Democratic Luxury: 19 Travel

世界遺産で遭遇する究極のサファリ──死ぬまでに見ておきたい野生の動物たち

デザインとテクノロジーと多様な価値観の発展によって、かならずしも高価であるとはかぎらないラグジュアリーが出現している。デモクラティック・ラグジュアリーは、ラグジュアリーの概念を変えるひとつの革命なのである。 デザインとテクノロジーと多様な価値観の発展によって、かならずしも高価であるとはかぎらないラグジュアリーが出現している。
世界遺産で遭遇する究極のサファリ──野生の動物たち

デザインとテクノロジーと多様な価値観の発展によって、かならずしも高価であるとはかぎらないラグジュアリーが出現している。デモクラティック・ラグジュアリーは、ラグジュアリーの概念を変えるひとつの革命なのである。

Democratic Luxury
特集:みんなのラグジュアリー ──塩むすびから街ばき乗馬ブーツまで

『GQ JAPAN』編集部が22の「デモ・ラグ」快楽を提示する。
Photo: Frans Lasting (Main Visual), Barcroft Media / AFLO,
Album / AFLO, Barcroft Media / AFLO, Imaginechina / AFLO

命の輝きの美しさを知る

タンザニアの大地では、シマウマ、ヌー、ガゼルなど130万頭もの野生動物が2000kmに連なって移動する圧巻の風景を楽しめる。この大移動はセレンゲティ国立公園北部では8月にピークを迎え、動物たちが助走をつけて川縁からジャンプし、反対側の岸に必死にしがみついて這い上がろうとする光景を見ることができるだろう。多くの動物はここで脱落し、川に落ちてワニに食べられたり、濁流にのみ込まれたりしてしまう。そんな光景をじっと見つめていると、同じようにその様子を見ているライオンやチーターの姿に気づく。時に残酷で、情け容赦のない自然。しかし、だからこそ、この大移動では命の輝きの美しさを知ることができる。7〜8月にマラ川付近、2〜3月にセレンゲティ国立公園南部を訪れてみたい。

予算 :約¥400,000〜
感動度 :★★★★★★★★★
お洒落度:★★★★
レア度 :★★★★★★★★

そのほかの野生動物に会える場所

マダガスカルで求愛!?

約70種のキツネザルを大切な人と見に行きたい。4〜5月なら求愛行動に遭遇できるから、人間同士の距離も縮むだろう。ビーチや洞窟が敷地内にあるアンジャジャヴィ・ホテルはデモ・ラグな宿。ここで自然探索ツアーに申し込もう。

『愛は霧のかなたに』を体験

ルワンダでヴィルンガの山々を歩いていくと、マウンテンゴリラと顔を合わせることがある。気分は映画『愛は霧のかなたに』のシガニー・ウィーバー。マウンテンゴリラ・ビューロッジは自然のど真ん中にあり、火山の美しい景色も見られる。

キリンのEXILE

ケニアではキャンプをしながら、キリンや象、ライオンを見てみよう。1920年代スタイルのオートキャンプがオススメだ。昼は車に乗ってサバンナを駆け、夜はテントで眠る滞在型の体験で、動物たちの滑稽な瞬間を目撃できるかも。

子どもパンダと、はいチーズ!

約106頭のジャイアントパンダが暮らす中国の成都パンダ繁育研究基地。ここでは子どものパンダと一緒に写真を撮ることもできる。2000人民元(約3万5000円)もかかるが、研究のために使われるというから惜しくはない。

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