平昌五輪第10日(18日、平昌)フィギュアスケート男子の羽生結弦(23)=ANA=が、66年ぶりの連覇を飾ったフリーから一夜明けて記者会見を行い、現役続行を明言した。まだ成功者のいない最高難度のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)への挑戦を今後の目標に掲げた。
右足首の負傷から鮮やかな復活劇を見せた絶対王者は「スケートをやめる気はない。もうちょっとだけ人生をスケートにかけたい」と、競技を続ける方針を示した。
4種類の4回転ジャンプを跳ぶ羽生の新たな目標は前人未到の大技を成功させることだ。「モチベーションは4回転アクセルだけ。やるべきことはやった。取るべきものは取った」。穏やかな笑顔が絶えなかった会見で、強い決意をにじませた。