ヤクルトは15日、神宮外苑で全体練習を再開した。けがから復帰後に救援に回っていた小川泰弘投手(27)が23日の阪神戦(神宮)で先発復帰する見通しとなった。
「彼本来の姿を取り戻してほしい。普通の状態だったら、ああいうこと(2度の救援失敗)はなかった」と伊藤投手コーチ。小川は左内腹斜筋の肉離れから6月30日に1軍復帰した際、先発から中継ぎに回った。秋吉の離脱後は抑えを務めたものの、救援では計4試合で防御率15・75だった。
後半戦の抑えはルーキが務める。来日2年目でセーブはゼロだが、マイナー通算71セーブ、2015年にメキシコリーグで36Sを記録するなど経験豊富だ。
150キロ超の速球を投げ込む右腕は「勝利に貢献するだけ。暑い時期に入って球速が上がってきた。スプリットをもう少し低めに集めたい」と意気込んだ。後半戦初戦となる17日のDeNA戦(横浜)には、原樹理投手(23)が先発する。 (吉村大佑)