大相撲名古屋場所5日目(13日、愛知県体育館)横綱白鵬(32)が小結嘉風(35)を送り出し、全勝対決を制し5連勝。休場明けの横綱稀勢の里(31)は平幕勢(30)に小手投げで敗れ、3敗目を喫した。
横綱日馬富士(33)は平幕北勝富士(24)をすくい投げで下し、3勝目を挙げた。新大関高安(27)は平幕貴景勝(20)を突き落とし4勝1敗とした。全勝は白鵬、平幕碧山(31)の2人となった。
白鵬が上位陣が崩れる波乱の場所で存在感を示した。立ち合いで左に動き、嘉風を繰り出すと、場内は騒然とした雰囲気となった。通算勝利数も1041勝とし魁皇(現浅香山親方)の持つ史上最多の1047勝にあと「6」と着実に近づいている。大記録と39度目の優勝へ、土俵の中心にはこの男が君臨する。