大相撲名古屋場所中日(16日、愛知県体育館)横綱白鵬が宇良を下して中日に給金を直し、優勝争いで単独トップに立った。平幕でただひとり全勝を守っていた碧山が阿武咲に敗れ1敗に後退。1敗の大関高安は千代翔馬を破り、勝ち越しまであと1番とした。2敗で横綱日馬富士ら4人が追う。
白鵬は宇良の低い攻めを落ち着いてさばき、食らいつく宇良をつかまえて前に出る。宇良も土俵際で粘るが、白鵬は右からのすくい投げでこれをねじ伏せた。
高安は右四つに組むと千代翔馬に上手を与えず、右腕を抱えながら前に出て寄り倒した。碧山は押し合いから右を差したものの、構わず前に出た阿武咲に押し出されて初黒星。
日馬富士は輝の突き押しに土俵際まで追い込まれながらも、体をかわして輝の横に回って下手出し投げを決めた。大関豪栄道は鋭い出足から右を差し、北勝富士を一気に寄り切り5勝目を挙げた。