日本人のアプリ所持数は世界一、1人あたり平均100本以上をインストール──App Annie調査

アプリ市場データを提供するApp Annieは、ユーザーのアプリ利用時間や所持数を国別に分析した調査レポートを公開。1人あたりのアプリ所持数は、日本人が世界で最も多いことがわかりました。

世界10カ国を対象におこなった同調査では、日本のユーザーのスマホには平均して100本以上ものアプリがインストールされており、世界第1位という結果でした。

また1カ月あたり・1日あたりのアプリ利用でみると、ブラジル、インド、中国が上位を占めており、日本はアプリ所持数は多いものの、1カ月の利用本数は8位、1日の利用本数は5位と平均的な順位になっています。App Annieでは、日本のユーザーは様々なアプリをインストールし、その中から必要なものを数本ずつ毎月利用するという特性が垣間見れるとしています。

1日あたりのアプリ利用時間は、2015年から2017年にかけて増加傾向で、日本のユーザーでは2017年に約3時間近くまで達しています(Androidユーザーのみのデータ)。新興国の利用時間の半分以上は「ソーシャル」「通信」カテゴリーが占める一方で、日本や韓国では利用時間の25%を「ゲーム」が占めることが明らかになっています。

ゲームをプレイする時間は日本と韓国のユーザーが群を抜いており、1日あたり1時間を超えています。アプリストアの収益全体に占めるゲームの割合は約75%と非常に高く、世界的にもプレイ時間が増えていることから、今後も引き続きゲームがパブリッシャーに大きなビジネスチャンスをもたらすとみられています。