フリーアナウンサー、徳光和夫(76)が29日、フジテレビ系「バイキング」(月〜金曜前11・55)に生出演。17日に行われた「第9回AKB48選抜総選挙」で須藤凜々花(20)が結婚を宣言した騒動の舞台裏を明かした。
須藤は3万1779票を集め、前年の44位から20位へジャンプアップ。マイクを向けた徳光は「喜んでいいはずなのに、それを見せなかった」と、違和感を覚えたという。
番組ディレクターから「次へ」と指示が入っていたが、「目が泳いでいて、意識がもうろうとしている。喜びでもうろうしているのかと思った。指示を受け流してさらに突っ込んだら、結婚宣言が出た」と振り返った。
徳光は番組MCの坂上忍(50)から「どう思ったんですか?」と問われると、「何なんだろうこの子は。言葉を知らないのかな?と思った」と印象を語り、笑いを誘った。
さらに坂上が「指示のこともそうだし、スタッフさんもそんなに知っている人、いなかったんでしょうね」と問いかけると、「知ってたのは上層部のごく一部でしょうね」と徳光も同調。続けて「そしたら逆指示が来て、『すいません。引っ張ってください。引っ張ってください』」と逆指令が出たことも明かした。
木曜MCのフットボールアワーの岩尾望(41)が「おめでとうも指示だったんですか?」と問うと、徳光は「結婚ですから、おめでとうだろうと」と自身の判断だったことを明かし、あの場での宣言について「彼女の迷いの目は、お客さんがいたら言わなかったんじゃないか。彼女の中に逡巡(しゅんじゅん)が多分にあった」と、無観客という状況が後押ししたのではとの見解を示した。
ゲスト出演した芸能リポーターのあべかすみ氏(57)は、「週刊誌の報道が控えていて、上層部から『お前の判断に任せる』と言われ、あの場に立ったという話もある」と明かし、無観客ではなかった場合「何万人というファンの前で『おめでとう』となった場合、ファンはなんて言ったのか、そっちが怖くなった」と語った。