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あの厳しさがあったから、いまがある。元宝塚トップスター水夏希さんのこだわりある生き方

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あの厳しさがあったから、いまがある。元宝塚トップスター水夏希さんのこだわりある生き方

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清く正しく美しく。100余年の伝統を守りながら革新を続ける宝塚歌劇団で、トップスターを務められるのはほんのひと握り。

そんな宝塚で初めて、5組(花・月・雪・星・宙)すべてに出演初の天覧公演で主役を務めるなどの歴史をつくったのが、2010年まで雪組でトップスターを務めた水夏希さんです

退団後のいまもなお、舞台で人々を魅了してやまない水夏希さんの成功と、その裏にあった葛藤とは――。これまでのキャリアとともに、そのこだわりある生き方に迫ります。

宝塚の厳しさがあったから、いまの私がある

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水夏希さんが宝塚に入団したのは1993年。タカラジェンヌには、幼少からバレエなどのレッスンを始め、中学校を卒業してすぐに宝塚音楽学校を受験する人も少なくありません。しかし水さんがバレエを始めたのは高校2年生のとき。いわば"遅咲き"でした。

「バレエや日舞は日々の積み重ねが勝負なので、やはり出遅れているという実感はありました。付け焼刃では追いつかないので、レッスンにはかなりの時間を費やしました」

努力の甲斐あって、入団3年目にして新人公演の主役を任されるまでに。新人公演とは、入団7年目までの若手によって行われる公演で、3年目で主役に抜擢されることは異例。

右も左もわからない私をときに叱咤しながらも、励ましてくれたのが先輩の天海祐希さんでした。天海さんは入団から10か月という異例中の異例の速さで新人公演の主役でしたから、本当にご苦労が多かったのではないかなと。つきっきりで手取り足取り、なんでも先回りして教えてくれました。私の舞台の基礎は天海さんがつくってくださったと感謝しています

華々しくも厳しい宝塚という世界で、心が折れそうになる瞬間はなかったのでしょうか。

「宝塚音楽学校の規則は厳しかったですね。窓の桟は絵筆で掃除しますし、制服のベルト位置や上級生へのあいさつの仕方も決まっていますでもそれは、すべて舞台での成功につながる規則。舞台で台詞も姿勢も振付もみんながきちんと揃い、宝塚の美しい世界をお客様にお見せするための基礎。あの厳しさのおかげで、いまの自分があると思っています」

トップ任命と同時に考えたのは"引退"

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水さんが雪組トップスターに就任したのは、入団から14年が経った2007年のこと。意外にも、就任を告げられたあと真っ先に考えたことは「宝塚を退団する時期」だったといいます。

「長くいられるポジションではありません。体力的な厳しさもありますし、下も育てなければいけませんから。自分が納得する舞台はあと何作できるかなと考えましたね」

雪組の70~80人を率いるトップとして目指したのは、みんなが「平等」であること。上級生も下級生も一個人として、それぞれの立場ではどう思うか、意見を聞くことを心がけたといいます。

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"あなたが大事"と伝えたかったんです。一人ひとりが輝けば、トップも輝き、結果として組が輝く。それがお客様の喜びにつながる。だからあなたを必要としている。そのためには、私は何があっても絶対にあなたの手を放さない、ってみんなに対して思っていました」

聞いていて胸が熱くなるような水さんの言葉に、舞台を観に来てくださるお客様への、そして宝塚への深い愛情を感じずにはいられません。

「組は違っても、つくづく宝塚はひとつだなと思いますね。みんな宝塚が大好きで、お客様が何を求めているかを知っている。ひとつの思想を掲げて100年以上の伝統と歴史を背負って、新しいものを取り入れながら、お客様と一緒に歩んでいくという絶対的な価値観があります。宝塚はひとつ。それは退団後に外の世界を知って、より強くなった思いです」

「あきらめない」というこだわり

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宝塚現役時代から、いまも変わらず水さんが貫いている思いは「あきらめない」ということ。

「一度きりの人生で、"あのときこうしておけばよかった"と後悔するのだけはイヤなんです。もちろん後悔はいままでに何度も経験していますが、後悔を後悔で終わらせず、反省と検証と分析をして必ずプラスにするということをずっと実践してきました。だから、"あのころに戻りたい"とは思わないし、いまの自分が一番と言いきれます」

とはいえ、退団後は自分を見失う時期もあったそう。

「男役もゼロからスタートし、トップまでさせていただいた。だから、努力すれば何でもできると自負していたんですでも、どんなにがんばってもできないことがあるんだと愕然としましたね。プライベートでは女性である自分に戸惑い、自分らしさまで見失ったこともあります。私生活でも2年間はパンツしか履きませんでした。スカートだと足のさばき方がわからないし、スースーするし(笑)」

宝塚時代は、トップの決断として「必ず」「絶対」「ねばならない」という厳しい選択肢しかない世界を生きていた水さん。最近は、"ま、いっか"と自分を許せるようになってきたといいます。

「ほどよいゆるさの中から、自分なりの女性らしさが出てくるかもしれないし、思考や行動、人間関係に弾力も生まれるかもしれない。自分の生き方が好きで、いつもイキイキしているような女性になりたいですね

水夏希さんが追求する美しさ

いつまでも美しくあり続けるための美容法も気になるところ。ちなみに、水さんが大の美容マニアであることはファンの間では有名です。

宝塚は、現実ではありえない美しさを追求する世界だから美しさに対する欲求はいまでも人一倍あると思います。現役のころは、舞台メイクで肌を酷使しても、トップにいるという意識と若さが支えてくれたと思います。でも、年齢はあらがえないのだから、だったらその年齢なりの美しさを追い求めていきたいですね」

やればやっただけ肌は応えてくれる、それが楽しい

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宝塚退団から6年半が経ち、「女性としての人生も、まだ6年半だから」とおどける水さん。

「なりたい自分になろうとがんばれば、いくらでも理想に近づけると思っているんです。やればやっただけ肌が応えてくれますから、スキンケアは楽しいですね。もし50代60代になって、シワやシミができても、それが私の生きてきた重みや経験を代弁して違った意味の魅力になればいいし、そう受け入れられるように柔軟でいたいと思っています」

そんな水さんのお気に入りが「雪肌精 MYV(みやび)」。世界的なロングセラーブランド雪肌精の最高級ラインで、「日本独自の奥ゆかしさと上品さを、外見からも内面からも叶えるラインでありたい」という思いが「雅(MYV)」という名前に込められています。

内側から輝くような発光透明感をコンセプトに、「熟成ハトムギ(薏苡仁)エキス」「キンオウシ(金桜子)エキス」「キンセンカ(金盞花)エキス」といった、うるおいに満ちた和漢植物エキスをぜいたくに配合(※)。和漢植物の可能性を最大限に引き出す先進の処方設計を施しています。

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左から:雪肌精 MYV フェイシャル マッサージ クリーム 100g 7,000円。同 トリートメント クレンジング クリーム 130g 5,000円。同 トリートメント ウォッシュ 200ml 5,000円。同 コンセントレート ローション 200ml 10,000円。同 コンセントレート クリーム 50g 20,000円。同 コンセントレート オイル 40ml 10,000円。同 コンセントレート アイ クリーム 20g 12,000円(すべて編集部調べ)。

「洗顔料はクリームみたいにきめ細やかな泡が立つので気持ちがよくて好きですし、オイルは伸びがいいのでデコルテまでマッサージしています。クリームは大げさではなく"肌にぐんぐんなじんでいく"とイメージできるぐらい、肌なじみがいいですね」

「引き算の美学」を体現すべく、シンプルながら高級感を持たせたパッケージデザインは、槌目(つちめ)模様がやわらかな透明感の奥深くでひらひらと舞う雪を表現。雪組出身の水さんは、このパッケージデザインもお気に入り。

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雪肌精 MYV コンセントレート クリーム 50g 20,000円(編集部調べ)

明るく気持ちのいいおおらかさを持ちながら、ときに厳しく、しなやかに歩み続ける水夏希さんに凛とした美しさを感じました。

しっとり潤って透明感のある水さんの肌は、美しくありたいと願う気持ちと日々のお手入れのたまもの。「女性でいるって楽しい」と笑顔を見せながら語ってくれた水さんは、雪肌精 MYVが理想とする女性像そのままの人でした。

一部商品を除く。※熟成ハトムギ(薏苡仁)エキスはハトムギ種子エキス、トウキ(当帰)エキストウキ根エキス、メロスリア(白蘞)エキスメロスリア根エキス、キンオウシ(金桜子)エキスはナニワイバラ果実エキス、キンセンカ(金盞花)エキスはトウキンセンカ花エキスです。

雪肌精 MYV

20170426_sekkiseiMYV_prof.jpg水夏希(みず・なつき)さん

1993年に宝塚歌劇団に入団。入団3年目にして新人公演の主役に抜擢される。宝塚の代表作『ベルサイユのばら』でオスカル、アンドレなど主要人物4役を演じ、宝塚で唯一5組(花・月・雪・星・宙)すべてに出演。2007年にトップ就任後は『エリザベート』などさまざまな役をこなし、宝塚初の天覧公演の主役を務めた。同年、世界陸上開会式を機に雪組の男役5人で結成した「AQUA5」も話題に。2010年に宝塚を退団。2013年にはSHOW『Beyond the Door』で初めて構成・演出に挑戦。現在は舞台を中心に活動の幅を広げている。公式サイト

撮影/網中健太 スタイリング/地曳いく子 ヘアメイク/山下由花 取材・文/大森りえ

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