「チケットキャンプ」運営元社長ら、詐欺容疑で書類送検

 人気歌手のコンサート入場券を転売目的で不正入手したとして、京都府警は11日、詐欺の疑いで、国内最大手のチケット転売サイト「チケットキャンプ」を運営する「フンザ」(東京)の元社長(38)と、大阪市の転売業者3人の計4人を書類送検した。

 送検容疑は昨年4月10日ごろ、転売目的でコンサートの電子チケットを購入した疑い。

 大阪市の業者がチケットキャンプを通じて転売を繰り返していたため、京都府警が昨年12月末、関係先としてフンザを家宅捜索していた。

 フンザは売上額の多い出品者に対して転売時の手数料を無料にしており、府警は業者がこうした優遇措置を受け、不正転売が助長された可能性があるとみて調べている。

 フンザは、会員制交流サイト(SNS)「mixi」で知られるミクシィ(東京)の子会社。同社はチケットキャンプの事業を今年5月末に終了すると発表している。