プロの料理人は多くの調理道具を巧みに使い分けて素晴らしい料理を仕上げます。著者の矢島新子先生が用いる道具は、その「多彩な視点」です。
◇
本書が扱う対象は、めったに見られない高級素材であるハイスペック女子ですが、長年にわたり彼女たちのカウンセリングを担当してこられた矢島先生ご自身が、まさにそのハイスペック女子です。すなわち、産業医としての適切な距離を保った外部からの視線と、当事者自身でなければ持ち得ない内部からの視線が交叉して、類書にはない間口の広さを感じさせます。
◇
矢島先生は、東京医科歯科大学をご卒業され、同大学の博士課程を修了後、パリ第一大学の大学院に留学されました。そのご経験が、日本的なものの見方と西欧的なものごとの捉え方を同時に行なう複眼的思考を可能にし、本書に独特の奥行きをもたらしているのだと思います。
◇
さて、素敵な一皿が出来あがりました。冷めないうちにどうぞお召し上がりください^^

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ハイスペック女子の憂鬱 (新書y 307) 新書 – 2017/2/2
矢島 新子
(著)
「高学歴」で「高収入」、おまけに「美人」だったりもする、いわゆるハイスペック女子。
外資系やエクセレントカンパニーと呼ばれる一流企業に勤める高嶺の花である。
しかし、そんな誰もがうらやむような女性たちにいま、メンタルヘルスに不調をきたすケースが急増しているという。
仕事や恋愛、そして子育て……と、何事にも妥協せずに立ち向かう彼女たちには、
その意識の高さゆえにさまざまな問題が立ちはだかるからだ。
女性産業医が伝授する一億総活躍社会の現実とその対処法!!
外資系やエクセレントカンパニーと呼ばれる一流企業に勤める高嶺の花である。
しかし、そんな誰もがうらやむような女性たちにいま、メンタルヘルスに不調をきたすケースが急増しているという。
仕事や恋愛、そして子育て……と、何事にも妥協せずに立ち向かう彼女たちには、
その意識の高さゆえにさまざまな問題が立ちはだかるからだ。
女性産業医が伝授する一億総活躍社会の現実とその対処法!!
- 本の長さ191ページ
- 言語日本語
- 出版社洋泉社
- 発売日2017/2/2
- ISBN-104800311640
- ISBN-13978-4800311641
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登録情報
- 出版社 : 洋泉社 (2017/2/2)
- 発売日 : 2017/2/2
- 言語 : 日本語
- 新書 : 191ページ
- ISBN-10 : 4800311640
- ISBN-13 : 978-4800311641
- Amazon 売れ筋ランキング: - 820,632位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年5月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2017年5月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「フランスの大学院では、卒業後の女性の生き方は実に多岐にわたっていました。日本でももっと「人生いろいろ」あってよいのではないでしょうか。紆余曲折も多いでしょう。人と比べて「遅すぎる」とか「もう無理だ」などと諦めないことです。「人と比べて」ではなく「自分なり」のキャリアを認める価値観を持てばいいのです。」のくだりに勇気づけられました。ありがとうございます。
あとは、もう少し全体的に掘り下げてくれたらと思います。
あとは、もう少し全体的に掘り下げてくれたらと思います。
2017年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
おもしろ楽しく読ませていただきました。
著者自身のハイスペック経験と、実際のハイスペック女子達との面談から上手にまとめられていると思います。決して暗すぎず、タイトルほど不真面目過ぎず、ハイスペックな女子にぜひオススメの1冊です。
ついつい誰とでも競争してしまう(比べてしまう)ハイスペック女子だからこそ、パートナーとなる男性には、自分が比較対象としないくらい高(または低)スペック男子を求めるべきとか、全く違う分野や年齢の離れた相手がいいとか、たくさんアドバイスはあると思いますので、それがあったら、知りたかったです。
きっと次作は、「ハイスペック女子への処方箋」と称して、実際、どのようにしたハイスペック女子はうまくいったかなどの、ハイスペック女子の成功例などについても、たくさん事例を教えていただけると信じています。そうすれば、世の中のハイスペック女子達の応援本になると思います。期待しています!
著者自身のハイスペック経験と、実際のハイスペック女子達との面談から上手にまとめられていると思います。決して暗すぎず、タイトルほど不真面目過ぎず、ハイスペックな女子にぜひオススメの1冊です。
ついつい誰とでも競争してしまう(比べてしまう)ハイスペック女子だからこそ、パートナーとなる男性には、自分が比較対象としないくらい高(または低)スペック男子を求めるべきとか、全く違う分野や年齢の離れた相手がいいとか、たくさんアドバイスはあると思いますので、それがあったら、知りたかったです。
きっと次作は、「ハイスペック女子への処方箋」と称して、実際、どのようにしたハイスペック女子はうまくいったかなどの、ハイスペック女子の成功例などについても、たくさん事例を教えていただけると信じています。そうすれば、世の中のハイスペック女子達の応援本になると思います。期待しています!
2017年12月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
身近にいるハイスペック女子の内面について、考えることができた。
2018年1月11日に日本でレビュー済み
精神医学も一応は科学の一分野なので、客観的事実の蓄積から推論したり、自説を補強するのに論文を引用したりしてもいいはずだが、全くない。自説を裏付ける例として、人伝手に聞いたという真偽不明な話ばかり出てくる。
ジェンダー・ギャップ指数で日本は世界の下位に位置すると責めるが、大まかな計算方法すら書かなければ、そもそも何を表すものかわからんだろう。
また東大が女子学生限定で家賃補助を開始した理由は、女子の一流大学に進むモチベーションが低いからではなく、優秀な女子高生を他の国公立医学部に奪われていることへの焦りが理由だ。ちょっと調べればわかることだが。
あくまで思い込みの強い人が延々と自説を語るような調子でページが続く。
職場の男女間の不平等は許さないが、デート代割り勘は反対だし、家計の完全折半も嫌だそうだが、矛盾してると気づかないのだろうか。
全体の口調は丁寧だが、主張の一貫性のなさ、具体的な根拠の乏しさから、週刊現代か夕刊フジを読んでいるような気分になる。少なくとも週刊文春や新潮には劣る。
また周囲に優秀で金持ちな人が多く、自身も優秀な頭脳を持つ医師であると思いこんでいるようで、さりげなくマウンティングしているように感じる。自己顕示欲強い。
ググって出てくる著者のお写真拝見する限りでは、容姿にもめちゃくちゃ自信ありそう。
一流ブランド大学出たハイスペック女子が書いた本の割には感情論でしか話が進まない。
図書館で借りたのでお金はかかってないが、読んだ時間がもったいない。
ジェンダー・ギャップ指数で日本は世界の下位に位置すると責めるが、大まかな計算方法すら書かなければ、そもそも何を表すものかわからんだろう。
また東大が女子学生限定で家賃補助を開始した理由は、女子の一流大学に進むモチベーションが低いからではなく、優秀な女子高生を他の国公立医学部に奪われていることへの焦りが理由だ。ちょっと調べればわかることだが。
あくまで思い込みの強い人が延々と自説を語るような調子でページが続く。
職場の男女間の不平等は許さないが、デート代割り勘は反対だし、家計の完全折半も嫌だそうだが、矛盾してると気づかないのだろうか。
全体の口調は丁寧だが、主張の一貫性のなさ、具体的な根拠の乏しさから、週刊現代か夕刊フジを読んでいるような気分になる。少なくとも週刊文春や新潮には劣る。
また周囲に優秀で金持ちな人が多く、自身も優秀な頭脳を持つ医師であると思いこんでいるようで、さりげなくマウンティングしているように感じる。自己顕示欲強い。
ググって出てくる著者のお写真拝見する限りでは、容姿にもめちゃくちゃ自信ありそう。
一流ブランド大学出たハイスペック女子が書いた本の割には感情論でしか話が進まない。
図書館で借りたのでお金はかかってないが、読んだ時間がもったいない。
2017年12月17日に日本でレビュー済み
興味本位で購入。このカテゴリーの要件は高学歴、高キャリアの女性だろうと思っていたが、高ルックスも入るとの事、当然明記されてはいないが、結果高収入も必須と思われる。全編そうだろうなと思える内容が多く新味なく、憂鬱を解決できそうな助言もない。また、明らかにこのカテゴリーに属す聡明な筆者が意識して書いたとは思わないが自慢に感じる内容、例えば、留学先のフランスので出産子育て、友人のフランス人男性が主夫、帰国後の幼稚園お受験は地方公務員では無理だから独立、(外資系企業に対し)中途半端にハイスペック女子がふえつつある日本企業等々、全編にちりばめられていて、段々読むのが億劫になってくる。英語を話せる子供、米国永住権をもつ子供がほしい、の話題となるとさすがにね。ロースペック女子、普通の男子は、もっともっと切実な悩みで憂鬱になってるよ、とイヤミを言いたくなる。
本書の主人公、聡明なハイスペック女子は本書にある内容は先刻承知と思うし、一般人が読むとイヤミに感じる内容豊富となると、誰を読者に想定したのだろうか。そうか、私の様に興味本位の怖い物見たさの俗人か、と納得の一冊。
本書の主人公、聡明なハイスペック女子は本書にある内容は先刻承知と思うし、一般人が読むとイヤミに感じる内容豊富となると、誰を読者に想定したのだろうか。そうか、私の様に興味本位の怖い物見たさの俗人か、と納得の一冊。
2017年2月12日に日本でレビュー済み
著者は、これまで数千人の女性のクライアントに対応してきた産業メンタルヘルスの専門医。フランスで修士号を取った際に出産を経験しているので、日本との違いも考察している。本書の考察の中心は、ビジネスエリートとして自分のキャリアを積もうとするハイスペック女子(レベルの高い大学を卒業している高学歴女子)で、彼女たちがさまざまなジェンダーバイアスに直面している様子がよく分る。評者の妹も、東大を優秀な成績で卒業して一流企業に就職したが、夫がキャリア官僚で転勤が多かったために、専業主婦になった経緯があるので、本書の多くの事例は胸が痛む。女子の大学進学率が上がったのに、企業における女性管理職の割合は、諸外国に比べて極端に低く、2016年のジェンダーギャップ指数では、経済分野の指数は、144か国中の118位である。本書を読むと、ハイスペック女子は、結婚までは何の問題もないが(ハイスペック女子は「もてない」というのは嘘であることがよく分る)、出産と育児に関しては大きなハンディを負っていることが分かる。その理由の一つは、ハイスペック女子は夫もハイスペック男子であることが多いからで、ハイスペック男子は転勤も多いし、その母親が専業主婦だった割合が高く、姑は息子の嫁が仕事を続けることを喜ばないという「圧力」が強いのだ。シンガポールなどと比較しても、日本企業の子育て社員支援の制度は、まだまだ貧しい。男性も含めて、労働時間の極端な長さが、仕事と育児の両立を困難にさせ、ジェンダーギャップをさらに拡大させている。本書は貴重な事例が多いが、男性クライアントの事例があれば、さらによかったと思う。産業メンタルヘルス専門医である著者は男性も診ているはずなので、詳細な比較があれば、ジェンダーバイアスのあり方がさらに掘り下げられたと思われる。
2017年7月29日に日本でレビュー済み
医師だから仕方がないのだろうと思うのだが、憂鬱の原因をもっと掘り下げて欲しかった。
せっかく、いろいろな事例見てきてるのだから、ミシジニーとかに踏み込めたのに、おしい。
せっかく、いろいろな事例見てきてるのだから、ミシジニーとかに踏み込めたのに、おしい。