俳優、桐谷健太(37)が6日、東京都内で行われた映画「ビジランテ」(入江悠監督)の大ヒット御礼舞台あいさつに登壇した。父親の死を機に30年ぶりに再会した3兄弟が、遺産などを巡り欲望や暴力的な生き様をむき出しにし、運命を狂わせていく様を描いた物語。大森南朋(45)、鈴木浩介(43)とトリプル主演した桐谷はデリヘルの雇われ店長として働く三男の三郎を演じ、「今までにない役でやりがいがあった。朝から朝まで撮影みたいな感じで、三郎でいる時間が長かったです」と振り返った。
封切りから約1カ月が経った。この日の会場には同作を8度も見たという観客の姿もあり、同作の完成度の高さが垣間見える。桐谷自身も何度か映画館に足を運ぶなど、手応えを感じているようで「1カ月くらい前に見た人に『頭に残っている。もう一回みたい』といわれて。中毒性のある作品になったと思う」と満面の笑みだ。
終始、ハイテンションの演技派は「何度も言いますが、この作品は僕の代表作になったと思います」と熱弁。今年の抱負を聞かれると「自分史上、最高の自分を更新していきたい」と力強く宣言していた。