、13都市)を大成功させ、2013年6月に満を持して発表したセカンドアルバム「なんだこれくしょん」は、オリコンウィークリーチャート初登場1位を獲得。 そして2014年、2度目となるワールドツアー(11の国と地域、15都市)も大成功で終え、サードアルバム「ピカピカふぁんたじん」は、北南米、欧州、オセアニア、アジア圏など世界4大陸、15ヶ国(地域)で同時発売。2作連続となるオリコンウィークリーチャート初登場1位を獲得。そして約3万5千人を動員したホールツアー 「きゃりーぱみゅぱみゅの雲の上のHEAVEN’S DOOR」(15都市17公演)、さらに自身最大規模のアリーナツアー「きゃりーぱみゅぱみゅの からふるぱにっくTOY BOX」(9公演)が大盛況のうちに終了した。 そのかわいい容姿からは想像がつかないほど自由奔放で、オリジナリティ溢れる表現でファンを魅了し続けている。アーティスト活動とファッション面での活動を掛け合わせた、『HARAJUKU』のアイコンとしての存在が、全世界から注目を集める。

  • Kizuna AI”バースデーパーティー”アーカイブがA.I.Channelメンバーシップ限定で公開中

    01.August.2019 | MUSIC

    Kizuna AIの新曲「Sky High(Prod. Yunomi)」を初披露したことでも大きな話題を呼んだ、キズナアイのバースデーパーティー「A.I. Party! 2019 〜 hello, how r u? 〜」。本イベントのフルアーカイブが7月31日にA.I.Channelメンバーシップ限定で公開された。

     

    イベントでは、Kizuna AIのライブやゲストとのコラボステージ、Kizunerとのゲームコーナーなど、これまでの活動を一緒に体感できる様々な企画を実施した。

    さらに「Sky High (Prod. Yunomi)」MVが7月31日(水)0:00よりiTunes Store他各種音楽配信ストアにてリリース!iTunes Storeミュージックビデオ総合チャート3位を獲得し、エレクトロニックチャートでは「AIAIAI (feat. 中田ヤスタカ)」とともに1位・2位を独占した。いよいよ出演目前のサマソニに向けて、Kizuna AIのライブを予習しよう!

  • キズナアイ×Yunomi新曲「Sky High (Prod. Yunomi)」フルMV公開

    24.July.2019 | MUSIC

    Kizuna AI(キズナアイ)が6月30日(日)にリリースした新曲「Sky High (Prod. Yunomi)」のMVがA.I.Channelにて公開された。本楽曲は作詞・作編曲をYunomi(ユノミ)が担当しました。

    ​Kizuna AIの12th楽曲は、「future base」「new world」を手がけたYunomiと再びのコラボレーション。 9週連続楽曲リリースや2018年末に開催された自身初となるワンマンライブ「Kizuna AI 1st Live “hello, world”」を経て、アーティストとして大きく成長したKizuna AIの新境地とも言える、力強いアンセム。 人間のダンサーとの共演で大きな話題を呼んだ「AIAIAI (feat. 中田ヤスタカ)」MVから一点、Kizuna AIたった一人で描き出されるエモーショナルなビデオとなっている。

    3歳の誕生日となる6月30日を目前に、2日間連続でティザームービーが公開され、注目を集めていた本楽曲。楽曲は6月30日にリリースされ、バースデーパーティー「A.I. Party! 2019 〜 hello, how r u? 〜」にて初披露。幻想的かつ力強いサウンドがファンに響き、iTunes Storeエレクトロニックチャートでは1位を獲得した(6月30日付)。

    7月22日にフルMVが公開された直後からさらなる注目を集めている「Sky High (Prod. Yunomi)」。これまでKizuna AIと様々なサウンドを生み出してきたYunomiが、Kizuna AIの世界観に触れて表現した一曲を楽しもう。

  • キズナアイや初音ミク出演!音楽の祭典「DIVE XR FESTIVAL supported by SoftBank」

    10.July.2019 | ANIME&GAME / MUSIC

    「DIVE XR FESTIVAL supported by SoftBank(ダイブ エックスアール フェスティバル サポーテッド バイ ソフトバンク)」が2019年9月22日(日)23日(月・祝)に幕張メッセにて開催決定!

    「DIVE XR FESTIVAL」とは、アニメ・ゲームのキャラクターやインターネット空間で活躍するバーチャル・シンガー、VTuberやAIたちなどが1つの同じ空間に集結し、非日常的な世界を創りだすクロスオーバー型のミュージックフェスです。

    “xR“とは「Mixed Reality(複合現実)」「Augmented Reality(拡張現実)」「Virtual Reality(仮想現実)」などの総称

    Kizuna AI

    初音ミク

    第一弾出演者として、7月からTVアニメ化が決定しているアイドル育成ゲーム「あんさんぶるスターズ!」よりTrickstar・UNDEAD・Knightsの3ユニット、LIVEを中心に活動し彼ら自身のアニメ化も果たしたARダンスボーカルグループ「ARP」、YouTubeチャンネル動画総再生回数が3億回を突破したバーチャルタレント「Kizuna AI(キズナアイ)」、世界で活躍するバーチャル・シンガー「初音ミク」が出演。

    HIMEHINA(田中ヒメ+鈴木ヒナ)

    洛天依(ルォ・テンイ)

    また、VTuber投稿動画のなかで再生回数No.1動画を有する「HIMEHINA(田中ヒメ+鈴木ヒナ)」、登録ユーザー数800万人(2019年6月現在)を誇るマイクロソフトのAIアーティストの「りんな」、さらに初来日となる中国No.1のバーチャル・シンガー「洛天依(ルォ・テンイ)」ら計25組となる幅広いラインナップが実現!また、xRフェスティバルならではの物販などが並ぶコミュニティエリアも展開予定です。

     

    キャラクターやAIが集う次世代の音楽フェスはこれからの音楽シーンを大きく変えること間違いなし!参加するための入場チケットは、各プレイガイドにて発売されているのでぜひチェックしてみて下さいね。

RANKING

  • DAILY
  • MONTHLY

FOLLOW US