- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784767826219
感想・レビュー・書評
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関西は意外にレトロ建築の宝庫です。ここでは主に20世紀前半の建築が紹介されています。大阪単身赴任中はお金をかけずに豊かな時間を過ごせるので結構見て回りました。レトロ建築はアールデコなのが好みです。内部の装飾などは細部まで今時見られない凝りようで、発見しては感動します。それでも、未見のものはあります。生駒ビルディングは見学できるとは知らなかった。今度行きたいですね。京都にある大丸ヴィラは紹介がありません。機会があれば是非訪ねたい魅力の洋館です。
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明治、大正、昭和の戦前の名建築から
3都市の性格の違いを読み解く。
神戸、大阪、京都のレトロ建築の詳細や見学の可否、外観や内装、ディテールの写真が美しく解説を読まず見ているだけでも楽しいです。
美しい写真集のようでありながら建築家についてのコラムもあり、内容は少しだけ古いですが、読みものとしてもとても面白い。
実際にそれらの建築作品のひとつひとつを静かに丁寧に見てみたい。 -
「神戸・大阪・京都レトロ建築さんぽ」
著:倉方俊輔
【内容】
美しい建築は、感性が高まる。
同じ珈琲でも、美しい景観や無形文化財の建築物内で頂く珈琲は格別な気がします。
いつかの東京丸の内にある三菱第一号美術館内カフェでいただいたランチの記憶はいまも、鮮やかな幸せとして残っています。
そうした、五感をフル活用して、建築の芸術を愛でる散策のお供に忍ばせたい一冊。
歴史ある建物にはそこで汗を流して働いてきた先人の方々の息遣いや時代の勲章が刻まれているように思います。
歴史的な解説も併せて載っており、改めて歩きながらじっくり読みたいです。
【感想】
本著を読んで、視覚がひとの心身に与える影響は果てしない、と再認識しました。
いまは、家賃など経費を抑えるために、タワマンの中古分譲リノベのように、ビルの一角に、箱のなかで、インテリアは凝るけれど、外の景色との融合や外観、建築自体には予算を削る施工が増えていますが…
いつかドイツで観た赤い屋根の美しい石畳みと教会のある町並みのように、建築が魅せる街への影響と素晴らしさを改めて。
春になったら、建築さんぽに出かけてみませんか?
わたしなりの感性を震わしに。 -
神戸女学院、表紙の関西学院大学、平安女学院、同志社大学、同志社女子大学などキリスト教系の学校が目を引く。
神戸のジェームス邸(1934年)。建て主のアーネスト・ウィリアム・ジェームスは1889年、イギリス人の両親のもと神戸で生まれる。父は神戸を拠点に船長をしていた。流暢な日本語と英語で事業に成功。スパニッシュ形式の自邸を建築。日本でスパニッシュ形式はめずらしいか。赤茶色の瓦が丸い尖塔を作る。
2019.5.20初版第1刷 図書館 -
第72回アワヒニビブリオバトル「【往路】お正月だよ!ビブリオバトル」第5ゲームで紹介された本です。チャンプ本。
2021.01.02 -
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50152109 -
本当に写真が美しい
現在使用されているビルは
それなりに生活感があるはずなのに
この本の写真は夢のように美しい
建物写真が初めてというカメラマンに感心
特に大阪のビルが建て込んだ辺り
初めて訪問する人は突然現れて驚くんじゃないだろうか?
堺筋倶楽部ー絵のようなパーティーができそう
大阪府庁舎ー見学申し込み不要なら気軽に行ける!
今まで読んだ関連本には京都の記述が少なかったので
今回ワクワクしながら拝見
同志社周辺は何度か行ったけど
外から眺めるだけだったから知らなかったなぁ
めっちゃ豪華なんですね! -
神戸女学院 図書館、図書館閲覧室
https://gipsymania.exblog.jp/amp/9898401/
京都府庁旧本館 旧議場二階
同志社大学 アーモスト館
京都大学 医学部統制解剖講義室
https://www.med.kyoto-u.ac.jp/shiryoukan/information/
京都大学 尊攘堂
https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/about/public/mm/jitsuha/160331 -
関西の名建築たち。
行ける範囲なので、見ていて特に面白いです。
ああ、ここは電車から見えるね、ああ、ここは行ったことがあるね、等考えながら読みました。
見学ツアーもあれば、全くの非公開も。
色々見て回りたいです。 -
タイトルの通り、阪神にある三都市のレトロな近代建築を紹介した一冊だ。
やや影のある写真がすごく良かった。影が美しく、光が印象的。
とても魅力的に建物の細部を切り取っている。
オフィスビルなどで一般には公開されていない建物も多く、この本をガイドに見学をする、ということはできないけれど、ぱらぱらとめくっていて楽しい一冊だった。