(パ・リーグ、ソフトバンク4-5楽天、12回戦、楽天7勝5敗、11日、ヤフオクD)前半戦の天王山となる2連戦は楽天が先勝した。序盤に4点のビハインドを背負ったが、ソフトバンクの救援陣を攻略し、前半戦終了まで1試合を残して首位ターンを決めた。
ソフトバンクは序盤から小刻みに加点し主導権を握った。楽天の先発は則本。一回一死一、二塁から4番・内川が左翼線に適時二塁打。二回には上林が5月30日以来となる9号2ランを放ち追加点を挙げた。三回にも一死満塁から中村晃が中犠飛を放ち、4-0とした。
楽天打線はソフトバンク先発の石川に五回まで1安打無得点に抑えられていたが、六回先頭のペゲーロの19号ソロが反撃ののろし。七回に一死一、二塁の好機を作ると、ペゲーロの一塁へのゴロを内川がベースカバーに入った3番手・嘉弥真へ悪送球(記録は内野安打)。この間に二走が生還し2点差とした。二死後にウィーラーが5番手・岩崎から左前に2点打を放ち試合を振り出しに戻した。
同点で迎えた九回、楽天は二死一、二塁と得点機を迎える。打席に入った銀次はソフトバンクの守護神・サファテが投じたストレートを振り抜くと、打球は一、二塁間を破り、楽天は勝ち越しに成功。その裏は抑えの松井裕が2走者を出しながら無得点に抑えた。