もんじゃだけじゃない!月島のおすすめ銭湯・日の出湯、月島温泉とグルメスポットを巡る

公開日:2018年5月16日

昭和の風情と高層ビルが融合した湾岸タウン・月島

皆さんは月島と聞いて、何をイメージされますか? ちょっと待ってください。アナタの心の声が聞こえてきます。「も…ん……じゃ」。そう、「もんじゃ」ですよね。というか、「もんじゃ」一択ですよね。てなわけで始まりました「銭湯があれば、どんな街にも住める!」を提唱する私、奈良崎コロスケがお送りする当コーナー。今回は月島編です。では、さっそく月島に向かいますよ!

月島駅に到着|もんじゃだけじゃない!月島のおすすめ銭湯・日の出湯、月島温泉とグルメスポットを巡る

月島駅に到着

地下鉄の月島駅から地上に出ると、昭和情緒を残す街並みを超近代的な高級タワーマンションが見降ろす光景に出くわす。初めて月島を訪れた人は、まずその強烈なコントラストに面食らうことだろう。また、夜になるとタワマンのキラキラした灯りと、もんじゃストリートの活気が相まって、まるで『ブレードランナー』のごとき幻想的な世界が眼前に広がる。

月島の古い街並みを見降ろすタワマン群|もんじゃだけじゃない!月島のおすすめ銭湯・日の出湯、月島温泉とグルメスポットを巡る

月島の古い町並みを見降ろすタワマン群

そんなインスタ映えするレトロ×フューチャーな月島だが、住みやすさの観点から見てもポテンシャルは高い。有楽町線と大江戸線の2路線が利用できるため、都内中心部へのアクセスが抜群。新宿も池袋も六本木も1本で行けるし、銀座なら徒歩圏だ。

ちなみに月島の住所は中央区。中央区といえば、八重洲、銀座、日本橋、築地を擁している日本のビジネスの中枢エリア。さすがに銀座は無理でも、隅田川を越えた月島ならば我々庶民でもあこがれの中央区民になれてしまうのだ!

そして、庶民派にとって欠かせない存在といえば銭湯。月島には元気に営業している2軒の銭湯がある。今のところもんじゃ以外の印象がない月島だが、一体ほかにどんな顔を持つのだろうか? さっそく調査スタートだ!

月島銭湯その① 定休日無し! サウナ併設の「日の出湯」

最初にご紹介するのは「日の出湯」。月島駅から徒歩5分ほど。佃小橋を渡った場所にある老舗の銭湯だ。老舗といっても、現在はビルの1Fに食い込まれており、サウナも併設する都市型銭湯である。

立派な煙突がトレードマークの日の出湯|もんじゃだけじゃない!月島のおすすめ銭湯・日の出湯、月島温泉とグルメスポットを巡る

立派な煙突がトレードマークの日の出湯

老舗感あふれる外観とは裏腹に、入場料は意外にも自販機でのチケット制。室内は天井が低く小じんまりとしているが、窓から入る風が気持ちいい。お客さんは地元の先輩方が中心。湯船は熱い(泡風呂)・中間(座風呂)・ぬるい(電気風呂)と温度別に種類が分かれており、お好みで選べる。

日の出湯の正面はこんな感じで……|月島のおすすめ銭湯・日の出湯の外観

日の出湯の正面はこんな感じで……

男湯・女湯が入口からセパレートされている|月島のおすすめ銭湯・日の出湯の入り口

男湯・女湯が入口からセパレートされている

また、銭湯としては異例の定休日無し、なおかつ毎日24時まで営業しているのがうれしい。この佃エリアは、もんじゃストリートの喧騒とは無縁なので、湯上がりに粋な江戸っ子を気取って、昭和風情の残る路地裏や川沿いを散歩するのもオツだろう。

【日の出湯】
住所:東京都中央区佃1-6-7
営業時間:15時~24時
定休日:無し

月島銭湯その② もんじゃストリートのど真ん中にある「月島温泉」

2軒目は、もんじゃストリートのど真ん中で営業している「月島温泉」。「こんなところに銭湯が!?」と、ビックリするような場所にある。

延々と続く月島の「もんじゃストリート」|もんじゃだけじゃない!月島のおすすめ銭湯・日の出湯、月島温泉とグルメスポットを巡る

延々と続く「もんじゃストリート」

どこを見回しても、もんじゃ屋だらけ|もんじゃだけじゃない!月島のおすすめ銭湯・日の出湯、月島温泉とグルメスポットを巡る

どこを見回しても、もんじゃ屋だらけ

そんな一角に突如出現する月島温泉|月島のおすすめ銭湯・月島温泉の外観

そんな一角に突如出現する月島温泉

せっかくなので入浴前に、もんじゃをいただくことに。あまりにも店の数が多くて迷うが、路地裏の「もん吉」へイン。

路地裏の名店「もん吉」|路地裏もんじゃ「もん吉」(月島)

路地裏の名店「もん吉」

オーソドックスなスペシャルと、変わり種のオムライス(!)を注文。そのオムライスもんじゃ、「ネタになるかもな~」くらいの心持ちで頼んだのに、驚くほど美味で大満足。

土手にオムライスを流しこむ変わり種もんじゃ|路地裏もんじゃ「もん吉」(月島)

土手にオムライスを流しこむ変わり種もんじゃ

さて、お腹もふくれたので、目的の月島温泉へ。エレベーターで2Fに上がるシステムなので、「もしかしたらサウナかも?」と不安になる人もいるかもしれないが、460円で入れるれっきとした銭湯である。

観音様の横にあるエレベーターで2Fへ|月島のおすすめ銭湯・月島温泉のエレベーター

観音様の横にあるエレベーターで2Fへ

扉が開くと月島温泉の入口が現れる|月島のおすすめ銭湯・月島温泉の入り口

扉が開くと月島温泉の入口が現れる

自動販売機でチケットを買いフロントで手渡して脱衣所へ。ビルの2Fなので天井は低めだ。スペースの関係で浴槽は小じんまりしているが、ジェットやバイブラなどはしっかり楽しめる。お肌にやさしい軟水を使用しているのが女性に大好評だそう。なお水風呂も設置されているが、サウナ(別料金)の利用客に特化しており、一般客は入ることができない。うっかり入ってしまわないよう注意が必要だ。

観光客の利用も多いことから混雑を見越して、入浴時間が1時間と決められている。ゆったり派には残念だが、とはいえ設備は充実しているし清潔感も抜群なので、サっとひと風呂浴びたい人にオススメしたい。こちらも「日の出湯」同様、定休日無しである。

【月島温泉】
住所:東京都中央区月島3-4-5・2F
営業時間:14時30分~23時45分(土日祭日は12時~23時45分)
定休日:無し

風呂あがりに月島人に愛されているカフェ「FURUSATO」で一服。コーヒーと一緒に、ホームメイドのハンバーガーをいただく(入浴前にもんじゃを食べたばっかりなのに!)。これがまた絶品。「月島は、もんじゃだけじゃない!」という主張をしっかりと受けとった。

本格的なオリジナルハンバーガーが売り|月島のハンバーガーショップ「FURUSATO」

本格的なオリジナルハンバーガーが売り

テイクアウトもできるハンバーガー(850円)|月島のハンバーガーショップ「FURUSATO」のハンバーガー|

テイクアウトもできるハンバーガー(850円)

昭和情緒を残す街並みと高層マンションともんじゃストリートが濃密にミックスされた月島は、いくつもの引き出しを持つ魅力的な湾岸タウンだった。

定休日無しの銭湯2軒を上手に利用すれば、普通の街では決して味わえない粋な生活を堪能できること請け合いだ。

月島駅の賃貸物件はこちら!

文・写真=奈良崎コロスケ

[関連記事]
▼「住みたい街」のド定番!吉祥寺の銭湯・よろづ湯、弁天湯とハーモニカ横丁を巡ってきた!
https://www.chintai.net/news/2018/05/14/27378/
▼意外と住みやすいオフィス街・四ツ谷でレトロ銭湯・塩湯と荒木町の定食を堪能
https://www.chintai.net/news/2018/05/08/26538/
▼サブカルの聖地・中野にある個性的な銭湯・天神湯、寿湯、昭和浴場、高砂湯を巡ってきた
https://www.chintai.net/news/2018/05/07/26542/

※雑誌「CHINTAI」2018年4月24日発売号の特集は「同棲経験者400人に聞いた!幸せな二人暮らしの始め方」。こちらから購入できます(毎月24日発売)
https://www.chintai.net/magazine/

あなたにあったお部屋探し ネットでCHINTAIで見つけよう
あなたにあったお部屋探し ネットでCHINTAIで見つけよう
リンクをコピー
関連記事関連記事