1. 【2020年12月25日~2年間保存修理のため拝観停止】函館ハリストス正教会|週末には美しい鐘の音色が鳴り響く、日本初のロシア正教会聖堂

【2020年12月25日~2年間保存修理のため拝観停止】函館ハリストス正教会|週末には美しい鐘の音色が鳴り響く、日本初のロシア正教会聖堂

【投稿日】2020年12月09日(水)| 北海道発

函館ハリストス正教会

▲ロシアビザンチン様式の建築。白漆喰塗りの外壁が函館の美しい町並みと良く合っています。

JR函館駅から車で10分、市電「十字街」停から徒歩約10分。

この辺り一帯には数多くの教会や歴史的建造物が残されていますが、中でもこの「函館ハリストス正教会」は緑の屋根と真っ白の壁のコントラストが美しく、日本初のロシア正教会聖堂ということもあり、観光スポットとして特に人気があります。

函館ハリストス正教会

安政7年(1860)にロシア領事館の附属聖堂として建てられた「函館ハリストス正教会」。正式名称は「主の復活聖堂」と言う名で、ギリシャ語でキリストを意味するハリストスの復活を記念する聖堂です。

明治40年(1907)に函館大火で聖堂が消失。現在の聖堂は大正5年(1916)に再建されたものになります。

函館ハリストス正教会イコノスタス

▲こちらは教会内にあるイコノスタス(聖障)。

大正5年(1916)にロシアのサンクトペテルブルクで造られ、船で函館港に輸送されたものです。飾られている絵からも確かにロシアらしさが垣間見えます。

函館ハリストス正教会キャンドル

揺れるロウソクのあかりは、信者の方々が灯すもの。

受け継がれる信仰の一端を感じます。

函館ハリストス正教会シャンデリア
▲おごそかな空間を演出する黄金色のシャンデリア。

元々は白かった天井や壁は、ロウソクのすすにより変色。その敬虔さと歴史に心打たれながら。

函館ハリストス正教会鐘

最初に聖堂が出来た時に5個の鐘を使って楽器のように鳴らしていたことから、この教会はガンガン寺という名前でも親しまれています。

この鐘楼の鐘の音は、平成8年(1996)に環境庁の「日本の音風景百選」に認定。現在は毎週土曜日17時の徹夜祷、日曜日午前の聖体礼儀と呼ばれるお祈りで1回3~5分間にわたって耳にすることができます。

元町エリアとともに、教会も毎日22時までライトアップ。函館の夜景を楽しんだ後に足を運ぶのもおすすめです。



クリスマスのご祈祷や4月に行われる復活祭は、一般市民や観光客も参加可能。心静かに聖なる一日を祝うことができるので、この日を目がけて訪れてみるのもおすすめですよ。

■函館ハリストス正教会
※2020年12月25日(金)~2年間保存修理のため拝観停止※
【住所】北海道函館市元町3-13
【開館時間】10時~17時(土曜は~16時、日曜は13時~16時)
【休館日】12月26日~3月中旬
【料金】拝観献金1人200円
【交通】市電:十字街停から徒歩約10分
【駐車場】なし
【問い合わせ(TEL)】0138-23-7387
【公式サイト】http://orthodox-hakodate.jp/

【投稿日】2020年12月09日(水)【投稿者】たびらい編集部

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