新潟県長岡市は11日、市内の事業所でヒアリの疑いがあるアリが見つかったものの、環境省が確認した結果、ヒアリではなかったと明らかにした。
長岡市によると、フィリピンから船便で届いた梱包材の入った段ボール箱の中から数十匹が見つかり、殺虫剤で駆除した。
段ボール箱は2日に東京港の大井ふ頭に到着。6日に10箱が長岡市の部品メーカーの事業所に届き、保管されていた。10日に開封され、うち3箱からアリが見つかったという。
山本公一環境相は11日の閣議後記者会見で、国内で相次いで確認されたヒアリについて「国民的な関心が高まっている。予算措置を含めてさまざまな対策を練る必要がある」と話した。