(パ・リーグ、ソフトバンク4-0日本ハム、16回戦、ソフトバンク11勝5敗、29日、ヤフオクD)ソフトバンクは先発した千賀が8回2安打無失点の好投で今季9勝目(2敗)を挙げた。打っては三回に今宮、八回に柳田が2ランを放ち勝負を決めた。投打にかみ合った快勝でチームは2連勝とした。
この試合はTBS系列で放送され、サンケイスポーツ専属評論家の野村克也氏(82)が解説者として登場した。野村氏は最後の打者となった日本ハム・大谷の九回の打席について「やっぱり天才だね」と一言。その意図を実況のアナウンサーに問われると、「来た球を打つというか…まるっきり(配球を)読むとか(バッテリーの配球を)考えるというのが、伝わってこない」とボヤき。「ほんの少しでも頭を使ってくれたら、恐ろしいのに」とさらなる成長を期待した。
さらに大谷の打撃フォームを見て「スイングを直したいな。レベル(スイング)じゃない。アッパー(スイング)ですよ」と指摘。「高めの球が飛ばない。(バットが)下から出てるから。バットの太いところに当てないと話にならない。バット全体を考えるんじゃなくてヘッドを使わないとだめ」とフォームを分析した。
またソフトバンクが2本塁打で4点、日本ハムはわずか3安打で無得点に終わるという試合内容に、「淡白というかね、解説者泣かせ。しゃべることがない。きょうは監督不在で大丈夫でしょ」と冷ややか。「もっと解説したかった」と最後までボヤきっぱなしだった。