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マーケ担当も、代理店も、編集者も、ブロガーも、「コンテンツのUX」考えてますか?塩谷舞さん「いま求められるWebコンテンツの作り方」レポート


「コンテンツのUXって、なんでみんな考えないんだろうね?」

金曜日のお昼過ぎ、上司はPCを眺めながら、こうつぶやいた。

読んでいたWeb記事が読みづらかったようで、それにイライラしたが故の発言だったようだ。

普段、Webサービスを作る仕事をしていて、サービスのUXを考える機会は多かったが、「コンテンツのUX」という言葉には耳馴染みがなかった。

そのため、その時は「あー、たしかに考えてる人、少なそうですねー」と流してしまった。

しかしその日の夜に「コンテンツのUXって大事なんだ」と、しみじみ感じながら帰る自分がいた。



2018年1月26日(金)、塩谷舞さんの講演「いま求められるwebコンテンツの作り方と届け方」に行ってきた。

なんと2分で90名分のチケットが売り切れたイベントとあって、参加者の期待も非常に高いイベントであった。



冒頭から塩谷さんは、主催の朝日新聞デジタルさんに呼ばれたことを「事件だ!」と喜んでいた。

そしてすぐに本題に入り、問題提起が始まった。

「良いもの作ったからって、『無人島でお祭り』をしてたら誰も見てくれないんです」

「無人島に橋をかけないと、誰も見てくれない」

そこから1時間半、塩谷さんの「手の内」が余すこと無く共有されていった。



構成は前半は「コンテンツの届け方」、後半は「コンテンツの作り方」となっていた。

私が特に感動したのは、前半の「届け方」だった。

具体的にはTwitter・Facebook・LINE@・Instagram・Youtube、それぞれで特性やユーザー層が違っているため、伝え方が異なると。それがどのように異なるのかを詳細に教えていただいた。



Twitter→バズる方程式がある

・「感嘆詞or強い言葉」「専有面積」「情報」「感想」「写真」「行動先」(+「インフルエンサー」があるとより強い)を入れる
・同じジャンルで繰り返して「統一感」を大切に
・目指すは「その分野に興味のある人ならみんな知ってる専門書」



Facebook→血の通った人間であることを執拗に伝える

・「おばあちゃんの話」的な、身近な話しで始める
・知っている人の顔はとてもクリックされる
・同じURLの再投稿はNG、OGPの更新は「シェアしたファイルを更新」で可能



LINE@→「公式」感をゼロにすること

・投稿する時間は、ランチタイムか夜23時
・プッシュ通知で見切れるところまでの文章が命
・テキストは短い方が、クリック率は高い



また、ここでそしてスペシャルゲストで「ゆうこす」こと菅本裕子さんが登場。

YoutubeとIsntagramの「伝え方」のポイントが、塩谷さんとやり取りしつつ話されていった。



Youtube → 小中高生に向けて伝える

・目的のある動画にする
・Twitterで動画の内容を1枚絵で伝える



Instagram → ハッシュタグ&文章!

・ハッシュタグの人気投稿で目立つことを考える
・すべて自分のコアと絡める(例:ゆうこすなら「ファッション」「コスメ」)
・ビッグワードは狙わない(例:「#ファッション」「#OOTD」)



各メディアにおける「伝え方」を聞きながら、「2人は徹底的にユーザー目線なのだな」と強く感じた。

個人的に象徴的だなと感じたのは、LINE@の説明をしているときだった。


塩谷さんが「受信画面に見える数文字が勝負なんです!」と力説していて、「ユーザーにどう見えているか」の意識がまだまだ弱い自分に気づくことができた。

中身を頑張って作ったから、送れば見てくれる…。

そんなのは幻想で、ユーザーがどういうシチュエーションで、どういうモードで、何を見てくれているのか。

そこから逆算をして、また各媒体を分析して、今のやり方に行き着いたのだと。

一種の「凄まじさ」を見せつけられたような気がした。



また、元々塩谷さんがWebディレクターをされていたので、サイトの重さやシェアのしやすさにまで言及されていた。

サービスの「UX」まで考え尽くしているのだ。



他にも塩谷さんの「UX」への情熱はいたるところから垣間見れた。

・司会の方の声が聞こえづらくなるマイクの持ち方をしている方に、後ろから持ち方の指示
・長丁場な講義に来場者された方にバターサンドを配る
・仕事を発注したクライアントに詳細なレポートを送る
・スペシャルゲストとして、本来予定されていなかったゆうこすさんが登壇
・講演後、塩谷さんのところに来た方と丁寧にお話
etc...



「UX」は、サービスだけの言葉じゃない。

コンテンツでもUXを考えないといけないのだ。

そう考え直すキッカケとなる、素晴らしいイベントだった。

そして塩谷さん自体も「コンテンツ」として考えると、本当に素晴らしいUXを提供してくださる方で。

仕事や普段の発信だけではなく、日常にも「UX」を取り入れていこうと気持ちを新たにした。


★塩谷さんのnoteマガジン「記憶に残る、Webメディアの作り方(塩谷舞)」、僕も購読していますが、本当に学びが多くて、コスパ良いです。


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